絶対絶命メッセージプレート2

二年半ぶりに能登で約束通り
圭太とあった希。

圭太は希を連れて弥太郎の家に
いった。

希にはなんのことだろうと
思うばかり。
弥太郎は希に久しぶりやなと
いう。
圭太は弥太郎と藍子に
年季が明けたら
希と結婚させてくださいといった。
弥太郎ははぁ?という。
藍子も初めて聞いた。

希は・・・
びっくりして圭太を見た。

初耳という顔をしていると
弥太郎が希を見て言った。

事実初耳だと希は言う。
圭太は二年半前にいったと
いった。
二年半待ってくれるかと
聞いたという。

藍子はもしかしてそれが
プロポーズなの?と
呆れて言った。
希もまさかね~~と
笑うが圭太はまじめに
そうだけどと答えた。
そうでなければ二年半も
待たせない、わかるはずだと
圭太は言った。

亜美が失礼しますといって
お茶を持ってきた。

弥太郎は亜美に酒をくれ、
長くなりそうだといった。

圭太はだったら今言うからといって
俺と結婚してくれんけと
いった。

希は即答

無理!!

といった。

スーシェフになったばかりで
やることが多いという。

弥太郎はおめでとうさんと
スーシェフの昇進を祝ってくれた。

圭太は仕事と結婚は別だと
いう。

藍子は結婚したらどこに住むのかと
聞く。
二人とも引っ越しができない。

圭太は
遠距離結婚だといった。
とにかく結婚だけはしたいらしい。
お互いの仕事がどうなるか
わからないので、年季明けという
節目に結婚だけはしたいと
圭太はいった。
亜美がお酒とつまみを持ってきた。
この真剣な場面でなんでと
圭太は思った。
藍子さんもどうぞと弥太郎が
いうとあら~~と藍子は喜んだ。
ばからしくて酒でも飲まなやって
いられないと弥太郎は言う。

圭太が必死になっても聞いてもらえない
らしい。
弥太郎は圭太が自分の立場を
わかってないという。
4代目紺谷弥太郎の孫である
ので、ゆくゆくは塗師屋のあと
とりである。
その女将は専業主婦でなければ
やっていけない。

希ちゃん、パティシエを辞められるのかと
弥太郎が聞く。

希は答えられない。

女将になるために結婚するのではない
と圭太はいった。
戸になく圭太の理屈は通じない。
伝統というのはそういうものである。
話はついたからと
いうが
圭太はまだついてないといった。
弥太郎はかなえちゃんというガールフレンド
とデートに行くという。
圭太の考えなしが悪いのであって
希は悪くないと弥太郎は言う。

圭太は弥太郎を追いかけたが
井田がとめた。
亜美は、希にうちのばかのために
ご自分のキャリアを捨てないで
くださいよという。

バカって俺のことかというと
井田と亜美は声をそろえて
そう、と答えた。

女将さんはそんなに大変なのかと
希が聞くと
大変だと井田が答えた。
塗師屋にもよるが雑用から
経理から
職人のご飯の世話
悩み相談
嫁のあっせん・・・

圭太はうちは女将はいないが
なんとかなっていると
いうが
井田に言わせると何とかしている
のであって、たいていは
専業が女将である。

藍子はその前に二人だけで話を
しなくてはいけないといった。

希は初めて聞くので
どうやって結婚になるのかと
圭太と話をしなくては
いけない。
圭太はスーシェフだから
結婚届を出すだけで
いいからという。

井田たちはその場から出て行った。

そんな問題なのかと
希はよく理解できない。

俺と結婚するのは嫌なんかと
圭太が言う。

何で今なのかと希が聞くと
けじめが今だからと
圭太が言った。

スーシェフも年季明けも
一人前ではないのだから
これからまだまだ頑張らないと
いけないのにと
希は抗議した。

だから、と圭太は言う。
おまえにそばにいてほしい。
でも物理的に無理だから
届だけでも出してほしいと
いう。

ほうじゃないと

ほうじゃないと?

なんでもない・・・

いうがまま!!!

不安で
希が気が変わらないかと
誰かにとられないかと不安で

こんどあったら絶対
取られないようにしようと
思ったと
圭太が言う。

希もそうだといった。
ずっと不安で
ずっと会いたかった・・
ふたりはやっと理解しあって

キス・・・・・???

ってところで

携帯が鳴って

二人はびっくりした。

浅井だった。
弥生が驚くほど
不器用で
お店がてんやわんやで
大変だと
いう。
帰ってきてくださいよぉ!!!

希は一年前から
今日と明日は休みを取って
いるのに・・・と
いうが

結局帰ると返事をした。

それを聞いていた圭太は
帰るんか?と聞く。
希はお店が大変なのでという。
また休みを取って帰って来るからと
いうと
圭太は仕事だから仕方ないかと
いう。
でも圭太はきっちりという。
希、結婚しないか?

親方を説得するから。

希は
うん

と答えた。

この話はおっちゃんグループの浩一
から、徹に伝えられて
横浜でもびっくりとなった。

徹は反対する。
浩一は弥太郎さんも反対して
いるからと
いう。
真人は

娘なんてね
いつかは誰かにとられてしまう
もんだからね?
いつぞやの徹のセリフである。

はるさんは塗師屋の女将は苦労すると
いう。
希は了解していないし・・・
圭太の暴走だというし・・
世間はいろいろ言っている。

一子のブログが更新しているのこと
で話が終わった。
徹は藍子はどうした?
あいつは母親だろ?
びしっといったのかと
怒鳴っているが
文が本人に聞けばいいと
いって藍子が変わった。

もしもし・・・と
藍子が言うと

電話は切れていた。


翌朝、横浜についてお店に
出た希。藍子と電話で話をした。

藍子は結婚には反対だという。
遠距離結婚なんておかしい。
希はこれからどうしたいの?
と聞くので
一人前になるためには
外に出るとか
独立するか・・
まだ、決めていない。


圭太は弥太郎にくらいついていた。
自分は塗師屋を継ぐために
やっているのではない、一職人
でいいという。
しかし
弥太郎は
たくさんの見合い写真を
圭太に見せた。

この子はドウカ?
かわいいよ~~
ほれ~~

と、圭太にいうが・・・。

希の店も大変で
あんなひとを採用するから
迷惑だと浅井は愚痴る。

やよいは、フロアで
売り物のケーキを
潰してしまって
謝ったが。

そもそも
ケーキの箱をひろげて
いれることすら
できないので
失敗ばかりだ。

ケーキ買いたいのですが?

とお客さんの声。


大吾は

くびにしろという。

弥生さんをですか?
でも弥生さんには情熱があるからと
言いかけたが

大吾は情熱はイラン
俺のケーキがまずくなる。
指導できないのだったら
やめさせろ・・・

希は返す言葉がない。
*************
圭太のプロポーズは
あっけらかんとして
いいですね。
話が早い。
うだうだと

悩むよりは

オープンにして

みんなの意見を聞いたほうが
希も圭太も考えが
まとまりやすいみたいだと
おもった。

希は主婦業はできない。
こんな仕事していると
夜も昼もない。
休みもなにもない。

でも、小さくても自分の
お店が持てたら
いいなと
思いますが。

圭太も一人前でない。
よって、先のことも見えない。

そして、一緒に暮らすことも
できない・・・・。

さて・・・

この状況でどう

結婚

するのかな???

どっちかが
海外へ

単身赴任していると
おもえば

できないこともない

と思うが

夫婦としては

不自然である。
圭太は、いつも希にそばにいて
欲しいのだから。