ドドン!ドドン!——海辺や基地で響く21発の礼砲。それは、アメリカ大統領が就任した際の最高級の敬礼。
でもなぜ21発?
それは18世紀のイギリス海軍の伝統に由来。船が大砲を一斉発射して弾薬を使い果たすことで、「敵意なし」の証としたのが始まり。これが礼砲文化として世界に広まり、アメリカでは21発が最高敬意の象徴となったの。
ただし、注意!
この21発、現職または正式に任命された大統領だけに贈られる。退任した元大統領には“なし”。
理由は単純、「現任」に敬意を捧げるという厳格なプロトコルがあるから。
私の描いたコミックでは、架空のアメリカ大統領が「21発だよね?フルで!」とドヤ顔。
……うん、あなた、任期中じゃなきゃもらえません(笑)
でもここにも深い意味が。
“礼儀”って形だけじゃなく、「今その立場にある人」にのみ向けられるもの。
現代人こそ、言葉や態度で日々の“礼砲”を意識するべきかも。
それにしても、大統領って大変ね。