M3


16年一緒に暮らした猫、ミケちゃんが
亡くなりました。
車にはねられたと思われます。

高齢とはいえ、元気でした。
多少、具合が悪い時もあり
ましたが
なんとか乗り越えました。

よく、車に乗せて、予防注射とか
診察とかに連れて行きました。

うちにきたのは、偶然道であったミケちゃん
に、まだ子供だった娘が声をかけ
ミケちゃんがついてきました。

それからです。

わがやが気に入ってくれたのならと
かうことにしました。

とても可愛い猫でした。

ことばはしゃべれないものの
目を見るとなにをいうのかよく
わかります。

狩もよくしました。

すずめ、こうもり、やもり
ねずみ・・・
よくとっては、褒めてほしくて
娘に見せに来ました。

これを否定することはできないと
彼女は歯を食いしばって
悲鳴を上げそうな状況でも
えらい、えらいとミケを褒めました。

寝るときは娘と猫は一緒にコラボ
して寝ました。
右を向けば右を向き
左を向けば
左を向き
しながら、ねます。

猫と言えども、猫ではないような
気もしました。

悲しいときはみけちゃん~~聞いて~
とよく、ミケにしがみつくように
話をしていました。

すると、娘は安心するのか・・
そのご笑顔になります。

動物の力はすごいですね。

そして・・・

たくさんの思い出を
ミケは私たち家族に残しました。


昨日、7月8日。
あさ、6時10分過ぎ
いつものように起きた私は
階下へ行くと
外から部屋の中を伺って
いるはずのミケがいません。

ああ、娘の部屋で寝ているのだと
思いました。

しかし、主人が起きてきて
ミケがなぜいないのかと聞かれても
きっとどこかへ散歩に行ったのよと
おもって、いつも帰ってきたので
また帰ってくると
思っていました。

そのご、昼から私も娘も、息子も
でかけました。

主人が家にいましたが、
ミケは帰ってきません。

さすがの私もおかしいと思い
帰ってきた息子にミケをさがしに
行ってくれと頼みました。

わたしもミケ~~~と
呼びながら探しました。

家の中はいません。

すると携帯が鳴りました。

息子からです。

ミケが見つかった!!

でも、死んでる・・・・・。

どこなの!!!

場所はすぐそばでした。

月ぎめの
駐車場でした。

ここは、ミケの庭から出てそとへいく
お散歩コースでした。

段ボール箱を作ってさっそく
迎えに行きました。

駐車場のすみっこに倒れてるように
ミケが・・・・・・・・・・。

死んで10時間は立っていると
思います。

すでに体は固くなっていました。

何が起こったのか???

ミケにはここという外傷は
ありません・・・が
どうやら、口や鼻から
血を吐いています。

それが???
どういうことなのだ
ろう??

蟻に食べられそうになっている体を
箱に入れて
家に連れて帰りました。

何がミケに起こったのか??

とにかく、体を冷やすために
ドライアイスを買いました。

大き目の段ボール箱に
タオルを敷いて、ナイロンをしいて
ミケを横たえて
ドライアイスをならべて・・・。

娘はなきながら、血をふき取って
いました。

どうしてもなぜ死んだのか知りたくて
動物病院へ電話しました。
おなかを切って解剖しますか?

状況から、毒物を食べたか
交通事故ですね・・。

やさしく説明してくれました。

確かに元気で、外へ行って
いつものように遊んで帰ろうとして・・

駐車場の車にはねられたのかも
しれません。

痛かったでしょ・・・

ミケちゃん・・・ごめんね
ごめんね・・・
助けてあげれなくて

ごめんね・・・。


運転手は、はねたという意識は
ないのでしょうか?
ミケは野良猫だと思われたのでしょうか。

はねられたから、内臓が破裂して血を吐いて
いるのです、と先生。

ミケちゃん、痛かったでしょ。
つらかったでしょ。

とばされたのか?
それとも、家に帰ろうとしたのか・・

駐車場の隅っこに倒れていた
ミケちゃん。
すぐそこがうちの庭なんだけど・・。

辛いです・・・・。

もう、ペットなどごめんです

でも、たくさんの愛情をミケから
もらいましたから・・・

きれいな体で、荼毘に付しました。

小さな骨をひろって・・・

ここがミケちゃんのしっぽ
ここがミケちゃんの足・・・
つめ・・・
ここがミケちゃんの肩甲骨・・

あたま、

のど仏・・


骨を拾って

連れて帰りました。


来世・・・

またうちの子に
なりに来てね!

待っているから!