スマップの解散騒動に
思う。

事実は彼ら五人の胸の中に
あるものだろうと思う。
マスコミのあーだこーだという
記事は、半分本当半分脚色と
おもってみているが

かれらほど、ジャニーズのかつての
先輩アイドルを乗り越えた
グループはいないだろう。

ジャニーズはたとえば
30歳になる前には
事務所をやめるものだと
思っていた。

10代のわかいタレントさんの
ための事務所と思っていた
からだ。

ところが、スマップは
20才代になっても
その人気は衰えることもなく
ひとりでもいい仕事をしていた。
国内だけではなく
国外でも人気があった。
キムタクが結婚するという
ニュースの時には
さすがもうだめかと思ったが
独身のイメージのままで
木村は頑張ってきた。

彼らはもともと
ひかるげんじのバックを
ローラースケートで
盛り上げていたメンバーで
コンサートを開いても
いまいちの結果で
大変苦労したという。
その苦労を前進へのエネルギーに
かえて、まず木村が
初めて蜷川演出の舞台にいどんだ。

いい結果を出せた。
演出家の蜷川は大変気難しい
人だというが、木村はそれに
答えて行ったという。

六人のメンバーの時代
びっくりしたことがあった。
真夜中の時間に自分たちの
番組を持っていた。
トーク番組でもあり
音楽番組でもあり

バラエティ番組でもあり
だった。
この番組のタイトルは忘れたが
何をびっくりしたのかというと
ジャニーズがこんな夜中の
番組をもっているという
ことだった。
いまは珍しくないが当時は
アイドルが真夜中とは・・
である。
しかし、これも楽しい番組で
ひとりひとりのカラーがよくわかった。

そして、アシスタントに
キンキキッズがいた。

これも見逃せない要素だった。

いつしか「がんばりましょう」で
人気が全国ネットになった。


いい調子だった時に
森君がオートレーサーになりたいと
いって、やめた。

そのご、森君の姿はみない。
森君がスマップとテレビに
映ったところを見たこともない。
だが
活躍されているらしい。

「五人になっても頑張ります」と
いうその頃のスマップと
「また、どうかよろしくお願いします」と
いう今回のスマップは
どこか似通っているような
気がした。

いつかは、
自分の足で
いつかは
自分の力で
仕事がしたいと思うのは
当然かもしれないが
私は、彼ら五人でひとつ
のスマップという
アイドルの人格をもった
人形を作り上げたことで
自分がという思いは
持ってはいけなくなったことを
改めて思い知った。

もし
自分が、とエゴをさらけ出す
ようならば

その人形の
手がもげ
足が取れ
首がおちて

使い物にならない人形
になったことだろう。

そうして
しまっては
ならないと
思った。

難しいことだが
ソロでアイドルの場合と
ちがい、
グループでアイドルの
かれらは
よくよく
話し合いを持ち
これからの不惑の年にふさわしい
また、ジャニーズの後輩が
お手本とするにふさわしい
スマップさんであって
欲しいと
思う。