人生は冒険旅行4
エリーはどうやら先が長くないらしい。
自分でわかっているのか
どうなのか、このところよく
別れの歌を歌ったり
昔の話をしたりする。
政春は心配して主治医の一恵に
聞く。
エリーは政春への手紙をしたため
封にいれた。
食事の時間、政春は提案があるといった。
結婚式を挙げるという。
エリーと自分との結婚式だ。
エマたちに手本を見せるためだと
いうが・・・
二人を認めたわけではないといった。
「どうしてもエリーと結婚式を挙げたい。」
エリーは「自分はおばあちゃんだから」と
断った。
でもエマもマイクもエリーのウエディングドレス
姿を見たいという。
エリーは、考えながらも承知した。
雪の降る日、温かい紅茶を入れるエリー。
そのカップをもってマイクの所へいった。
「さぁどうぞ。」
「サンキュー」
「どういたしまして。」
マイクに、「マッサンはあなたのことを嫌って
いるわけではないのよ」といった。
マイクも、「父親としてエマの幸せを
願っているのだから当然です」という。
「そのとおりよ。
よくできました。」
そういって紅茶を飲んだ。
「どうしたの?」
マイクの様子にエリーはきくと
かなり悩んでいるらしい。
エマはフリーになったらいい。
夢を追いかけたらいいというが
そうなると、収入が減るかもしれない。
だから、結婚も考えてしまう。
でもこのままだったら自分の夢は
あきらめることになるが
結婚はできるという。
エリーは「諦めることはないのよ」と
いった。
収入が減ると生活に困るからと
マイクが言うと
「その時はその時よ。
どうにかなるわよ。
マッサンだって夢を実現するのに
ずいぶん苦労したわよ。」
「夢はかなうかな・・・僕の場合も。」
エリーは言った。
「人生は・・・
人生はチャレンジとアドベンチャーよ。
その夢をあきらめなかったら
必ずかなうから。
エマもマイクの夢を応援してくれる
から・・。
分かった?」
「はい。。。。」
「おなかすいたでしょ?」
「はい・・」
「ビスケット持ってくるわ・・。」
立ち上がって台所へ行ったエリーは
めまいがして倒れてしまった。
その音に気が付いたマイクは
立ち上がって
「お母さん?」
と呼んだ。
返事がない。
「お母さん?」
「おかあさん・・・」
台所へ行くとエリーが
倒れていた。
「エリー!!
エリー!!!
だれか!!
助けてくれ!!!」
マイクは叫んで助けをもとめた。
「ちょっと疲れが出たかなぁ?」
一恵が往診に来た。
マイクはエマに大丈夫なのかときく。
「大丈夫よ」とエマは答えた。
一恵は
「少し安静にしていましょうね。
食欲が出てきたら消化のいいものを
少しづつ食べさせてください。」
そういって部屋から出た。
「お母さん、みかんでも向きましょうか?」
和歌子が言った。
「ありがとう、忙しいのにごめんね・・」
玄関で一恵を見送る政春と
エマ。
一恵は、政春に言った。
「残された時間をできるだけ楽しく
笑顔で過ごさせてあげてください。
何かあったらすぐに電話をしてくださいね。」
一恵は帰って行った。
エマは「どういうこと?
どういうことなの?」
政春に問い詰めた。
「できるだけ、
笑顔で過ごさせてやろう・・
な?」
エマはエリーの状況を知り
泣き崩れた。
エリーが倒れてから三日が立った。
まだ床から出ることができなかった。
エマはカーテンを開けて
エリーのお給仕をした。
「今日はたくさん食べれてよかったね。」
「入るどぉ~~~」
政春とマイクが大きな箱をもって
部屋に入って来た。
「もうできたの?」
エマが聞く。
箱の中から政春は白いドレスをだした。
エリーは「私のウエディングドレスなの?」
と聞く。
「うん、早く着てみたいじゃろ?」
「ちょっとあててみようか?」
エマが言う。
「ほうじゃのう。」
エリーは鏡の前に立ってドレスを
あてた。
「うん、これでエリーが元気になって
くれたら、いつでも結婚式を
あげれるぞ。」と政春。
マイクは
「がんばって早く元気になって
下さいね」という。
「ありがとう・・・」
エリーは力なくいった。
「マッサン・・・」
「なんじゃ?」
「一緒にお散歩へ行こう。」
「外は寒いよ」エマは心配した。
「もう少し元気になってからのほうが
ええ・・・」
政春がそういうが
「大丈夫だ」とエリーは言う。
工場の中を散歩する二人。
「気を付けてな。
エリーが転んだら大変じゃ」と
政春は雪道を歩きながら
いった。
二人の後をエマとマイクがついて
いく。
マイクは二人の様子をカメラに
とった。
突然
そんなこといった
政春が転んだ。
「あははは・・・」と笑いながら
立ち上がった。
マイクは雪の上にしゃがんで
写真を撮りながら
「ほんとうに素敵な夫婦だな」という。
エマは「そうでしょ?
自慢の両親よ」といった。
「エマ?」
とマイクは立ち上がった。
エマも立ち上がった。
「ぼくと
結婚して
下さい・・。」
エマはじっとマイクの顔を見た。
「二人で幸せになろう・・・」
エマはじっとマイクを見ていたが
いきなり
「お父さん、お母さん・・・
聞いてぇええええ!!!!!」
と、叫んだ。
そして、政春たちにむかって走り始めた。
マイクは
「待って、待って
まだいわないで。
エマの返事を聞かせてほしい」
政春は、振り向いて
「何じゃ?」
という。
エリーは
エマが笑顔で走ってきたのを
みたけど
そのエマの顔がぐるんと回って
みえた。
めまいを起こしたエリーは
雪のうえに
倒れてしまった。
*****************
エリーの病気って???
なんでしょうか?
妊娠出産ができないということと
何か関係があるのでしょうか。
悩んでいたマイクが結論を出した。
収入がへると生活ができなくなると
夢をあきらめようとするマイクに
その時はその時
どうにかなるわよ・・とエリーが言った。
エマは夢を応援してくれるから・・
マッサンも夢をかなえるために
ずいぶんと苦労をしたわ。
そんな話を聞いてマイクは何を思った
のか・・・
政春とエリーの仲の良さを見て
何を思ったのか・・・。
その二人が育てたエマなら
きっと政春のように夢を実現できる
かもしれないと勇気が出たのかもしれない。
エマへのプロポーズ。
マイクがエマに
プロポーズをしたこと
それをわかったのか
エリーはホッとしたのか
倒れてしまった・・。
明日と明後日
エリーがなくなってその後のことが
あると思いますが
美しい北海道の雪のロケは
素敵な風景です。
エリーはどうやら先が長くないらしい。
自分でわかっているのか
どうなのか、このところよく
別れの歌を歌ったり
昔の話をしたりする。
政春は心配して主治医の一恵に
聞く。
エリーは政春への手紙をしたため
封にいれた。
食事の時間、政春は提案があるといった。
結婚式を挙げるという。
エリーと自分との結婚式だ。
エマたちに手本を見せるためだと
いうが・・・
二人を認めたわけではないといった。
「どうしてもエリーと結婚式を挙げたい。」
エリーは「自分はおばあちゃんだから」と
断った。
でもエマもマイクもエリーのウエディングドレス
姿を見たいという。
エリーは、考えながらも承知した。
雪の降る日、温かい紅茶を入れるエリー。
そのカップをもってマイクの所へいった。
「さぁどうぞ。」
「サンキュー」
「どういたしまして。」
マイクに、「マッサンはあなたのことを嫌って
いるわけではないのよ」といった。
マイクも、「父親としてエマの幸せを
願っているのだから当然です」という。
「そのとおりよ。
よくできました。」
そういって紅茶を飲んだ。
「どうしたの?」
マイクの様子にエリーはきくと
かなり悩んでいるらしい。
エマはフリーになったらいい。
夢を追いかけたらいいというが
そうなると、収入が減るかもしれない。
だから、結婚も考えてしまう。
でもこのままだったら自分の夢は
あきらめることになるが
結婚はできるという。
エリーは「諦めることはないのよ」と
いった。
収入が減ると生活に困るからと
マイクが言うと
「その時はその時よ。
どうにかなるわよ。
マッサンだって夢を実現するのに
ずいぶん苦労したわよ。」
「夢はかなうかな・・・僕の場合も。」
エリーは言った。
「人生は・・・
人生はチャレンジとアドベンチャーよ。
その夢をあきらめなかったら
必ずかなうから。
エマもマイクの夢を応援してくれる
から・・。
分かった?」
「はい。。。。」
「おなかすいたでしょ?」
「はい・・」
「ビスケット持ってくるわ・・。」
立ち上がって台所へ行ったエリーは
めまいがして倒れてしまった。
その音に気が付いたマイクは
立ち上がって
「お母さん?」
と呼んだ。
返事がない。
「お母さん?」
「おかあさん・・・」
台所へ行くとエリーが
倒れていた。
「エリー!!
エリー!!!
だれか!!
助けてくれ!!!」
マイクは叫んで助けをもとめた。
「ちょっと疲れが出たかなぁ?」
一恵が往診に来た。
マイクはエマに大丈夫なのかときく。
「大丈夫よ」とエマは答えた。
一恵は
「少し安静にしていましょうね。
食欲が出てきたら消化のいいものを
少しづつ食べさせてください。」
そういって部屋から出た。
「お母さん、みかんでも向きましょうか?」
和歌子が言った。
「ありがとう、忙しいのにごめんね・・」
玄関で一恵を見送る政春と
エマ。
一恵は、政春に言った。
「残された時間をできるだけ楽しく
笑顔で過ごさせてあげてください。
何かあったらすぐに電話をしてくださいね。」
一恵は帰って行った。
エマは「どういうこと?
どういうことなの?」
政春に問い詰めた。
「できるだけ、
笑顔で過ごさせてやろう・・
な?」
エマはエリーの状況を知り
泣き崩れた。
エリーが倒れてから三日が立った。
まだ床から出ることができなかった。
エマはカーテンを開けて
エリーのお給仕をした。
「今日はたくさん食べれてよかったね。」
「入るどぉ~~~」
政春とマイクが大きな箱をもって
部屋に入って来た。
「もうできたの?」
エマが聞く。
箱の中から政春は白いドレスをだした。
エリーは「私のウエディングドレスなの?」
と聞く。
「うん、早く着てみたいじゃろ?」
「ちょっとあててみようか?」
エマが言う。
「ほうじゃのう。」
エリーは鏡の前に立ってドレスを
あてた。
「うん、これでエリーが元気になって
くれたら、いつでも結婚式を
あげれるぞ。」と政春。
マイクは
「がんばって早く元気になって
下さいね」という。
「ありがとう・・・」
エリーは力なくいった。
「マッサン・・・」
「なんじゃ?」
「一緒にお散歩へ行こう。」
「外は寒いよ」エマは心配した。
「もう少し元気になってからのほうが
ええ・・・」
政春がそういうが
「大丈夫だ」とエリーは言う。
工場の中を散歩する二人。
「気を付けてな。
エリーが転んだら大変じゃ」と
政春は雪道を歩きながら
いった。
二人の後をエマとマイクがついて
いく。
マイクは二人の様子をカメラに
とった。
突然
そんなこといった
政春が転んだ。
「あははは・・・」と笑いながら
立ち上がった。
マイクは雪の上にしゃがんで
写真を撮りながら
「ほんとうに素敵な夫婦だな」という。
エマは「そうでしょ?
自慢の両親よ」といった。
「エマ?」
とマイクは立ち上がった。
エマも立ち上がった。
「ぼくと
結婚して
下さい・・。」
エマはじっとマイクの顔を見た。
「二人で幸せになろう・・・」
エマはじっとマイクを見ていたが
いきなり
「お父さん、お母さん・・・
聞いてぇええええ!!!!!」
と、叫んだ。
そして、政春たちにむかって走り始めた。
マイクは
「待って、待って
まだいわないで。
エマの返事を聞かせてほしい」
政春は、振り向いて
「何じゃ?」
という。
エリーは
エマが笑顔で走ってきたのを
みたけど
そのエマの顔がぐるんと回って
みえた。
めまいを起こしたエリーは
雪のうえに
倒れてしまった。
*****************
エリーの病気って???
なんでしょうか?
妊娠出産ができないということと
何か関係があるのでしょうか。
悩んでいたマイクが結論を出した。
収入がへると生活ができなくなると
夢をあきらめようとするマイクに
その時はその時
どうにかなるわよ・・とエリーが言った。
エマは夢を応援してくれるから・・
マッサンも夢をかなえるために
ずいぶんと苦労をしたわ。
そんな話を聞いてマイクは何を思った
のか・・・
政春とエリーの仲の良さを見て
何を思ったのか・・・。
その二人が育てたエマなら
きっと政春のように夢を実現できる
かもしれないと勇気が出たのかもしれない。
エマへのプロポーズ。
マイクがエマに
プロポーズをしたこと
それをわかったのか
エリーはホッとしたのか
倒れてしまった・・。
明日と明後日
エリーがなくなってその後のことが
あると思いますが
美しい北海道の雪のロケは
素敵な風景です。
