生きてきた人生を一瞬で見ることができる走馬灯
あんなもの見るものじゃないです
全てが止まって見えます
当然、体も動きません
一度目は幼少期に器械体操の鉄棒でプロテクターが切れ、飛んでいった時
二度目はバイク事故で車と衝突した時
嬉しかったこと、悲しかったこと、やり残したこと、全てが一瞬で浮かんできます
それと同時に自分がどんな状態なのかも一瞬でわかります
わかっているにも関わらず体は何の反応もできません
死ぬかもしれないという恐怖と諦めが何分、何十分も続くのです
助かった時には、生きててよかったなんて思いません
死ねばよかったのにとも思いません
助かった時には何も考えられないのです
走馬灯は死なない為のものだと思います
実際死にかけた時に走馬灯は見ませんでした
お陰様で4年以上足を引きずる羽目になりました