郵便受けに、何やら見慣れない内容のチラシがポスティングされていた。
売不動産の資料をご自分のデジタルカメラで撮影し、当社に
メールで送っていただくお仕事です!」とある。
ぱっと見て、思った。それって何か、怪しくない?
けれど、アルバイト代は諸経費込みで一回700円。
怪しい仕事にしては、高くない。っていうか、ずいぶん安い。
毎回裁判所に通って、一回10枚くらい撮影して(携帯は不可)、
家に帰ってそれをメール添付で送信する、という作業の
手間ひまを考えたら、安すぎかもしれない。
いったい、これはどういう仕事なんだろう。
「地方裁判所 競売 不動産」と入れてweb検索してみた。
すると、全国の競売不動産の情報を検索できるサイトが、いくつもあることがわかった。
物件の情報だけでなく、競売の入札状況も閲覧できる。しかも、誰でも無料で見ることができる。
どうやら、無料で公開する情報だから、実際のデータを収集する仕事も安く外注、っていうことらしい。
チラシにある、平日毎日仕事、っていうのも、最新の入札状況を入手するためなんだろう。
不動産は手続き関係がメンドウだから、入札の代行や落札後の諸手続き代行で、利益を上げるんだと思う。
たぶん。
偶然手にした、ちょっと怪しそうな一枚のチラシが、こんな知らない世界につながっているなんて……
世の中って、面白い。
