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当面こねこブログの様相。

アグネスタキオンの訃報に、静かに衝撃を受けてます。ショックだ。

ちょっと前に本屋で立ち読みしたサラブレだかなんだかに書かれてあった記事を読んでへーと思ったばかりだった。

タキオンは去年のリーディングサイアーなんだけど、今年トップを走っているのはマンハッタンカフェ。それにダンスインザダークやスペシャルウィークが好調なうえ、牡馬クラシックを勝ったのは2頭ともネオユニヴァース産駒だったりして、今年はタキオンの長所である素軽さ、軽快なスピード感が同じSSの長距離砲たちにおされ気味、というような記事だった。

私はその「長距離砲」という言葉にぞくぞくして、嬉しくなっていたのだけれど……。

タキオンで思い出すレースっていうと、皐月賞よりも、ラジオたんぱ杯かなー。



実は特別タキオンファンというわけではなく、とくに思い入れがあるわけでもないので、テレビでライブで見てはいたのですけど、以来、初めて見た。クロフネとジャンポケがあんなにあっけなく後塵をはいしているだなんて。ダービーはともかく、のちのJC馬とJCD馬ですからねえ。

それにしても強い。

神様みたいだと思った現役競走馬は彼が初めてだったなあ…。このレースでそう思ったんでした。まだ世界の何も知らず、競馬のつらいことも苦しいことも何ひとつ経験しないで、もう、そういう場所にいる、という意味での、神様。

震えた。

でもそのあと、春になって休み明けで走った彼を見たとき、なんかもう変わってしまっていたんです。馬になっちゃってた。競馬の馬に。あれーと思って、そう思ったときになんか書いたなあ、と思ったので、大昔にやってたサイトのログをさらってきました。2001年の弥生賞後に書いたものです。以下。

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 弥生賞を見た。
 とりあえず、タキオンがどういう勝ち方をするんだろう?と思いながら見た。
 今日は午前中から雨で、午後2時くらいにはやんだようだが、馬場は不良。良馬場で見たかったけれど、これでタキオンがダメだとは全然思わなかった。もう、ラジオたんぱ杯を見てからずっとダービー馬だと思っているし、その後の3歳の重賞を見ていても、その気持ちは全然揺らがなかったし。まあ、そういう人、たくさんいると思うけど。
 
 今日はじめてパドックをじっくり見たんだけど、ちょっと衝撃だった。どこがどういいとか、私には良くわからないんだけど、ただね、パドック見るだけで泣けてくる馬なんて初めてだった。ものすごくきれいなものを見たときの衝撃なんだと思うんだけど。いや、びっくりしました。こんなのはホント初めてで、私もどうかしていると思いながら。逆にレースではモノが違うって勝ち方で、泣くようなことにはならなかったから。普段は圧倒的にレースで泣くことが多いですからね。

 わからないなりに感想などのべてみると、お母さんの美しさをものすごく受け継いでいるなと思った。馬体は似ている感じがした。とにかく、完璧だと思った。パドックを歩く姿にも走るフォームにも全然力みが感じられなくて、すごく心が落ち着いている、きれいな子。賢いし、なんというか、わかりませんがとにかくスゴイ馬だと思う。

 3冠も、全然夢ではないと思う。しかも、無敗の三冠馬。ダービーはなんとか見に行きたいと思う。絶対見たい。見ないと後悔することになると思う。

 とにかく、怪我だけは気をつけて。頑張ってください。

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馬になっちゃった、と思ったのはこのときだったか皐月賞だったか定かでは無いんだけど。もしかしたら皐月賞のときだったかな。
皐月賞を勝ったあと、結局怪我で引退して、3冠どころかダービーのスタートに立つこともできなかった彼でした。社台で、二回ほどお会いできたんだったな、そういえば。現役の頃会ってみたかったです。

種牡馬としてはいい子たくさんいるけど、なんといってもダイワスカーレットかなあ。やっぱり。素晴らしい子を出してくれたですね。なんて宝物を失ってしまったんだろうと思う。胸の中がなんだか、じんわり重苦しいです。



馬が死ぬと、夢が消えちゃうという感じが強くて、すごく寂しい。別の夢はちゃんと生きているんだけど、確実に、何かは消えてしまうんだ。夢のかたちが具体的に想像できるからかしらねー。



ご冥福をお祈りします。