韓国の女性9人組グループ「少女時代」が、5月18日からデビュー後、初の日本ツアーを行うことになった。日本での本格的な単独ライブは初めてで、東京・代々木第一体育館など4都市7公演に6万人を動員するグループ最大のアリーナツアーとなる。また、4月13日に初の日本オリジナル曲「MR.TAXI」を発売することも決定。「K―POP」ブームをけん引するグループが、いよいよ本格的な日本進出を果たす。
アジア一のガールズグループが、ついに日本ツアーに挑む。5月18日の東京・代々木第一体育館を皮切りに、名古屋・大阪・福岡の4都市で7公演。いずれも1万人規模のアリーナ会場を回り、計6万人を動員する。一昨年から昨年にかけてのアジアツアーでは韓国、中国、台湾で7公演計6万4000人を動員したが、今回は、同一国で行うツアーではデビュー以来、最大のものとなる。
少女時代は、昨年9月発売の日本デビュー曲「GENIE」と2作目「Gee」が、オリコンの年間新人部門で1、2位を独占。8月に行った東京・有明でのお披露目ライブには、デビュー前ながら2万2000人が集結するなど、日本での本格ライブが待ち望まれていた。今ツアーの詳しい公演内容は明かされていないが、昨年の韓国でのライブは約3時間、40曲近くを歌い、客席とステージとの距離が近いセット構成。9人そろっての美脚ダンスだけでなく、それぞれのソロ曲やトークなど、個性の感じられるライブとなりそうだ。
メンバーは「昨年から全員で目標としていた日本での全国ツアーが実現できて、すごくうれしいです。今からドキドキしています」と喜びのコメント。「日本各地でおいしいものをたくさん食べるのも楽しみです。私たちの日本でのファースト・ツアー、期待してください。そしてぜひ会場へ遊びに来てください」と意気込んでいる。
ファンが待ち望んでいたのはツアーだけではない。日本での3枚目のシングルとして、初の日本オリジナル曲「MR.TAXI」を4月13日に発売することも決定。過去2作は韓国でヒットした楽曲の日本語版だったが、今回は日本語詞を中心にした新曲。サビで「タクシー、タクシー…」と繰り返すフレーズが印象的で、韓国語の言葉遊びなども取り入れたノリのいいダンス曲だ。今年1月に着うた1位を獲得した「Run Devil Run」との両A面仕様になる。
分裂騒動の渦中にあるKARAと共に、日本でのガールズK―POPブームをけん引する少女時代。本格的な日本進出で、全国に「ソニョシデ」(韓国語で「少女時代」)コールが響き渡りそうだ。
