菊の被綿(きせわた) | すみれ色の宝箱

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秋の例大祭が行われている杉並区の大宮八幡宮で現在、菊の被綿が展示されています。



私は初めて見たのですが目

菊の被綿というのは、重陽の節句の行事で、その前の夜に、菊の花に花色に染め真綿をおおって、その露や香を移しとり、翌朝その綿で顔や体をぬぐうと不老長寿が保たれるということで、平安時代には盛んにおこなわれていたそうです。

特にこの時代の女性には菊の持つ不老・若返りの効が信じられていたとのことで、紫式部が菊の被綿のことを歌で詠んだりもしているそうです。



白い菊には黄色、黄色い菊には赤、赤い菊には白の綿を覆うそうです。




重陽の節句は過ぎましたが、大宮八幡宮で大祭が終了する23日まで飾られているということです。



なかなか見る機会のないものを見ることができてよかったです(‐^▽^‐)







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