潮時じゃがいもガレット4
「ほんなら
俺が継ぐ!!
塩田は
俺が継ぐ!!!」
一徹がいった。
驚く一同だった。
何を考えているのか??
「ディトレードは?」
と聞くと
「やめる」という。
「元冶さん!!」
一徹は元冶のもとにいって
頭を下げた。
「塩田を俺にやらしてください。
お願いします。」
元冶以外全員が
「いや、いや、いや、いや!!」
と、頭と手を振る。
「一番向いてないでしょ??」
「体力がないでしょ???」
「80キロの塩水を運ぶのよ。」
「無理でしょ???」
全員反対した。
「体力などいらない。
頭で勝負する!!」
すると文が言った。
「頭で勝負してみるけ??」
一徹はひとりひとりと
腕相撲をした。
全員にまけた。
希にも
藍子にも
みのりにも・・・
ついに文にも・・・
文には勝ちそうだったのに
文が「いててて」といってので
「え?」と
いったとたん
文にその隙を突かれて
まけた。
みのりは「あたまの勝負にも
まけとる・・」と
いった。
次の徹とは絶対負けたくないと
意地になる一徹だが
「そこまで」と元冶が言う。
「意地になってまで継いでほしくない。
下手なものを作るのだったら
やめたほうがいい」
ということだった。
元冶が出て行った。
それからというもの
一徹は
ひっしでPCで塩田について
学んだ。
「おまえは俺と同じで頭脳派だから
やめとけ」と
徹が言う。
みのりは希と徹をつれて
藍子の部屋に行った。
言ってはいけない言葉を言ったと
いう。それをいうと絶対意地に
なる。
それとは?
お父さんと同じという
言葉が一番一徹にとって
いやなことだった。
徹の一文字をもらって一徹という
名前も親みたいな人間になれということなので
それだけは嫌だと
いっているらしい。
「悪いことをしたわ」と藍子は言う。
徹は、立場がない。
紺谷家では。
弥太郎と圭太は
それを聞いて、「塩田をやってみたらいい」と
いうし、「一徹は高校時代には洋一郎がよく
一徹のデータ集めに使われていた」と
話す。
ところが今も洋一郎が
使われていて
データを取るために塩田に塩をまく
角度まで変えながらなんども
塩水まきを洋一郎がしている。
「データどおりにいくわけない」と
元冶が言うが
一徹は「今に南南西の風が
止まる」といった。
すると、風が止まった。
その様子は村でも話題になり
「一徹が徹に見える」とはるさんがいう。
それを言うと一徹はがんこになるから
いってくれるなと徹はいった。
一徹はひとつに徹との違いを探しているのだ。
はるさんもこの店の後継者がいないと
いうし
慎一郎も洋一郎に嫁が来ないからと
落ち込む。
「息子に信用されていない
父親の悲哀を話さない?」と
徹が提案をする。
「息子に父親と同じになりたくないと
いわれて、どれだけなさけない
思いをしているか」と
またまた話が長くなっていく。
ほとんど愚痴である。
ある日、徹は圭太の職場に
いった。
「圭太君は今は僕の息子
だけど、僕と同じだと
言われたくないの?
どう?」と聞く。
希は「仕事の邪魔をしないで」と
いうし
藍子は圭太に、「気にしないで」と
いう。
しかし、圭太は真面目に答える。
「前向きなところは似ていると嬉しい。
でも一貫性がないのはドウカと
思うけど。
いろんなものに手を出さないで
これが日本一だというものに
愛しぬいて・・」
というと井田が
圭太も以前は一子なのか
希なのかどっちつかずだった
時があったけどねといって
笑った。
希は徹が圭太の仕事の邪魔になって
いるので手を引いて部屋を出て
話をした。
「あのね
いうけど
お父さん本当にダメになっているよ
いままでだって家族のために頑張って
きたでしょ。
かわいそうだと思っていたけど。
他のことをして働くまま
そうやって生活しているのよ。
一徹だけではなくて
お母さんだってがっかりだよ。」
「藍子は俺の味方だ。」
しかし、藍子がそばを通って
徹を見た。
なんだか藍子はがっかりしていた。
一徹はデータを集めていた。
みのりは、「無理しなくていいから
うちはこのままでいいよ」という。
「わかっているよ・・」
PCにデータを打ち込む一徹。
圭太と希が一徹の
話をする。
圭太は「気にするな」というが
希は「みのりがイライラしているから」
という。
圭太は「ほかにつぎたいという理由が
あるのでは?」という。
そこで、希と圭太は一徹を
あの朝市の食堂に呼び出した。
お父さんが塩田を継ぐといった
ことのほかに何か理由でも
あって塩田を継ぎたいと
いっているのかと
希は聞く。
しかし一徹は話をしない。
圭太は「ディトレードがうまくいって
いないのか」と聞く。
希は「内緒で借金までしたとか」と
真剣に聞く。
一徹は「違う」と
びっくりして言った。
圭太は「いいたくなかったら
いわなくてもいい。
でも助けが必要な時はひとりで
抱え込むな。
俺はお前の兄貴だから」と
いう。
希は嬉しくなった。
「圭太かっこいい
惚れ直してしまうわ~~」
と希がいうので
圭太はうれしそうに
「ほうけ」といった。
「もういい」と言って一徹は
立ちあがってカウンターに
移動した。
圭太は「すまん」といってたちあがった。
一徹は
「塩田のことはお父さんも理由だけど
他に理由がある」といった。
でも、「今は好きにやらしてほしい」と
一徹が言う。
希は嬉しくなって
一徹の手を取った。
「うちもおねえちゃんやさけ
協力するわ!!
ほんならいかんけ?」
「どこに?」と戸惑う一徹。
希は一徹の手を引き
「マスター御馳走様でした」と
行って、圭太に
「ここのお代を払っておいて」と
いって去って行った。
******************
一徹は何かを考えているけど
なんだろう?
昔から父親の体たらくな様子を見て
それを反面教師として
育ったのであまりに
無茶なことはしないはずである。
そのこが自分に合っているか
いないかわからない・・
明らかに会っていないだろうと思われる
塩田を継ぐとは?????
男の一大決心と言えばそうだ。
そこで徹との違いを見つけたいと
思ったのだろう。
希にどんな考えがあるのだろうか。
「ほんなら
俺が継ぐ!!
塩田は
俺が継ぐ!!!」
一徹がいった。
驚く一同だった。
何を考えているのか??
「ディトレードは?」
と聞くと
「やめる」という。
「元冶さん!!」
一徹は元冶のもとにいって
頭を下げた。
「塩田を俺にやらしてください。
お願いします。」
元冶以外全員が
「いや、いや、いや、いや!!」
と、頭と手を振る。
「一番向いてないでしょ??」
「体力がないでしょ???」
「80キロの塩水を運ぶのよ。」
「無理でしょ???」
全員反対した。
「体力などいらない。
頭で勝負する!!」
すると文が言った。
「頭で勝負してみるけ??」
一徹はひとりひとりと
腕相撲をした。
全員にまけた。
希にも
藍子にも
みのりにも・・・
ついに文にも・・・
文には勝ちそうだったのに
文が「いててて」といってので
「え?」と
いったとたん
文にその隙を突かれて
まけた。
みのりは「あたまの勝負にも
まけとる・・」と
いった。
次の徹とは絶対負けたくないと
意地になる一徹だが
「そこまで」と元冶が言う。
「意地になってまで継いでほしくない。
下手なものを作るのだったら
やめたほうがいい」
ということだった。
元冶が出て行った。
それからというもの
一徹は
ひっしでPCで塩田について
学んだ。
「おまえは俺と同じで頭脳派だから
やめとけ」と
徹が言う。
みのりは希と徹をつれて
藍子の部屋に行った。
言ってはいけない言葉を言ったと
いう。それをいうと絶対意地に
なる。
それとは?
お父さんと同じという
言葉が一番一徹にとって
いやなことだった。
徹の一文字をもらって一徹という
名前も親みたいな人間になれということなので
それだけは嫌だと
いっているらしい。
「悪いことをしたわ」と藍子は言う。
徹は、立場がない。
紺谷家では。
弥太郎と圭太は
それを聞いて、「塩田をやってみたらいい」と
いうし、「一徹は高校時代には洋一郎がよく
一徹のデータ集めに使われていた」と
話す。
ところが今も洋一郎が
使われていて
データを取るために塩田に塩をまく
角度まで変えながらなんども
塩水まきを洋一郎がしている。
「データどおりにいくわけない」と
元冶が言うが
一徹は「今に南南西の風が
止まる」といった。
すると、風が止まった。
その様子は村でも話題になり
「一徹が徹に見える」とはるさんがいう。
それを言うと一徹はがんこになるから
いってくれるなと徹はいった。
一徹はひとつに徹との違いを探しているのだ。
はるさんもこの店の後継者がいないと
いうし
慎一郎も洋一郎に嫁が来ないからと
落ち込む。
「息子に信用されていない
父親の悲哀を話さない?」と
徹が提案をする。
「息子に父親と同じになりたくないと
いわれて、どれだけなさけない
思いをしているか」と
またまた話が長くなっていく。
ほとんど愚痴である。
ある日、徹は圭太の職場に
いった。
「圭太君は今は僕の息子
だけど、僕と同じだと
言われたくないの?
どう?」と聞く。
希は「仕事の邪魔をしないで」と
いうし
藍子は圭太に、「気にしないで」と
いう。
しかし、圭太は真面目に答える。
「前向きなところは似ていると嬉しい。
でも一貫性がないのはドウカと
思うけど。
いろんなものに手を出さないで
これが日本一だというものに
愛しぬいて・・」
というと井田が
圭太も以前は一子なのか
希なのかどっちつかずだった
時があったけどねといって
笑った。
希は徹が圭太の仕事の邪魔になって
いるので手を引いて部屋を出て
話をした。
「あのね
いうけど
お父さん本当にダメになっているよ
いままでだって家族のために頑張って
きたでしょ。
かわいそうだと思っていたけど。
他のことをして働くまま
そうやって生活しているのよ。
一徹だけではなくて
お母さんだってがっかりだよ。」
「藍子は俺の味方だ。」
しかし、藍子がそばを通って
徹を見た。
なんだか藍子はがっかりしていた。
一徹はデータを集めていた。
みのりは、「無理しなくていいから
うちはこのままでいいよ」という。
「わかっているよ・・」
PCにデータを打ち込む一徹。
圭太と希が一徹の
話をする。
圭太は「気にするな」というが
希は「みのりがイライラしているから」
という。
圭太は「ほかにつぎたいという理由が
あるのでは?」という。
そこで、希と圭太は一徹を
あの朝市の食堂に呼び出した。
お父さんが塩田を継ぐといった
ことのほかに何か理由でも
あって塩田を継ぎたいと
いっているのかと
希は聞く。
しかし一徹は話をしない。
圭太は「ディトレードがうまくいって
いないのか」と聞く。
希は「内緒で借金までしたとか」と
真剣に聞く。
一徹は「違う」と
びっくりして言った。
圭太は「いいたくなかったら
いわなくてもいい。
でも助けが必要な時はひとりで
抱え込むな。
俺はお前の兄貴だから」と
いう。
希は嬉しくなった。
「圭太かっこいい
惚れ直してしまうわ~~」
と希がいうので
圭太はうれしそうに
「ほうけ」といった。
「もういい」と言って一徹は
立ちあがってカウンターに
移動した。
圭太は「すまん」といってたちあがった。
一徹は
「塩田のことはお父さんも理由だけど
他に理由がある」といった。
でも、「今は好きにやらしてほしい」と
一徹が言う。
希は嬉しくなって
一徹の手を取った。
「うちもおねえちゃんやさけ
協力するわ!!
ほんならいかんけ?」
「どこに?」と戸惑う一徹。
希は一徹の手を引き
「マスター御馳走様でした」と
行って、圭太に
「ここのお代を払っておいて」と
いって去って行った。
******************
一徹は何かを考えているけど
なんだろう?
昔から父親の体たらくな様子を見て
それを反面教師として
育ったのであまりに
無茶なことはしないはずである。
そのこが自分に合っているか
いないかわからない・・
明らかに会っていないだろうと思われる
塩田を継ぐとは?????
男の一大決心と言えばそうだ。
そこで徹との違いを見つけたいと
思ったのだろう。
希にどんな考えがあるのだろうか。
