常子、大きな家をたてる1
水田の提案は
常子に大きな家を建ててもらって
水田家はそこに同居したいという
ことだった。
すると、南も自分たちもそうしたいと
いう。
君子はみんなで暮らすことが
うれしくてたまらない。
常子は目標三項目の
最後、「家を建てる」をクリアするために
がんばる。
昭和33年新幹線開通と
オリンピックに沸く日本列島だった。
このとし常子は美子を嫁に出した。
昭和39年、大きな家には常子君子の
ほかに、
水田家、正平と鞠子、長女たまき13歳
長男潤5歳
南家は 大昭と美子、長女真由美4歳
以上、9人家族となった。
楽しくてにぎやかで
君子は幸せだった。
みんな常子に感謝した。
美子は結婚出産を経て
編集の仕事を続けていた。
あなたの暮らし出版は
女性の雇用を推進していたし
女性の社会進出に協力を
していた。
女性社員も多い会社と
なった。あの綾は子育てが終わり
正社員として働いた。
今月は84万部をクリアした。
もうすぐ、100万部発行に
近いと水田は美子にいった。
美子もわくわくしていた。
花山は常子に新しく何か記事を
書かないかという。
常子は社長業が忙しくて
最近記事を書いていない。
常子さんにしかかけないものを
書いてほしいというのだ。
常子は、「なにをかくか、
考えてみます」と
返事をした。「ところでお母さんは
どうしている?」と花山は聞いた。
あるひ、ぼんやりと庭を見ていた
君子。七夕が近いので
子供たちが作った
笹の短冊をみあげていた。
すると、急に具合が悪くなって
君子はうずくまってしまった。
庭で洗濯物を干していた
鞠子が驚いて駆け寄った。
「なんでもない」という君子だった。
そこへたまきが潤と真由美をつ
れて帰ってきた。
何でもお遊戯会があって
その衣装を作らないと
いけないという。
鞠子は美子に造ってもら
おうというが
君子が自分が作るといった。
たまきも手伝うという。
君子は久しぶりに
ミシンを踏んだ。
たまきは針をつかって
器用にしあげた。
その衣装をきた潤と
真由美が夕餉が
終わってからみんなに
お遊戯を
披露をした。
衣装は
なかなかの好評だった。
かわいいとかセンスがいいとか
言い合う中また、君子が倒れた。
4日後君子は入院した。
常子と鞠子と美子は病院で
医者から話を聞いた。
主治医は最善を尽くしますがという。
一日一日を悔いなくすごすように
という。
君子は癌だった。
君子は三人の娘たちに
たわいのない話をした。
病院の待合櫃の横の売店で
「あなたの暮らし」を売っているらしく
それを買って読んでいた人がいた。
君子は嬉しくなって声をかけて
話をしたという。
「ところで、先生はどうおっしゃった
の?ちゃんと正直にいって。」
といった。
常子は「何も心配いらないって、
ちゃんと治療をしたら治るって
おっしゃっていたわ」という。
君子は「そう?だったら退院したいわね」
という。「ここで一人はさみしいわ。」
常子は笑って
「わかりました。
お医者様に聞いてみますね」といった。
君子は「お願いね」と
笑った。
******************
常子がトト姉ちゃんになって
竹造のかわりに家族を守ると
誓ってから長い年月がたった。
あのとき、家族を守ること
鞠子と美子を嫁に出すこと
家を建てること
その三項目はすでに果たし終えた。
そして、君子は賑やかな家族に
守られて幸せをかみしめて
いた矢先だった。
君子を病魔が襲った。
常子は癌を悟られないように
しようと思ったのか
笑顔で何とも無いといった
ようだった。
このころ、私はなにをしていたのか。
まだ小さな子供だったが
日本が、わいわいと
楽しくにぎわい
社会が
便利に、お金持ちになって
行くのが
あたりまえのように
感じていた。
水田の提案は
常子に大きな家を建ててもらって
水田家はそこに同居したいという
ことだった。
すると、南も自分たちもそうしたいと
いう。
君子はみんなで暮らすことが
うれしくてたまらない。
常子は目標三項目の
最後、「家を建てる」をクリアするために
がんばる。
昭和33年新幹線開通と
オリンピックに沸く日本列島だった。
このとし常子は美子を嫁に出した。
昭和39年、大きな家には常子君子の
ほかに、
水田家、正平と鞠子、長女たまき13歳
長男潤5歳
南家は 大昭と美子、長女真由美4歳
以上、9人家族となった。
楽しくてにぎやかで
君子は幸せだった。
みんな常子に感謝した。
美子は結婚出産を経て
編集の仕事を続けていた。
あなたの暮らし出版は
女性の雇用を推進していたし
女性の社会進出に協力を
していた。
女性社員も多い会社と
なった。あの綾は子育てが終わり
正社員として働いた。
今月は84万部をクリアした。
もうすぐ、100万部発行に
近いと水田は美子にいった。
美子もわくわくしていた。
花山は常子に新しく何か記事を
書かないかという。
常子は社長業が忙しくて
最近記事を書いていない。
常子さんにしかかけないものを
書いてほしいというのだ。
常子は、「なにをかくか、
考えてみます」と
返事をした。「ところでお母さんは
どうしている?」と花山は聞いた。
あるひ、ぼんやりと庭を見ていた
君子。七夕が近いので
子供たちが作った
笹の短冊をみあげていた。
すると、急に具合が悪くなって
君子はうずくまってしまった。
庭で洗濯物を干していた
鞠子が驚いて駆け寄った。
「なんでもない」という君子だった。
そこへたまきが潤と真由美をつ
れて帰ってきた。
何でもお遊戯会があって
その衣装を作らないと
いけないという。
鞠子は美子に造ってもら
おうというが
君子が自分が作るといった。
たまきも手伝うという。
君子は久しぶりに
ミシンを踏んだ。
たまきは針をつかって
器用にしあげた。
その衣装をきた潤と
真由美が夕餉が
終わってからみんなに
お遊戯を
披露をした。
衣装は
なかなかの好評だった。
かわいいとかセンスがいいとか
言い合う中また、君子が倒れた。
4日後君子は入院した。
常子と鞠子と美子は病院で
医者から話を聞いた。
主治医は最善を尽くしますがという。
一日一日を悔いなくすごすように
という。
君子は癌だった。
君子は三人の娘たちに
たわいのない話をした。
病院の待合櫃の横の売店で
「あなたの暮らし」を売っているらしく
それを買って読んでいた人がいた。
君子は嬉しくなって声をかけて
話をしたという。
「ところで、先生はどうおっしゃった
の?ちゃんと正直にいって。」
といった。
常子は「何も心配いらないって、
ちゃんと治療をしたら治るって
おっしゃっていたわ」という。
君子は「そう?だったら退院したいわね」
という。「ここで一人はさみしいわ。」
常子は笑って
「わかりました。
お医者様に聞いてみますね」といった。
君子は「お願いね」と
笑った。
******************
常子がトト姉ちゃんになって
竹造のかわりに家族を守ると
誓ってから長い年月がたった。
あのとき、家族を守ること
鞠子と美子を嫁に出すこと
家を建てること
その三項目はすでに果たし終えた。
そして、君子は賑やかな家族に
守られて幸せをかみしめて
いた矢先だった。
君子を病魔が襲った。
常子は癌を悟られないように
しようと思ったのか
笑顔で何とも無いといった
ようだった。
このころ、私はなにをしていたのか。
まだ小さな子供だったが
日本が、わいわいと
楽しくにぎわい
社会が
便利に、お金持ちになって
行くのが
あたりまえのように
感じていた。
