常子、子供たちの面倒を見る6
ちとせ製作所の田中は常子の話を
聞いてくれて「あんたの話にも
一理ある、作ってやるよ、
いい商品を・・」といった。
花山は常子の報告を聞いて
「ふっきれたようだな」といった。
商品試験を続けるかどうか
迷っていたことを見抜いていた。
商品試験は
消費者だけではなく
生産者にも大変ためになることを
花山はわかっていたが、やっと
理想の方向へいきかけていることに
満足した。
家電でいいものを作ってくれたら
主婦は重労働から解放される。
花山の母親はその重労働で
体を壊してなくなったという。
朝も早く起きて火をおこして
水を汲んできてコメをとぐ。
今のような便利なものがあったら
もっと長生きしていたはずだという。
そして、不良品がなくて
いいものが行き届く世の中に
したいといった。
常子が商品試験のアイディアを
だしたとき、花山は鳥肌がたった
という。
いま必要なことはいいものを見極める
情報をもつことだから、
そこから不良品はなくなりいいものが残り
メーカーも消費者を意識して
いい商品を作ろうとするだろうと
いう。
そのために会社も社員も苦労は
するだろうがそのために
社長である常子がなにかあったら
交渉役として前に立って
会社を守りながら謝る役をやって
欲しいという。
花山はこの雑誌を守るために
自分なりに戦うといった。
常子はますます忙しくなり
また一週間が過ぎた。
楽しく仕事をしていると
美子が、「浮かれていても
仕事はきちんとする敏腕社長
ですね」という。
常子は「浮かれていない」というと
「今日は木曜日で星野宅へ行くの
でしょう?」と聞いた。
今日は、約束した最後の
お留守番の日だった。
大樹と青葉と
楽しくしりとりをして遊んだ。
家族でしりとりをするときは
誰が弱いかというと
「お父さんだ」と青葉が言った。
大樹は「お父さんは弱いのでは
なくて、弱いふりをしている
だけだよ」という。
そこへ星野が帰ってきた。
子供たちはお帰りなさいと出迎えた。
「何をして遊んでいたの?」と
星野が聞くので子供たちは
それぞれしりとりといった。
そしてお父さんはしりとりが
よわいという話で盛り上がった。
子供たちは、寝る時間に
なった。
常子は星野に見送られて玄関を
でた。
「常子さんのおかげで仕事に集中
できました」と
星野がお礼を言った。
常子も、「楽しかったです」という。
子供たちも喜んでいたことを
星野が話す。
常子も、「何して遊ぼうかと
考えることから楽しかった」と
笑った。
星野は「お礼です」と言って封筒を
渡そうとしたが、常子は
受け取れません。お気持ちだけで
充分ですといった。
「では・・おやすみなさい」
「・・おやすみなさい」
といって
常子は帰りかけた。
ふりむいて、「もし・・・また
必要でしたら・・・」というと
星野は「常子さんも忙しいで
しょうから、甘えられません
といってお気持ちだけで充分です」
といった。
「そうですね。ですぎたことをいって
スミマセンでした。失礼します」
といって、去って行った。
星野は後姿をじっと見ていた。
美子が寝ている部屋にそっと
はいって、机の前に
座っていると美子が起きて
きた。
「どうだった?」と聞く。
常子は「楽しかった」と笑いながら
いった。
でも仕事の都合で今日までだったことを
いうと、美子は「さみしい?」と聞いた。
常子は笑ったが、「弱音!」と言われて
「さみしい、」と答えた。
美子は、「トト姉ちゃんかわいい。」という。
常子は弱音を吐くことができて
楽になったとはなした。
美子は「星野さんと会えなくなるって
寂しいね。それでいいの」と聞く。
それでいいもなにも
星野には星野の家族がある。
大樹も青葉も大事な星野の家族である。
そして、常子には会社という家族が
あって、あなたの暮らしという子供が
いる。
「うちにも子供がいるから」といった。
翌日、早速次の商品試験の題材
アイロンについて、試験項目を
出していこうという取り組みになった。
「やはり、しわが取れやすいということ
が一番でしょうね」と
ベテランの主婦社員がいった。
しかし、男性社員はなかなか日頃
アイロンを使うことがなくて
これでうまく行くかどうか
不安な様子となった。
使いこなしている人でなければ
不用意にやけどをしたり、取扱い
を間違えたり
事故を起こしたりすると
常子は悩んだ。
そこへ、康恵がやってきた。
「手伝おうか?
子育てが終わった友達を連れて
くるから」という。
常子は嬉しく思った。
社員たちも、安心した。
*****************
仕事はいいのですけどね・・・
大貴君、青葉ちゃん
さみしくなりますね。
楽しかったからよけいに
寂しくなりますね。
星野もこれ以上常子に
甘えることはできないと
なにかしら、心にバリヤを
貼りましたね。
常子も、精一杯
必要だったらまた・・・と
言いかけました。
来週から子供たちがさみしい
思いをするのが
つらいです。
子供二人で
夕食を食べて
親の帰りを待つって
本当にさみしいです。
これがこのドラマのうり
かもしれません。
この二人の関係は
終着駅がないのです。
恋愛の自覚がないので
気持ちを伝えることが
なかなかできない二人です。
星野に至っては子供まで
いるので、なおさら
ブレーキがかかります。
週一回お汁粉デート
の時に気づくべきだった
かもしれません。
これが恋愛だと。
しかし、二人とも鈍感
なので自分の気持ちだけ
ではなく相手の気持ちにも
考えが及ばなかった
のですね。
で・・・
星野は大阪へ・・・・。
この時精一杯の
プロポーズをしましたが
・・・常子は
家族を選びました。
運命と言えば運命です。
また
今回の商品試験で
ちとせ製作所のように
怒鳴り込みなどが
あっても
話し合いができれば
分かってもらえるという
自信を常子は持ちます。
考えれば
商品試験は堂々と
このメーカーはなってない
と批判するわけですから
その反論はあって当然です。
ちとせ製作所との件で
常子は自信を持ったこと
でしょう。
でもこれから
このちとせ製作所
のようにうまくいくという
保証は・・・
ないわけですよね・・・・。
「あなたの暮らし」は常子の子供
といいますが、
売れていると言っても
まだまだこれからのようです。
ちとせ製作所の田中は常子の話を
聞いてくれて「あんたの話にも
一理ある、作ってやるよ、
いい商品を・・」といった。
花山は常子の報告を聞いて
「ふっきれたようだな」といった。
商品試験を続けるかどうか
迷っていたことを見抜いていた。
商品試験は
消費者だけではなく
生産者にも大変ためになることを
花山はわかっていたが、やっと
理想の方向へいきかけていることに
満足した。
家電でいいものを作ってくれたら
主婦は重労働から解放される。
花山の母親はその重労働で
体を壊してなくなったという。
朝も早く起きて火をおこして
水を汲んできてコメをとぐ。
今のような便利なものがあったら
もっと長生きしていたはずだという。
そして、不良品がなくて
いいものが行き届く世の中に
したいといった。
常子が商品試験のアイディアを
だしたとき、花山は鳥肌がたった
という。
いま必要なことはいいものを見極める
情報をもつことだから、
そこから不良品はなくなりいいものが残り
メーカーも消費者を意識して
いい商品を作ろうとするだろうと
いう。
そのために会社も社員も苦労は
するだろうがそのために
社長である常子がなにかあったら
交渉役として前に立って
会社を守りながら謝る役をやって
欲しいという。
花山はこの雑誌を守るために
自分なりに戦うといった。
常子はますます忙しくなり
また一週間が過ぎた。
楽しく仕事をしていると
美子が、「浮かれていても
仕事はきちんとする敏腕社長
ですね」という。
常子は「浮かれていない」というと
「今日は木曜日で星野宅へ行くの
でしょう?」と聞いた。
今日は、約束した最後の
お留守番の日だった。
大樹と青葉と
楽しくしりとりをして遊んだ。
家族でしりとりをするときは
誰が弱いかというと
「お父さんだ」と青葉が言った。
大樹は「お父さんは弱いのでは
なくて、弱いふりをしている
だけだよ」という。
そこへ星野が帰ってきた。
子供たちはお帰りなさいと出迎えた。
「何をして遊んでいたの?」と
星野が聞くので子供たちは
それぞれしりとりといった。
そしてお父さんはしりとりが
よわいという話で盛り上がった。
子供たちは、寝る時間に
なった。
常子は星野に見送られて玄関を
でた。
「常子さんのおかげで仕事に集中
できました」と
星野がお礼を言った。
常子も、「楽しかったです」という。
子供たちも喜んでいたことを
星野が話す。
常子も、「何して遊ぼうかと
考えることから楽しかった」と
笑った。
星野は「お礼です」と言って封筒を
渡そうとしたが、常子は
受け取れません。お気持ちだけで
充分ですといった。
「では・・おやすみなさい」
「・・おやすみなさい」
といって
常子は帰りかけた。
ふりむいて、「もし・・・また
必要でしたら・・・」というと
星野は「常子さんも忙しいで
しょうから、甘えられません
といってお気持ちだけで充分です」
といった。
「そうですね。ですぎたことをいって
スミマセンでした。失礼します」
といって、去って行った。
星野は後姿をじっと見ていた。
美子が寝ている部屋にそっと
はいって、机の前に
座っていると美子が起きて
きた。
「どうだった?」と聞く。
常子は「楽しかった」と笑いながら
いった。
でも仕事の都合で今日までだったことを
いうと、美子は「さみしい?」と聞いた。
常子は笑ったが、「弱音!」と言われて
「さみしい、」と答えた。
美子は、「トト姉ちゃんかわいい。」という。
常子は弱音を吐くことができて
楽になったとはなした。
美子は「星野さんと会えなくなるって
寂しいね。それでいいの」と聞く。
それでいいもなにも
星野には星野の家族がある。
大樹も青葉も大事な星野の家族である。
そして、常子には会社という家族が
あって、あなたの暮らしという子供が
いる。
「うちにも子供がいるから」といった。
翌日、早速次の商品試験の題材
アイロンについて、試験項目を
出していこうという取り組みになった。
「やはり、しわが取れやすいということ
が一番でしょうね」と
ベテランの主婦社員がいった。
しかし、男性社員はなかなか日頃
アイロンを使うことがなくて
これでうまく行くかどうか
不安な様子となった。
使いこなしている人でなければ
不用意にやけどをしたり、取扱い
を間違えたり
事故を起こしたりすると
常子は悩んだ。
そこへ、康恵がやってきた。
「手伝おうか?
子育てが終わった友達を連れて
くるから」という。
常子は嬉しく思った。
社員たちも、安心した。
*****************
仕事はいいのですけどね・・・
大貴君、青葉ちゃん
さみしくなりますね。
楽しかったからよけいに
寂しくなりますね。
星野もこれ以上常子に
甘えることはできないと
なにかしら、心にバリヤを
貼りましたね。
常子も、精一杯
必要だったらまた・・・と
言いかけました。
来週から子供たちがさみしい
思いをするのが
つらいです。
子供二人で
夕食を食べて
親の帰りを待つって
本当にさみしいです。
これがこのドラマのうり
かもしれません。
この二人の関係は
終着駅がないのです。
恋愛の自覚がないので
気持ちを伝えることが
なかなかできない二人です。
星野に至っては子供まで
いるので、なおさら
ブレーキがかかります。
週一回お汁粉デート
の時に気づくべきだった
かもしれません。
これが恋愛だと。
しかし、二人とも鈍感
なので自分の気持ちだけ
ではなく相手の気持ちにも
考えが及ばなかった
のですね。
で・・・
星野は大阪へ・・・・。
この時精一杯の
プロポーズをしましたが
・・・常子は
家族を選びました。
運命と言えば運命です。
また
今回の商品試験で
ちとせ製作所のように
怒鳴り込みなどが
あっても
話し合いができれば
分かってもらえるという
自信を常子は持ちます。
考えれば
商品試験は堂々と
このメーカーはなってない
と批判するわけですから
その反論はあって当然です。
ちとせ製作所との件で
常子は自信を持ったこと
でしょう。
でもこれから
このちとせ製作所
のようにうまくいくという
保証は・・・
ないわけですよね・・・・。
「あなたの暮らし」は常子の子供
といいますが、
売れていると言っても
まだまだこれからのようです。
