一匹の雌猫が
よく餌をねだりに来ます。
捕まえることなど
できません。
ちょっと手を出すと

しゃーーーっといって
おこって
手をひっかいて
威嚇します。

痛いですよ・・・・

餌を食べると
すぐにいなくなります。

これがある日のことです。

一日に何度も何度も
来るようになりました。

少しやせています。

もしかして、
子供でも生んだのかと
思いました。

それから一か月たって

その予想が当たっていたことに
気が付きました。

彼女は自分の子供たちを連れて
やってきました。

もう、歩いたり走ったりができます。

小さな猫たちは
母猫、もっちゃんの
エサ皿に頭をいれて

一生懸命食べています。
もっちゃんは、何度も何度も
きていたのは
この子供たちに
おっぱいをやるために
おなかがすくので
何度も何度も来ていた
というわけでした。

もっちゃん・・
よく頑張って産んだね・・・

わたしは、もっちゃんと
なづけた
猫にいいました。

気丈で、たくましい母になった
ものだと

思いました。

が・・・

この子供たちも

捕まえることができません・・・
なんとか
ならないものでしょうか。