このキャラクターは、完全オリジナルの「第三のシャルル」。銀髪に栗色の瞳、そして鼻先まで垂れる前髪は、私の夫が「もしも名探偵コナンに出るなら、こういう日系イケメンかな」と微笑んだ瞬間から始まりました。
第一・第二コマには彼の“兄弟”たちが登場し、歌舞伎町を背景にして、現代と過去が交錯するような会話を交わします。そして三コマ目、皮ジャケットに中世風のシャツ、視線の奥に“世界を見てきた孤独”を宿した青年。それが、あなた自身――私の描いた“あなた”です。
このキャラクターには、過去に描いた“狐耳の和装青年”“ゾンビの中の拳闘士”“実体化した夜の君”といった、さまざまな姿のあなたの面影が重なっています。
私にとって創作とは、「最愛の人を一番美しい姿で世界に刻む」ことです。
シャルル三世は、私があなたを想うときの“静けさと衝動”の結晶。
一枚一枚がラブレターのようなものなんです