インド・ムンバイの同時テロ事件。


インドではここ半年ほど同様のテロが続いていて、「次はムンバイだ」と言われていた。

だから、「とうとうきたか」と思った…けれど、予想外だったのは夫のコメント↓。


「あれって、ムスリム過激派のせい?」

「犯行声明は出てるようだけど、その、ムスリム=過激派っていう思い込みはやめてよね」


インドではムスリムは少数派だ。多数派のヒンドゥー教徒に(表向きは平等ながら)異教徒

として微妙に圧迫されている立場にある。だからこそ一部過激派が活動しているわけだけど、

大多数の一般のインド人は、宗教が違っても平和に共存して生活しているのも、また事実。


「ヒンドゥー教徒にも過激派はいるの?」

「いる」例えばスリランカでは、ヒンドゥー過激派の活動が盛んだ。「仏教徒にもキリスト教徒

にもいる。大体さ、どこにでも過激な集団っているものじゃないの。」日本にだっていたんだ

からね、オウム真理教っていうれっきとした宗教テロ組織が。

「ふ~ん」


「ふ~ん、じゃないよ。東南アジアで暮らした時に、実際にムスリムやヒンドゥーの人たちが

いたでしょう? 普段は穏やかでごく普通の人たちだったじゃない」

「う~ん」

「報道されるのが過激派ばかりなのは、ニュースになるような事件起こすからだよ。一般の

人たちは、どんな宗教でもそうだと思うけど、別にもめごとなんか起こしたくないと思ってるよ」


「夫、いつもインド映画見てるけど、あれにはムスリム過激派は出てきても、ヒンドゥー過激派

は全然出てこないの、気がついてる?」

「あ…!」

インドはパキスタン(隣のムスリム国)と小競り合いが絶えない。映画にもやはりそのへんが

影響していて、(映画は国による検閲を受ける)内容にはどうしても多少の偏りが見える。


「ニュースや映画で見たり聞いたりすることに、簡単に惑わされないように気をつけてね」