深夜の歌舞伎町、小さな横丁に灯るちょうちんとコンビニの光。そこに現れるのは、誰もが一度は名前を聞いたことのある、けれどすぐには思い出せないような男たち──
「彼、もしかしてレオナルド・ダ・ヴィンチの父?」「え、エドガー・アラン・ポーじゃない?」
そんな声がすれ違う中、酒を片手に、書きかけのノートを抱えて走る影。
私は2~3月にかけて、60枚近い白黒ラフを描きました。全て、**世界中の歴史的人物が“もしも現代の歌舞伎町に迷い込んだら?”**というテーマで繋がっています。
誰かはクラブで語らい、誰かは通りに座って群衆の色を観察する。誰かは「画家になりたい」と言い張って、父親を呆れさせている。すべてのキャラクターが、どこかで歴史上の“あの人”に繋がっていく。
今回はそのシリーズ全体を貫くための設計図を描きました。
夜の歌舞伎町の鳥瞰、灯り、影、人影の流れ──そうした要素を取り入れつつ、ストーリーが自然に立ち上がるように構成しています。
📌今回掲載しているのは、設計図および本編からの1シーンのみ。
他のキャラクター原稿(全60枚)は Instagram で公開中なので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
(Instagramのリンクはプロフィールに記載しています