基本的に食べものに興味がありませんが たまには食べものの話をします | 縛りの日々 創刊号

縛りの日々 創刊号

「生」存「活」動について

なるべく毎回作ったもの記録を載せるというゆるい縛りあり

わたしはチーズが好きではない
チーズ味のお菓子もだ

発酵食品としての匂いがどうも とかいう訳ではなく 薄味好きのわたしにとって単純にしょっぱすぎる食べものだからだ

どうしてもというほどではないので チーズの乗ったピザくらいはまぁ食べる
生地は好きなので
粉ものの皮は全般的においしい
クレープ・たいやき・今川焼き・中華まんなどの皮も

チーズケーキはレアでもベイクドでもおいしく食べられる

唯一さけるチーズは1年に一回くらい食べるとおいしい
でも先月あたり食べた際はおいしくなかった

また 麺は太ければ太いほどおいしいのでうどんやきしめんが好きなのだが
スパゲティは細いのであまりおいしいものだと思っていない
トマトソースもミートソースもカルボナーラソースも別においしくない

しかしスパゲティはご飯を作る時間が限られているときに便利なので常備しておく場合は高いけれど太いフェットチーネとかを買う


ところで
家から車で7、8分くらいの場所にあるファミリーレストランの馬車道が大好きで母とよく行ったものである

大正浪漫時代の横浜・馬車道がテーマで 壁や床やソファに濃い茶色の木が多く使われていて 照明が暗く 各テーブルにろうそくのランプが置かれていて 女中さんが白と紫の矢柄のはいからさんスタイルをして編み上げショートブーツを履き頭に大きなリボンを付けている
壁には古い時計や鹿鳴館ダンスパーティーの絵などがかけられ メニューはスパゲティを主にしており「横浜開港スパゲティ」「黒船来航スパゲティ」などがあった
パフェもケーキもデザートピザもあり レジ横のガラスケースに並んでいるケーキはお持ち帰りもできた
しかもあまり虐げられている感のない喫煙席が母には嬉しいし いつもすいているのがわたしには嬉しかった
またわたしは島田荘司のミステリ「御手洗潔」シリーズ(探偵事務所が横浜の馬車道にある設定)にハマったのでなんとなくウキウキした
ドリンクバーがなかったが「山ぶどうジュース」か「桃の香りのアイスティー」が気に入っていていつも飲んでいた

ある日ドリンクバーができて ジュースの種類が減ることはなかったし コーヒーだけでなく抹茶オレやココアも飲めたので喜んだ

メニューからデザートピザと黒船来航スパゲティは早々になくなっていたが確かに注文される頻度は低そうであったので仕方がない
ちなみにピザは焼いた薄めの生地におそらく後からバニラアイス アーモンドスライス バナナ チョコレートソース 粉糖を乗せるもので 手や口の周りが汚れて食べづらいが大変おいしかった
そうだ家で作ればいいのだ
黒船~はイカ墨ソースで 名が体を見事に表していて面白いのだが生臭さもあって具も少なく飽きるし お歯黒になる

しかし次にサラダバーとデザートバイキングができると
パフェやケーキはメニューから消えて 極小のケーキやカップのデザートを3つ選んで持ってくる形式になった
照明も劇的に明るくなってしまい我々の愛した落ち着いた雰囲気は完全に失われた
そのような状態に変わってから2、3度行ってみたがどうにもならない失望感が残るのみであったので我々は決心し 在りし日の素晴らしい馬車道の記憶だけを胸におさめ 二度と訪れないことを誓い合ったのである

話がそれたが
ある日その馬車道で生パスタを食べた
太く平たい麺はもちもちしていて大変おいしかった
しかしやはりほどなくして生パスタもメニューから消えてしまったため

我々は生パスタを求めてイタリアン系ファミリーレストランのジョリーパスタをひいきにした
ジョリーパスタの生パスタはあまり太くも平たくもなかったがやはりもちもちしておいしい
だが我々の足が届く範囲内では生パスタを扱っていない店舗の方が多いようだ
しかもその扱っている店舗に最近行っていないのでそこでさえもうやっていないかも知れない

しかしだ
ある日私は「ピッツァマルゲリータ」を頼んだ
いつもなら「やっぱりチーズ超しょっぱくてまずい ママにあげる」となるところだが チーズがしょっぱくなかった ほとんど味がないと言ってもいい それが大変おいしい
焼きたての状態でもあまりとろけた感じではなく 伸びるが固く弾力がある 冷えるに従って伸びなくなっていき 食感もどんどん変わっていく 味のなくなったガムみたいだがそれはそれでおいしい
メニューにはモッツァレラチーズ使用と書いてあった
モッツァレラチーズはわたしでもおいしく食べられるらしい

その後モッツァレラチーズ使用と書いてあるピザを色々な所で何度か食べてみたが 具が乗せてあるものはやっぱり味付けがしょっぱくていまいちだ
マルゲリータが一番いいが それでもジョリーパスタのゴムみたいな味がなくておいしいモッツァレラチーズが使われたピザは他にはなかった

まぁジョリーパスタのマルゲリータは\400代なので 食べたくなったらジョリーパスタに行けばいい話である

スーパーに丸くて白いモッツァレラチーズが売っているので買ってきて食べてみたりもする
パッケージの写真ではスライスしてトマトと一緒に並べ ゆでたまごを刻んで振りかけているので その通りにして クレイジーソルトの類似品と乾燥バジルをかけて食べている
溶けていないモッツァレラチーズもなかなかおいしい
でも最近\20値上げされてしまったので また安くなったら買って 今度は加熱調理してみようと思っていたのだが
おととい ピザ用チーズのコーナーに モッツァレラチーズと書いてあるものを発見した
小さな短冊型にパラパラと切って袋に詰めてあるあれである
モッツァレラチーズがこんな形に刻まれてもなお あの弾力等を保っているかははなはだ怪しいとは思ったが 少々安かったので取り合えず買ってみた
ピザ用ソースと できてるピザ生地も一緒にである
生地は薄いローマ風と厚いナポリ風があった
ジョリーパスタのマルゲリータはローマ風だが いまハマっている大河原遁著のマンガ「王様の仕立て屋」はナポリが舞台で ナポリのピザ屋さんでモッツァレラチーズのピザをおいしいおいしいと言ってみんなで食べているシーンが度々出てくるので ナポリ風を買ってみた
そして昨日勢い勇んで家で焼いてみたがモッツァレラチーズが全然違った
溶けると柔らかすぎて弾力が全然なかった
冷えても一緒だった
生地はおいしかったが

ジョリーパスタの安いマルゲリータには決して高いモッツァレラチーズが使われているわけではないと思うのだけれども
べつに水牛がどうの とかでもないと思うし

また今度やっぱり丸いモッツァレラチーズを加熱してみよう