とある休憩室にて☆表現の違い、文化の違い | すみれ色の宝箱

すみれ色の宝箱

綺麗なもの、ロマンティックでかわいいもの、
クラシカルで美しいものが大好き♪
日々の気持ちや出来事を忘れないためにも、記録します。

とある休憩室に貼られていた張り紙を見てちょっとおもしろかったことが( ̄▽+ ̄*)



日本語で、


「休憩室では、みんなが気持ちよく使えるよう、マナーを守るよう、ご協力ください。」


と、よくある感じに書かれていて


その下に中国語でも書かれていました。

中国語でなんて言うのかなあ、と思って見てみたら、


「休憩するとき、休憩室の中では大声で喋らないでください」と書かれておりました、(全然訳じゃない、笑)





日本語の下に外国語が書かれている時、通常は日本語そのままの訳が書かれていると思いますが

中国語で書かれていたのは、全く違いました( ̄▽+ ̄*)

より具体的であります( ̄▽+ ̄*)



でも、これ重要。

というかたぶん、この日本語見てこんなんじゃさっぱり意味がわからない、と中国の方が思って、こういうふうに中国語で書いてくれたのではないでしょうか。



みんなが気持ちよく使えるよう、マナーを守って、ってたぶんまず意味が伝わらないと思われます。

抽象的すぎて^^;



これを見て思い出したのが、私が中国に行き来し始めた頃の2011年頃。

今でも頭にくることが山盛りの中国ですが、行き始めたころは、何をするにも頭にきていました。

どうしてそんな態度が悪いの?とか、

どうしてそんなマナーが悪いのか、とかルールを守らないのか、とか、秩序がないのか。などなど。



そういう風に私はイライラいちいちしていたのですが、そういう時に私が言われたことは、

中国にはそもそもマナーという概念がない、

概念がない国の人たちに対して、マナーを守れ、と思う方がおかしい。

そもそもマナーとか、子供のしつけとか、そういうものはない、と。


これを聞いて、目から鱗、というかなるほど~、とすごく納得したのを覚えています。




そう思うと、去年あたりだったと思うけど、中国人が海外へ大勢旅行するようになって、さまざまな国で中国人観光客のマナーの悪さが問題になる中、

中国の国家から国民に対して、外国へ旅行へいく時、マナーを守るように、というお達しが出された時に、随分変わったなあと驚きました。

加えて最近日本のテレビでもやっていましたが、マナーの悪い人を国家が公表するという取り組みがありますよね。


多くの自国民が海外旅行すをるようになって、さすがに今までのように、マナーもへったくれもない、どこへいっても中国流状態ではダメだということで、国がお達しを出したということでしょう。




そんなわけで、みんなが気持ちよく過ごせるよう、マナーを守って、みたいな日本的な表現ではそもそも伝わるわけはなく、

より具体的に、何をしちゃいけない、と書かないと伝わらないわけで、

それが、大声で話しちゃいけない、となるわけね。いい訳だわ、と思ったのでした。









にほんブログ村