ちあきなおみさんに夢中です。

私は、好きになると追求します。

今も、ちあきさんのレコードをかけて、

このブログを認めています。






最近は「円舞曲(ワルツ)」という曲が

気に入ってて、





何度も繰り返し聴いてます。


大人の歌です。







昨夜は「ねえあんた」という曲を歌う

ちあきさんの動画を観ながら、

号泣してました😭

歌詞を、ここに載せておきます。




「ねえあんた」

ねえ あんた なんかとってあげようか

おなか すいてるんじゃないの 飲みはじめたら いつだって

全然ものを たべないんだから

胃腸が弱い男はさ

長生きしないって そう言うよ

ねえ あんた ボタンが一つ とれてるよ

外を歩いて おかしいじゃない

私 針も持てるんだ

こっちへおかし つけてあげるよ

ダラシが無い 男はさ

出世をしないって そう言うよ

ねえ あんた マッチが いっぱい入ってるね

いろんな店へ 行ってるんだね

まわりがみんな さわぐとき

ひとりで寝たりしちゃ いけないよ

やぼで無口な 男はさ

バカにされるって そう言うよ

ほんとだよ

あたし図画が 得意だったの

田舎の町の 展覧会で

賞品もらった こともあるんだ

だから ほら 壁もフスマも

私が選んで 変えたんだ

それだけ 借金かさんだけどね

この天井も 毎日 見てると

いろんな模様に 見えて来るんだ

羊や船や 首かざり

あんたの顔にだって 見えてくるんだ


ねえ あんた なんでそんなに 不機嫌なの

あたし何か 言っちゃったかしら

ほかの何処かの 人みたい

良いことばかり 言えないんだよ

すぐにおこる男はさ

もてないって 本に出てたよ


ねえ あんた 今言ったこと ウソだろう

ゴメンてひとこと 言っておくれよ

こんな処の女にも

言っちゃいけない 言葉があるんだ

そんなこと 言う男はさ

ここじゃ帰れって 言われるよ

やっぱりあたしは ドブ川暮らし

あんたを待ってちゃ いけない女さ

そうなんだろう ねえ あんた…







歌というより、一人芝居を観ているようで、


ちあきさんが、この曲の女性に


見えてくるのです。


ちあきさんは、歌う前に


「幸せとは言えないけど、


無邪気で、あたたかい女性」


と紹介してます。


古賀慎一郎さん


(ちあきさんの最後のマネージャーさん)


の本の中にも、この曲が出てきます。


天井がいろんな模様に見えて来る


というのは、お客に抱かれながら


彼女が毎日見ている


天井なのです。






私は、ずーっと、


このような女性が気になってました。


いろいろな本を読んだり、


私なりに考えていたら、


「ねえあんた」を歌うちあきさんに


辿り着きました。


彼女たちには、狡さがありません。


騙されたり、酷いことをされても


気づかないような所があります。


神様は、全てをご存じで


彼女たちを愛してくださってます。


「フランダースの犬」の最後の場面みたいに、


地上での歩みを終えた時、


神様が、彼女たちを


抱きしめてくれるところを想像します。