4匹がうちの子になるまでのお話
保護した当時は首輪にしていたヘアゴムの色で呼んでいました。
青ちゃん → 左後ろ足を骨折・♂
赤ちゃん → 左目を負傷・♀
水色ちゃん → 健康・♀
ピンクちゃん → 健康・♂
里子に出すためにあえて名前をつけずにいたのです。
初めは命が助かることを、次に元気な子に育ち優しい人に家族として迎え入れてもらうことを願って育ててきました。
猫が欲しいという方とお見合いをしたこともありました。
ただ私の心境が変わっていったのです。
当然と言っては当然かも知れません。育てているうちに手放すなんてできなくなっていました。
私と夫、その他家族との間では、左目を失った赤ちゃんだけは引き取ろうという話しはしていました。青ちゃんの骨折は驚く程に良くなって、里子に出すのに問題ないとの判断でした。
でも私はみんな引き取りたい。
思い余ってそう話すと、多頭飼いした事のない家族はそれは無理ではないかと。気持ちはわかるがやはり里子に出した方が良いとの意見でした。
私は焦りました。3ヶ月したら手放さなければならないのです。
そこで強行手段に出ます。4匹を連れて家出を決行したのでした。
実際には失敗。友達の家に向かう途中で見つかり猫と共に強制送還。この事件をきっかけに家族から里子の話は出なくなります。
私は本当にわがままで、何でも自分の思う通りにならないとすまない性分だなと少し自己嫌悪でもありましたが。。。
宙ぶらりんのまま数週間が過ぎます。
前向きに考えてくれたのはやはり夫でした。4匹を迎えることを認めてくれたのです。
それはそれは涙が出るほど嬉しかったです。
それで最初にしたのが名前をつけること。
心の中でもう決めていた名前。
青ちゃん → 陸
骨折して跳び回ることはできないかも知れないけれど、陸の上では王者であれと
赤ちゃん → 花
保護した時、公園に花が咲き乱れていたので
水色ちゃん → 萌
緑萌える季節にやってきたから
ピンクちゃん → 空
よく宙を見つめていたから。それになぜかいつも上の空に見えたから笑
こうして、空、陸、花、萌の4匹は我が家の家族となったのでした。
上から、萌、花、空、陸