下剋上駄菓子ケーキ2
希が作ったレキャトルサンクー
は人気がでていた。
時に大吾のケーキを抜く日もある。
希は珍しいことだと思った。
徹も計算間違っていないかと
聞く。
でも、大丈夫と聞いて徹もうれしい。
そんな時圭太から電話があった。
携帯を買ったらしい。
ルールが必要だとYOUさんが
いったからという。
弥生の物まねのYOUさんである。
毎日電話をする・・・と。
そのことに刺激されて買ったという。
で圭太が作ったルール。
一、 一日一回電話でしゃべる。
二、 月に二回会う
三、 月末には生活費をきちんと振り込む。
圭太の生真面目さに改めて
驚く希だった。
「それにしても生活費って・・・圭太も
そんなにもらっていないはずなのに」と
希は言うが、「普通の夫婦ではないから
どこかふつうでありたいと
思う」と圭太は言った。
希はうれしかった。
「そしたらいっそ、希が圭太のお給料を
管理しておこずかい制にしないか」と
いう。
これは圭太はやりにくい。
小遣いは抵抗があるという。
希は結婚したんだとしみじみと
いった。
生活のことや、お金のことなど
話し合うってことから実感した。
ルールの追加を希は提案
した。
四、 ケンカしたまま電話を
切らない。
五、 お互いのことはちゃんと報告し合う
ここまで行ったとき、希は「そうだ、
話がある」という。
圭太は
六、 人の話はきちんと聞く。と付け足した。
希はレキャトルサンクーがたくさん売れたこと
を報告したかった。
その話をすると圭太も喜んでくれた。
ところが一週間後も
レキャトルサンクーが一位になった。
さらにその後も
またまた
一位になった・・・のである。
弥生は「本家本元のジュテームモワノンプリョを
抜いている」という。
浅井は「大変ですよ、シェフが知ったら・・。」
という。「津村さんに負けたと知ったら
激怒してまた閉店ですよ。」
「紺谷ですけど・・・あの、負けたとか・・」
そこへ大吾が来た。
こいつも
「津村!!」と呼ぶ。
「あの、紺谷ですけど。」
「どっちでもいい。
新作のルセットができたぞ。
見にこい。」
希は大吾のルセットを見て
感動した。
さて、天中殺では
大吾のケーキと希のケーキの食べ比べ
大会をした。
希は大吾のケーキがおいしいという。
そのほかはよくわからないという。
高志もわからないという。
弥生もわからないという。
珍さんはシェフのほうがおいしいという。
浅井も同じである。
ということは
希のケーキが売れたというのは
偶然だったのだと
希は思った。
徹はまいもんねっとをやっていて
ネットでも希のケーキは人気だという。
だから偶然ではないといった。
大輔は「親父の腕が衰えたのでは
ないの?」とあっけらかんという。
さすがに希がそんなにうまくなった
とは思えないし・・・「親父の味が落ちたと
思うのが普通だ」という。
徹も「そうかもしれない」と
大輔に賛成した。
「どんな有名なシェフでも年には
かなわないというし・・・」という。
輪子は「まだあの人は58よ」というが
徹は「夫の年を認めたくないのは
わかるけど・・戦国時代なら」
という時に大吾が店に入って
きたのでみんなあわてて
素知らぬ顔をした。
輪子が「コンサートだったね。
弦楽四重奏の」
といった。
大吾は「へたくそで聞いていられない」と
いって帰ってきたらしい。
「めしあるか?」
と大吾が言う。
珍さんは、「今日のお勧めは激辛五目
チャーハンです」という。
「辛くないのにしてくれ。」
この一言で一同、驚いた。
激辛好きの大吾が???と。
「どうしたの」と美南が大吾に聞く。
「うん?ちょっと胃の調子がな」
といった。
皆集まってひそひそ話をする。
「あんなに辛いの好きだった
のに・・・」
「ほらね、胃やられているんだよ。」
「年を取ると消化器官がやられるというから」
「次は足腰・・・」
「最後は夜の・・・」
浅井が言った。
「うるさい!!」と輪子。
希は心配になった。
厨房では
その話に花が咲く。
シェフの腕が衰えたとは??
希は「そんなことはありません。
こんな素敵な新作のルセットを
考えられるなんて、衰えている
わけがない・・・」と
言いながらルセットのある部分に
注目をした。
アーモンドパウダーの
量の計算を間違えている。
希はドキッとした。
計算を間違えるはずがない
大吾である。
「まさかっ!!!!」
そこへ大吾が入って来た。
「紺谷、試作の準備はできているか?」
と聞く。
浅井は「紺谷と呼びましたよ」という
「あのシェフが紺谷と・・・・」(弥生)
「あっとる!!」(希)
なんにせよ、大吾の一瞬一瞬がスタッフに
とって戦々恐々たる状況である。
美南までがいった。
「そんなまともなお父さん
やっぱり
おかしい!!!」
希たちが大吾衰え問題で
大騒ぎをしているころ
村では慎一郎が浮かれていました。
はるさんの店できれいに
してもらう慎一郎。
漁業組合で東京へ旅行に行くと
いうので浮かれているのだった。
浩一が一子の部屋から東京の
ガイドブックを持ってきた。
真人は大人向けのガイドブックを
渡した。
洋一郎は一子に連絡をして
東京で会おうといったけど
断られて落ち込んでいた。
一子のブログにもコメントを書くが
返事がない。
一日に10件も書けば
返事などくれないものだと
マキちゃんが言う。
真人は「もうあきらめろ」という。
「一子は遠いひとだ」と。
はるさんも元気がない。
「どう考えてもおかしい」と
いう。「ブログの一子は元気
すぎる。
あのわがまま娘が毎日
ご機嫌なわけがない・・」と。
さて、希のもとにある御客がきた。
一子だった。
「希!!
いいお店ジャン~~!!」
「一子・・・・」
一子はキャトルサンクー
を注文して「おいしそう」という。
「写真撮っていい?」
一子はケーキの写真を撮った。
三年ぶりで会う。
希は一子のブログを読んでいる。
「すごい活躍やね」というと
一子は希に「結婚おめでとう」と
いった。
「結婚式には帰りたかった
けどクライアントに指名された
ので」という。
そのクライアントというは
あの山さん?
一子は結婚を喜んでくれた。
そして、自分もプロポーズを
されているという。
「取引先の社長なんだけど
迷っているのよね。
若いから強引でさ。」
「すごい、さすが一子やな。」
希は今度一緒に村に帰ろうと
いった。
「またみのりとも話そう、喜ぶわいね。」
一子のケーキを食べる手が止まった
事に希が気が付かない。
一子は「そうね・・・そのうちね」と
笑った。
そこに榊原がやってきた。
打ち合わせだと思ってシェフを呼ぼうと
した。
榊原は「実は」という。
「大吾ではなく希に作って欲しい」という
のだった。
驚く希。
榊原は先日
希の作ったケーキと
シェフの作ったケーキを買って
帰った。
そのとき、希の作ったケーキが
奥さまの口にあったというのだ。
だから希に作って欲しいという。
どうしようと思ったところで
お店から大吾の声がした。
驚いて走り寄ると大吾は・・・
なんと・・
ぎっくり腰を引き起こしていた。
ただならぬ様子の店の雰囲気を
みながら一子は希のケーキを
食べた。
そして、フォークを落とした。
****************
圭太と希のルール作りは
かわいいです。
こんな夫婦もいるんですね・・・。
あははは・・・
大吾は本当に衰えたのでしょうか。
そんなわけはないと
希は思いますが
なにしろ、サブタイトルが下剋上なので。
ありうるかもしれません。
しかし、大吾には大吾の
希には希のケーキの味があります。
そこに現れた一子。
さて、一子はなぜ希のお店にやって
きたのでしょうか?
三年前、けんか別れをした二人だった
のに・・・です。
そして、一子は今・・・何をして
いるのかと・・・・。
はるさんの心配も
当たっていると思います。
希が作ったレキャトルサンクー
は人気がでていた。
時に大吾のケーキを抜く日もある。
希は珍しいことだと思った。
徹も計算間違っていないかと
聞く。
でも、大丈夫と聞いて徹もうれしい。
そんな時圭太から電話があった。
携帯を買ったらしい。
ルールが必要だとYOUさんが
いったからという。
弥生の物まねのYOUさんである。
毎日電話をする・・・と。
そのことに刺激されて買ったという。
で圭太が作ったルール。
一、 一日一回電話でしゃべる。
二、 月に二回会う
三、 月末には生活費をきちんと振り込む。
圭太の生真面目さに改めて
驚く希だった。
「それにしても生活費って・・・圭太も
そんなにもらっていないはずなのに」と
希は言うが、「普通の夫婦ではないから
どこかふつうでありたいと
思う」と圭太は言った。
希はうれしかった。
「そしたらいっそ、希が圭太のお給料を
管理しておこずかい制にしないか」と
いう。
これは圭太はやりにくい。
小遣いは抵抗があるという。
希は結婚したんだとしみじみと
いった。
生活のことや、お金のことなど
話し合うってことから実感した。
ルールの追加を希は提案
した。
四、 ケンカしたまま電話を
切らない。
五、 お互いのことはちゃんと報告し合う
ここまで行ったとき、希は「そうだ、
話がある」という。
圭太は
六、 人の話はきちんと聞く。と付け足した。
希はレキャトルサンクーがたくさん売れたこと
を報告したかった。
その話をすると圭太も喜んでくれた。
ところが一週間後も
レキャトルサンクーが一位になった。
さらにその後も
またまた
一位になった・・・のである。
弥生は「本家本元のジュテームモワノンプリョを
抜いている」という。
浅井は「大変ですよ、シェフが知ったら・・。」
という。「津村さんに負けたと知ったら
激怒してまた閉店ですよ。」
「紺谷ですけど・・・あの、負けたとか・・」
そこへ大吾が来た。
こいつも
「津村!!」と呼ぶ。
「あの、紺谷ですけど。」
「どっちでもいい。
新作のルセットができたぞ。
見にこい。」
希は大吾のルセットを見て
感動した。
さて、天中殺では
大吾のケーキと希のケーキの食べ比べ
大会をした。
希は大吾のケーキがおいしいという。
そのほかはよくわからないという。
高志もわからないという。
弥生もわからないという。
珍さんはシェフのほうがおいしいという。
浅井も同じである。
ということは
希のケーキが売れたというのは
偶然だったのだと
希は思った。
徹はまいもんねっとをやっていて
ネットでも希のケーキは人気だという。
だから偶然ではないといった。
大輔は「親父の腕が衰えたのでは
ないの?」とあっけらかんという。
さすがに希がそんなにうまくなった
とは思えないし・・・「親父の味が落ちたと
思うのが普通だ」という。
徹も「そうかもしれない」と
大輔に賛成した。
「どんな有名なシェフでも年には
かなわないというし・・・」という。
輪子は「まだあの人は58よ」というが
徹は「夫の年を認めたくないのは
わかるけど・・戦国時代なら」
という時に大吾が店に入って
きたのでみんなあわてて
素知らぬ顔をした。
輪子が「コンサートだったね。
弦楽四重奏の」
といった。
大吾は「へたくそで聞いていられない」と
いって帰ってきたらしい。
「めしあるか?」
と大吾が言う。
珍さんは、「今日のお勧めは激辛五目
チャーハンです」という。
「辛くないのにしてくれ。」
この一言で一同、驚いた。
激辛好きの大吾が???と。
「どうしたの」と美南が大吾に聞く。
「うん?ちょっと胃の調子がな」
といった。
皆集まってひそひそ話をする。
「あんなに辛いの好きだった
のに・・・」
「ほらね、胃やられているんだよ。」
「年を取ると消化器官がやられるというから」
「次は足腰・・・」
「最後は夜の・・・」
浅井が言った。
「うるさい!!」と輪子。
希は心配になった。
厨房では
その話に花が咲く。
シェフの腕が衰えたとは??
希は「そんなことはありません。
こんな素敵な新作のルセットを
考えられるなんて、衰えている
わけがない・・・」と
言いながらルセットのある部分に
注目をした。
アーモンドパウダーの
量の計算を間違えている。
希はドキッとした。
計算を間違えるはずがない
大吾である。
「まさかっ!!!!」
そこへ大吾が入って来た。
「紺谷、試作の準備はできているか?」
と聞く。
浅井は「紺谷と呼びましたよ」という
「あのシェフが紺谷と・・・・」(弥生)
「あっとる!!」(希)
なんにせよ、大吾の一瞬一瞬がスタッフに
とって戦々恐々たる状況である。
美南までがいった。
「そんなまともなお父さん
やっぱり
おかしい!!!」
希たちが大吾衰え問題で
大騒ぎをしているころ
村では慎一郎が浮かれていました。
はるさんの店できれいに
してもらう慎一郎。
漁業組合で東京へ旅行に行くと
いうので浮かれているのだった。
浩一が一子の部屋から東京の
ガイドブックを持ってきた。
真人は大人向けのガイドブックを
渡した。
洋一郎は一子に連絡をして
東京で会おうといったけど
断られて落ち込んでいた。
一子のブログにもコメントを書くが
返事がない。
一日に10件も書けば
返事などくれないものだと
マキちゃんが言う。
真人は「もうあきらめろ」という。
「一子は遠いひとだ」と。
はるさんも元気がない。
「どう考えてもおかしい」と
いう。「ブログの一子は元気
すぎる。
あのわがまま娘が毎日
ご機嫌なわけがない・・」と。
さて、希のもとにある御客がきた。
一子だった。
「希!!
いいお店ジャン~~!!」
「一子・・・・」
一子はキャトルサンクー
を注文して「おいしそう」という。
「写真撮っていい?」
一子はケーキの写真を撮った。
三年ぶりで会う。
希は一子のブログを読んでいる。
「すごい活躍やね」というと
一子は希に「結婚おめでとう」と
いった。
「結婚式には帰りたかった
けどクライアントに指名された
ので」という。
そのクライアントというは
あの山さん?
一子は結婚を喜んでくれた。
そして、自分もプロポーズを
されているという。
「取引先の社長なんだけど
迷っているのよね。
若いから強引でさ。」
「すごい、さすが一子やな。」
希は今度一緒に村に帰ろうと
いった。
「またみのりとも話そう、喜ぶわいね。」
一子のケーキを食べる手が止まった
事に希が気が付かない。
一子は「そうね・・・そのうちね」と
笑った。
そこに榊原がやってきた。
打ち合わせだと思ってシェフを呼ぼうと
した。
榊原は「実は」という。
「大吾ではなく希に作って欲しい」という
のだった。
驚く希。
榊原は先日
希の作ったケーキと
シェフの作ったケーキを買って
帰った。
そのとき、希の作ったケーキが
奥さまの口にあったというのだ。
だから希に作って欲しいという。
どうしようと思ったところで
お店から大吾の声がした。
驚いて走り寄ると大吾は・・・
なんと・・
ぎっくり腰を引き起こしていた。
ただならぬ様子の店の雰囲気を
みながら一子は希のケーキを
食べた。
そして、フォークを落とした。
****************
圭太と希のルール作りは
かわいいです。
こんな夫婦もいるんですね・・・。
あははは・・・
大吾は本当に衰えたのでしょうか。
そんなわけはないと
希は思いますが
なにしろ、サブタイトルが下剋上なので。
ありうるかもしれません。
しかし、大吾には大吾の
希には希のケーキの味があります。
そこに現れた一子。
さて、一子はなぜ希のお店にやって
きたのでしょうか?
三年前、けんか別れをした二人だった
のに・・・です。
そして、一子は今・・・何をして
いるのかと・・・・。
はるさんの心配も
当たっていると思います。
