……前回の続き……


保護して連れ帰った赤ちゃん猫達。
猫達の体重は100gほど。


夫も私も猫と暮らした経験はあったものの、生後間もない猫など飼育はもちろんのこと見たこともありません。


とにかく書籍やネットで情報を集めまくりました。ただ生後数ヶ月の子猫の飼い方についての情報はたくさんあるものの、生後数日の子猫の飼育についての情報は限られたものでした。


とにかく保温が大事であるとのこと、飼育箱にタオルを敷き、カイロで30℃を保つようにしました。また、子猫用ミルクを購入し授乳を開始。手探りの子育てが始まりました。


ミルクは3時間毎の授乳。猫用の哺乳瓶を探しましたが、乳首の部分が大きくて合いません。それに助からないだろうと言われた猫は自分で吸う力もありませんでした。ミルクはシリンジで少しづつ与えました。


排泄は本来母猫がお尻を舐めて促すもので、自力では排泄出来ないことを知ります。そこでミルクの度にコットンで陰部を刺激し排泄させました。


無我夢中で世話をしなんとか次の日を迎えます。動物病院に猫達を連れて行くと、獣医さんが全員無事であることに驚きを隠しません。それくらい大変な状況だったのだとあらためて思うのでした。


猫達は一命は取りとめましたが、まだまだ安心はできない状態。絶対に無事に育てると決心しながらも不安いっぱいの育児は続きます。


……続く……