魔女姫のバースディケーキ3
徹が元治に塩を量産して
もうけようという話をだした。
元治は断る。
希はそれをみてどうして徹は
楽して儲けようとするのだろうかと
思い、非難する。
「でっかく生きたいじゃん!」
と徹の
能天気な回答が帰ってきた。
希は「そんなお父さん、嫌い」
といった。
希の一言で落ち込んだ徹。
ごはんもなかなか入らないので
途中で席をたつ。
誰も呼び止めない。
藍子は「もう少しおいてください」
と文にいう。
「2~3日、一週間・・・10日!!!」
文は返事をしない。
元治はそっと希を見た。
希はごはんを必死で食べていた。
海辺では寺岡みのりはでていけと
いわれたことを希に確かめに聞く。
「どうするの?」
「しばらく置いてもらえることになった」
と希は言う。
蔵本一子が希に近づいてきて
いった。
「偽物!!!」
希は「スミマセン」といった。
一子は「ふん」という態度を取って
魚取りに行った。
みのりは一子は東京にあこがれ
ているから東京のことに
なるとおかしくなるという。
「みんな・・・5年生?」
「右におるのが洋ちゃんで
家は漁師さん。
去年の子供相撲で準優勝やった」
という。
角洋一郎である。
「隣が高志・・・いっつも影が薄い
ねん。」
と、二木高志。
「あっちの圭太は釣りが得意。
今はメバルや石鯛がつれる。
秋になったらアブラメやね?圭太?」
紺谷圭太は「うん」と返事をした。
彼らは家族みたいに仲がいい。
そんなところに今更入っていけるのかと
希は不安に思った。
それより、自分のことより家族が能登に
受け入れてもらえるかどうかが
問題なのだ。
「おいしい
これなんですか」
「岩モズクも酢の物や。
お客さん、口におうたけ?」
「ほんとうだよな・・・」
徹が話しかけるが
希は「御馳走様でした。
かたずけます」といって
立ち上がった。
藍子は、「あの子は酢の物にがて
なのに・・・」
という。
ふみは、「食べ物の味なんか
わかってないのだろう」
とつぶやいた。
昼から
希は元治の仕事を手伝った。
「そんなことせんでもいい」というが
希は「昨日はお父さんがへんなこと
言ってスミマセンでした」と
謝った。
元治は「まれってどんな字を
書くんだ」と聞く。
「希望の希」とこたえた。
希とは、めったにないこと、すなわち
夢がかなうという意味があると
いう。
人生にはでっかい夢が必要だと徹は
いった。
希望と幸運か・・
「いい名前だな」と元治は言う。
「あんたには夢はないのか?」
「ないです!!!」希はきっぱりと
いった。
実は昔は夢はありました。
希と徹は誕生日が一緒
である。
でっかい夢を追いかけてばかりで
浮き沈みの多い人生を追いかけていた
徹は希が5歳の時めずらしく
ひと山あてて、希のために
バースデーケーキを
買ってきてくれた。
ケーキの上に載った魔女のような
お姫様のようなお人形を
希はとても気に入っている。
それは徹がおもちゃ屋で見つけて
ケーキやで訳をいって
ケーキの上に飾ってもらった。
これは魔女姫と言って
このお話の進行係です。
希にとってケーキは幸せな
家族の象徴だった。
毎年希はケーキを作った。
しあわせな家族の象徴・・
しかし徹はてんてんと職を変えて
ついに希はケーキを作らなくなって
しまった。
元治はしばらく置いてやっても
いいのではとふみにいう。
ふみは、洗濯物を干して
それからまたでかけた。
徹は石の上に載って海を見ていた。
「すごく痛そうだよ」
と藍子が声をかけた。
飛び降りると思ったらしい。
「それはない」と徹は自己弁護をした。
「よかった、飛び降りるかと思った」と
藍子は笑った。
しかし、自分みたいなのは飛び降りた
ほうがいいかも。家族に迷惑ばっかり
かけているからという。
「え???
今ここで反省してたの?」
びっくりした。
「じゃ、つぎはこれからのことを
考えよう。家族みんなで。」
藍子は徹の手を握った。
「希、一徹 藍子
いまさらだけど、
夜逃げになって申し訳ない
ごめんな とうさん、反省している。」
「えええ???」
希は驚く。
「本当に反省したの?
やっぱり信じない。
人はそんなに簡単に買われないもの。」
「本当に反省したから。
おまえたちに苦労を掛けて。
お父さんは、こんどこそ
ひと山を当てるから。」
「やっぱり全然、わかってない、」
皆あきれた。
「普通でいいんだよ。」
お金持ちでなくていいから
お父さんが家族のために地道に
こつこつ働いて
皆が笑っている家族。
それだけなのに。
いいよ、嫌いって言ってごめん
お父さんはそう言う人だものね。」
「ごめんな。
お父さん、本当に生まれ変わる
から、汗水流してちゃんと
働く。だから
信じてくれ!!
嫌いにならないで!!
頼む!!」
家族は笑った。
もしかしたら・・
こののとで一からやり直して
普通のまっとうな
家族になれるかもしれない。
あの日のように・・・・。
バースディのケーキを思い出す
希だった。
********************
本当に徹は改心したのか??
それと、いよいよ、お金も底をつく。
徹は仕事はどうなんだろう?
このお話、先がみえないし
そのうえに、あまり期待もなく
なんだか
おもしろくないので
このまま続けるかどうか
考えますね。
徹が元治に塩を量産して
もうけようという話をだした。
元治は断る。
希はそれをみてどうして徹は
楽して儲けようとするのだろうかと
思い、非難する。
「でっかく生きたいじゃん!」
と徹の
能天気な回答が帰ってきた。
希は「そんなお父さん、嫌い」
といった。
希の一言で落ち込んだ徹。
ごはんもなかなか入らないので
途中で席をたつ。
誰も呼び止めない。
藍子は「もう少しおいてください」
と文にいう。
「2~3日、一週間・・・10日!!!」
文は返事をしない。
元治はそっと希を見た。
希はごはんを必死で食べていた。
海辺では寺岡みのりはでていけと
いわれたことを希に確かめに聞く。
「どうするの?」
「しばらく置いてもらえることになった」
と希は言う。
蔵本一子が希に近づいてきて
いった。
「偽物!!!」
希は「スミマセン」といった。
一子は「ふん」という態度を取って
魚取りに行った。
みのりは一子は東京にあこがれ
ているから東京のことに
なるとおかしくなるという。
「みんな・・・5年生?」
「右におるのが洋ちゃんで
家は漁師さん。
去年の子供相撲で準優勝やった」
という。
角洋一郎である。
「隣が高志・・・いっつも影が薄い
ねん。」
と、二木高志。
「あっちの圭太は釣りが得意。
今はメバルや石鯛がつれる。
秋になったらアブラメやね?圭太?」
紺谷圭太は「うん」と返事をした。
彼らは家族みたいに仲がいい。
そんなところに今更入っていけるのかと
希は不安に思った。
それより、自分のことより家族が能登に
受け入れてもらえるかどうかが
問題なのだ。
「おいしい
これなんですか」
「岩モズクも酢の物や。
お客さん、口におうたけ?」
「ほんとうだよな・・・」
徹が話しかけるが
希は「御馳走様でした。
かたずけます」といって
立ち上がった。
藍子は、「あの子は酢の物にがて
なのに・・・」
という。
ふみは、「食べ物の味なんか
わかってないのだろう」
とつぶやいた。
昼から
希は元治の仕事を手伝った。
「そんなことせんでもいい」というが
希は「昨日はお父さんがへんなこと
言ってスミマセンでした」と
謝った。
元治は「まれってどんな字を
書くんだ」と聞く。
「希望の希」とこたえた。
希とは、めったにないこと、すなわち
夢がかなうという意味があると
いう。
人生にはでっかい夢が必要だと徹は
いった。
希望と幸運か・・
「いい名前だな」と元治は言う。
「あんたには夢はないのか?」
「ないです!!!」希はきっぱりと
いった。
実は昔は夢はありました。
希と徹は誕生日が一緒
である。
でっかい夢を追いかけてばかりで
浮き沈みの多い人生を追いかけていた
徹は希が5歳の時めずらしく
ひと山あてて、希のために
バースデーケーキを
買ってきてくれた。
ケーキの上に載った魔女のような
お姫様のようなお人形を
希はとても気に入っている。
それは徹がおもちゃ屋で見つけて
ケーキやで訳をいって
ケーキの上に飾ってもらった。
これは魔女姫と言って
このお話の進行係です。
希にとってケーキは幸せな
家族の象徴だった。
毎年希はケーキを作った。
しあわせな家族の象徴・・
しかし徹はてんてんと職を変えて
ついに希はケーキを作らなくなって
しまった。
元治はしばらく置いてやっても
いいのではとふみにいう。
ふみは、洗濯物を干して
それからまたでかけた。
徹は石の上に載って海を見ていた。
「すごく痛そうだよ」
と藍子が声をかけた。
飛び降りると思ったらしい。
「それはない」と徹は自己弁護をした。
「よかった、飛び降りるかと思った」と
藍子は笑った。
しかし、自分みたいなのは飛び降りた
ほうがいいかも。家族に迷惑ばっかり
かけているからという。
「え???
今ここで反省してたの?」
びっくりした。
「じゃ、つぎはこれからのことを
考えよう。家族みんなで。」
藍子は徹の手を握った。
「希、一徹 藍子
いまさらだけど、
夜逃げになって申し訳ない
ごめんな とうさん、反省している。」
「えええ???」
希は驚く。
「本当に反省したの?
やっぱり信じない。
人はそんなに簡単に買われないもの。」
「本当に反省したから。
おまえたちに苦労を掛けて。
お父さんは、こんどこそ
ひと山を当てるから。」
「やっぱり全然、わかってない、」
皆あきれた。
「普通でいいんだよ。」
お金持ちでなくていいから
お父さんが家族のために地道に
こつこつ働いて
皆が笑っている家族。
それだけなのに。
いいよ、嫌いって言ってごめん
お父さんはそう言う人だものね。」
「ごめんな。
お父さん、本当に生まれ変わる
から、汗水流してちゃんと
働く。だから
信じてくれ!!
嫌いにならないで!!
頼む!!」
家族は笑った。
もしかしたら・・
こののとで一からやり直して
普通のまっとうな
家族になれるかもしれない。
あの日のように・・・・。
バースディのケーキを思い出す
希だった。
********************
本当に徹は改心したのか??
それと、いよいよ、お金も底をつく。
徹は仕事はどうなんだろう?
このお話、先がみえないし
そのうえに、あまり期待もなく
なんだか
おもしろくないので
このまま続けるかどうか
考えますね。
