春の贈り物6
王子と乞食の単行本ができあがり
遺影の前にお供えをする英治たち。
また、かよは庭に咲いた忘れな草を
みて、時間は止まってはいないことを
思った。
そして1926年大正15年初夏のこと。
歩はもうすぐ5歳。いたずら盛りとなった。
花子のいうことなど聞かないで
ふざけてばかりいるので手を焼いて
いた。
★かよは必死で働き小さいながらも自分
の店をもちました。
かふぇタイムといいます。
お店のオープンの日、貸し切りの紙が
貼られていた。
かよは、郁弥の時計をそっと棚に
置いた。
時計は、時を刻んでいた。
花子たちはかよの店へと
お出かけの時間となった。
「おかあちゃん、はやくはやく。」
と歩が呼ぶ。
「そんなに走ると転ぶわよ」といって
歩の大切にしている吉太郎から
もらった船のおもちゃをさしだした。
「歩はおかあちゃんのダーリング
ボーイなんだから。」
「ダーリングボーイ?」
「かわいこちゃんていう意味よ。」
かふぇタイムにつくとかよが
いらっしゃいといった。
「小さいけど、お好きなところに
座ってください。」
かよは、村岡家のみんなにいった。
「いい店だ」と村顔父はいいながらも
かつてのミスタードミンゴを思い出
させるように、「かよさん、珈琲を
お願いします」といった。
歩は「かよおばちゃんのお手伝い
をする」というが、「今日は歩君は
お客様だから」といって、座るように言った。
父は、「歩は優しいな」というが、
英治は、「だからといってまたお菓子を
与えないでくださいよ」とくぎを刺す。
そこへ宮本家がやってきた。
蓮子と龍一、長男の純平と
長女で赤ん坊のふじこだった。
蓮子が甲府の花子の母のように
優しい子になって欲しいと
願ってつけた名前だという。
歩は純平の手を取って「一緒に
お絵かきしよう」とさそった。
蓮子は、かよに「あの屋台も素敵だった
けど、ここもすてきね。自分のお店を
もつなんてすごいわ」といった。
かよは、「ありがとうございます」と
いった。
醍醐が来た。
「ごきげんよう」とみんなは挨拶を
した。
花子はグラスにサイダーを注ぎながら
かよに、「みんなに挨拶しろし」と言った.
かよは「みなさん今日はお集まり
いただき本当にありがとうございます。
お客様がおなか一杯になって
元気なれるような店を目指して
こぴっと頑張りますのでよろしくお願い
します。」といった。
そして乾杯の音頭は開店を
一番楽しみにしていた
村岡父がした。「かよさん、おめでとう
乾杯」といった。
醍醐は蓮子の人生を取材しながら
雑誌に連載していたけどそれが単行本
になったとうれしそうにいった。
そして本を配った。
みんな歓声を上げた。
「醍醐さんの記事はよくここまでと
思うほど踏み込んでいてよかった」と
村岡父は言った。
醍醐は「それもこれも愛のために大胆
な事件を起こしてくださった蓮子様たち
のおかげです。感謝します。」
蓮子は、「非難はされていたけど
感謝されたのは初めてね」といった。
醍醐が蓮子のことを書いたので
蓮子に小説のお仕事がやってきたと
喜びを語った。
花子は、「蓮子の小説は面白かった」
という。「趣味ではなくお仕事で
書くことがこれほど面白いとは」と
蓮子。
「もう一度乾杯しましょう」と
いって花子、蓮子、醍醐の
三人は乾杯をする。
村岡父は「ご婦人方は大活躍だな」と
いって、英治と龍一に
「ふたりとも頑張りなさい」といった。
二人は顔を見合わせて「はい」という。
醍醐は「仕事も一段落したから今度は
結婚相手をみつけます」という。
蓮子は、「あなたは修和のときからそれ
ばかりだわ」といってみんなで笑った。
「久しぶりに三杯めを飲もうかしら」と
花子がワインをもっていうと
みんなが真っ青な顔をして止めた。
「冗談だわよ、ね?歩?
あら???」
花子は歩がいないのにびっくりした。
みるとお店のすみっこで
壁に落書きをしている。
花子はびっくりして歩を止めた。
そして、かよおばちゃんに謝りなさい
というが、歩は書きたかったことだからと
いって、誤らない。
家に帰っても、歩は花子から怒られていた。
英治は、歩を抱いて遊びに連れて行った。
花子には仕事をがんばるようにといって・・。
英治さんは甘いと花子は不満だった。
★かなり怒っております。
「楽しかったわね。」
こちらは宮本家。
蓮子はうれしそうにはしゃぎながら
家に帰った。
すると姑が怖い顔をして
待っていた。
「遅い。私のお夕飯忘れたの?
家事は嫁の仕事です!!!」
「申し訳ありません、お母様すぐに
支度を・・・」
蓮子はあわてて台所へ行った。
★こちらもかなり怒っています。
姑はかんかんだった。
その夜、原稿を書いている花子に
歩の歌が聞こえてきた。
ダーリンという言葉を何度も使って
いる。
花子はふとペンを置いた。
「パパママダーリン~~
パパママダーリン~~」
「どうしたのその歌?」
「歩が作ったんだよ」と英治は言う。
花子はびっくりした。
歩は花子に「お話をして」という。
「いいわよ」、と花子は言った。
歩を真ん中にして英治は向こう側。
こちらに花子。寝る前三人はそろって
横に並ぶ。
花子は、王子と乞食のお話をした。
「私はたった一度でいいから
王子様が身に着けていらっしゃるような
着物が着たいと思います・・・。」
★花子にとって毎晩こうやって歩にお話を
聞かせるのが
最高に幸せな時間でした。
翌日のこと仕事を終えて
歩を探すとおもちゃがあったところ
にいない。
ふとみると廊下にうつぶせになっている。
「歩!!」
びっくりして抱き起すと
廊下一杯に絵が描かれていた。
「なにをしているの!」
花子が怒ると
歩は「これをみて、これは王子とトムだよ」
と歩は言った。
「もう、おとうちゃまに叱られる前に
こぴっとおかたづけをしましょう。」
と花子が言うが
歩は嫌だと反対した。
「歩!!」
花子は怒った。
「おかあちゃま怖い・・・・。」
「いうこと聞かないならおかあちゃまに
も考えがあります!!!」
さて、夕方英治が帰ってくると
花子と歩が並んで廊下にうつぶせに
なっていた。
「何をしているの?」
起き上がったふたりの体の下から
廊下に落書きの絵がでてきた。
英治は、「花子さんまでなにをしている
のですか」と聞いた。
花子は、「歩は王子とトムの絵を描いたのです。
すごく上手です」とほめる。
「おとうちゃまも一緒に書こう」と
歩が言う。
英治は困ってしまった。
この書き込み方は上手だと感心した。
そして、英治も書き始めた。
三人並んで廊下に落書きをする親子。
★いつのまにか、歩よりも夢中になる
英治と花子でした。
ごきげんよう
さようなら。
******************
ゆる~~~~~~~~~~~い
お話でした・・・・・・。
はぁ・・・・・・
緊張感無し。
蓮子の所が二人子どもがいたとは!!
今回のエピソードは
花子と英治がいかに歩を
愛しているかという
来週への
お話の伏線かも?
かよのお店はちょっと
ローカルだけど、
住宅街の中にあるらしい
おとなしめのカフェで
いいなと思った。
しかし、大人と子供で
廊下にうつぶせで寝転がって
落書き・・・ですか。
画用紙というものは、なかったので
しょうか???
++++++++++++++++++++
はい、今日も遅くなりました。
昨日以上に遅くなりました。
本日の日が変わる30分前となりました。
すみません・・・
本当に・・・
このブログを書くだけで
一時間は
必要になります。
かなり
厳しいときもあります。
がんばります・・・。
王子と乞食の単行本ができあがり
遺影の前にお供えをする英治たち。
また、かよは庭に咲いた忘れな草を
みて、時間は止まってはいないことを
思った。
そして1926年大正15年初夏のこと。
歩はもうすぐ5歳。いたずら盛りとなった。
花子のいうことなど聞かないで
ふざけてばかりいるので手を焼いて
いた。
★かよは必死で働き小さいながらも自分
の店をもちました。
かふぇタイムといいます。
お店のオープンの日、貸し切りの紙が
貼られていた。
かよは、郁弥の時計をそっと棚に
置いた。
時計は、時を刻んでいた。
花子たちはかよの店へと
お出かけの時間となった。
「おかあちゃん、はやくはやく。」
と歩が呼ぶ。
「そんなに走ると転ぶわよ」といって
歩の大切にしている吉太郎から
もらった船のおもちゃをさしだした。
「歩はおかあちゃんのダーリング
ボーイなんだから。」
「ダーリングボーイ?」
「かわいこちゃんていう意味よ。」
かふぇタイムにつくとかよが
いらっしゃいといった。
「小さいけど、お好きなところに
座ってください。」
かよは、村岡家のみんなにいった。
「いい店だ」と村顔父はいいながらも
かつてのミスタードミンゴを思い出
させるように、「かよさん、珈琲を
お願いします」といった。
歩は「かよおばちゃんのお手伝い
をする」というが、「今日は歩君は
お客様だから」といって、座るように言った。
父は、「歩は優しいな」というが、
英治は、「だからといってまたお菓子を
与えないでくださいよ」とくぎを刺す。
そこへ宮本家がやってきた。
蓮子と龍一、長男の純平と
長女で赤ん坊のふじこだった。
蓮子が甲府の花子の母のように
優しい子になって欲しいと
願ってつけた名前だという。
歩は純平の手を取って「一緒に
お絵かきしよう」とさそった。
蓮子は、かよに「あの屋台も素敵だった
けど、ここもすてきね。自分のお店を
もつなんてすごいわ」といった。
かよは、「ありがとうございます」と
いった。
醍醐が来た。
「ごきげんよう」とみんなは挨拶を
した。
花子はグラスにサイダーを注ぎながら
かよに、「みんなに挨拶しろし」と言った.
かよは「みなさん今日はお集まり
いただき本当にありがとうございます。
お客様がおなか一杯になって
元気なれるような店を目指して
こぴっと頑張りますのでよろしくお願い
します。」といった。
そして乾杯の音頭は開店を
一番楽しみにしていた
村岡父がした。「かよさん、おめでとう
乾杯」といった。
醍醐は蓮子の人生を取材しながら
雑誌に連載していたけどそれが単行本
になったとうれしそうにいった。
そして本を配った。
みんな歓声を上げた。
「醍醐さんの記事はよくここまでと
思うほど踏み込んでいてよかった」と
村岡父は言った。
醍醐は「それもこれも愛のために大胆
な事件を起こしてくださった蓮子様たち
のおかげです。感謝します。」
蓮子は、「非難はされていたけど
感謝されたのは初めてね」といった。
醍醐が蓮子のことを書いたので
蓮子に小説のお仕事がやってきたと
喜びを語った。
花子は、「蓮子の小説は面白かった」
という。「趣味ではなくお仕事で
書くことがこれほど面白いとは」と
蓮子。
「もう一度乾杯しましょう」と
いって花子、蓮子、醍醐の
三人は乾杯をする。
村岡父は「ご婦人方は大活躍だな」と
いって、英治と龍一に
「ふたりとも頑張りなさい」といった。
二人は顔を見合わせて「はい」という。
醍醐は「仕事も一段落したから今度は
結婚相手をみつけます」という。
蓮子は、「あなたは修和のときからそれ
ばかりだわ」といってみんなで笑った。
「久しぶりに三杯めを飲もうかしら」と
花子がワインをもっていうと
みんなが真っ青な顔をして止めた。
「冗談だわよ、ね?歩?
あら???」
花子は歩がいないのにびっくりした。
みるとお店のすみっこで
壁に落書きをしている。
花子はびっくりして歩を止めた。
そして、かよおばちゃんに謝りなさい
というが、歩は書きたかったことだからと
いって、誤らない。
家に帰っても、歩は花子から怒られていた。
英治は、歩を抱いて遊びに連れて行った。
花子には仕事をがんばるようにといって・・。
英治さんは甘いと花子は不満だった。
★かなり怒っております。
「楽しかったわね。」
こちらは宮本家。
蓮子はうれしそうにはしゃぎながら
家に帰った。
すると姑が怖い顔をして
待っていた。
「遅い。私のお夕飯忘れたの?
家事は嫁の仕事です!!!」
「申し訳ありません、お母様すぐに
支度を・・・」
蓮子はあわてて台所へ行った。
★こちらもかなり怒っています。
姑はかんかんだった。
その夜、原稿を書いている花子に
歩の歌が聞こえてきた。
ダーリンという言葉を何度も使って
いる。
花子はふとペンを置いた。
「パパママダーリン~~
パパママダーリン~~」
「どうしたのその歌?」
「歩が作ったんだよ」と英治は言う。
花子はびっくりした。
歩は花子に「お話をして」という。
「いいわよ」、と花子は言った。
歩を真ん中にして英治は向こう側。
こちらに花子。寝る前三人はそろって
横に並ぶ。
花子は、王子と乞食のお話をした。
「私はたった一度でいいから
王子様が身に着けていらっしゃるような
着物が着たいと思います・・・。」
★花子にとって毎晩こうやって歩にお話を
聞かせるのが
最高に幸せな時間でした。
翌日のこと仕事を終えて
歩を探すとおもちゃがあったところ
にいない。
ふとみると廊下にうつぶせになっている。
「歩!!」
びっくりして抱き起すと
廊下一杯に絵が描かれていた。
「なにをしているの!」
花子が怒ると
歩は「これをみて、これは王子とトムだよ」
と歩は言った。
「もう、おとうちゃまに叱られる前に
こぴっとおかたづけをしましょう。」
と花子が言うが
歩は嫌だと反対した。
「歩!!」
花子は怒った。
「おかあちゃま怖い・・・・。」
「いうこと聞かないならおかあちゃまに
も考えがあります!!!」
さて、夕方英治が帰ってくると
花子と歩が並んで廊下にうつぶせに
なっていた。
「何をしているの?」
起き上がったふたりの体の下から
廊下に落書きの絵がでてきた。
英治は、「花子さんまでなにをしている
のですか」と聞いた。
花子は、「歩は王子とトムの絵を描いたのです。
すごく上手です」とほめる。
「おとうちゃまも一緒に書こう」と
歩が言う。
英治は困ってしまった。
この書き込み方は上手だと感心した。
そして、英治も書き始めた。
三人並んで廊下に落書きをする親子。
★いつのまにか、歩よりも夢中になる
英治と花子でした。
ごきげんよう
さようなら。
******************
ゆる~~~~~~~~~~~い
お話でした・・・・・・。
はぁ・・・・・・
緊張感無し。
蓮子の所が二人子どもがいたとは!!
今回のエピソードは
花子と英治がいかに歩を
愛しているかという
来週への
お話の伏線かも?
かよのお店はちょっと
ローカルだけど、
住宅街の中にあるらしい
おとなしめのカフェで
いいなと思った。
しかし、大人と子供で
廊下にうつぶせで寝転がって
落書き・・・ですか。
画用紙というものは、なかったので
しょうか???
++++++++++++++++++++
はい、今日も遅くなりました。
昨日以上に遅くなりました。
本日の日が変わる30分前となりました。
すみません・・・
本当に・・・
このブログを書くだけで
一時間は
必要になります。
かなり
厳しいときもあります。
がんばります・・・。
