職場の方が
高校時代に読んで
印象に残っている本として
薦めてもらったので読みました~!
いやぁ
じっくり誘われたね、この世界に。
出てくる人出てくる人が
みんななんか個性的というか
独特の空気をまとっているんだよ。
一番まとっていないのは
金子かなぁ
いや、心の内は見せないだけで分からないぞ。
でもさ、よく考えると
人間なんて、人なんて
それぞれいろんな想いを抱いているもんなんだよね。
(以下、ネタバレ感想)
なんていうんだろう
話の最後の方で
夏子がリョウヘイに
「リョウヘイ、私みたいな傷物はいや?」って聞くんですね。
そこでさ、全力で否定することもできたんだけど
あえてその扉をノックしないところが
本当にリョウヘイらしいなぁと思った。
と同時に夏子も
リョウヘイがどう返すか分かってるんだよね。
リョウヘイと金子、安西と
もうひとりの名前(結局最後まで読めずに
漢字だけで捉えてた貝谷朝海君ね)
その4人の関係、ほんとにいいんだよね。
中でも私は安西が好きだなぁ。
でもどこかで
死んじゃうんじゃないかって不安がよぎりつつ
読んでたらやっぱり彼は自ら命をたってしまった。
彼が抱えていた恐怖ってのは
想像もできない。
けど恐怖を抱えてたというのは
すごく伝わってきた。
あと
最後に裕子が”リョウヘイを好きだった”
と打ち明ける場面。
過去形なんだか現在進行形なんだか分からないが
あれは”心のどこがでまだ現在進行形”っていう時世だね。
あのカミングアウトはやられたねー!
裕子が誰を好きなのかには関心なかったからなぁー
裕子はどれだけリョウヘイが夏子を思っているか
知っていたからこそ
切ない大学時代をすごしていたんだね。
それでも側にいたいという想い。
切ない。
本の終盤にふさわしい話でした。
名言もいっぱいあったよ。
・泣きたいほど好きなのに
そして357P、(以下引用)
すると夏子が言った。
「りょうへい、私のこと好きやって言うてくれたことがあるわね」
「うん」
「そやのに、どうして強引に自分のものにしようと
せえへんかったの?」
「夏子に惚れ過ぎたからや」
うーん。
まさに青です。
そしてこの本は散るも含まれているのです。
そうだなぁ
大学2、3年くらいのときに読むのが
この本の旬なのではないでしょうか。
この本を読む旬には戻れない今を思いつつ
そんな余韻もまたよし と今宵は眠るのです。