ナットウで西門を攻略した?めいこは
次は何を作りましょうかと
聞くと
おにぎりという。

あのおにぎりですか?

あのおにぎり以外何のおにぎりがあるのですか?

ぼけぼけの会話がある。
西門のキャラはてんねんのボケなのだ。

このおにぎり弁当はそれこそ
めいこのすべてを投入しても
足りないくらい奥の深いものだった。

まず・・うまい飯炊きが必須だ。

そのためにイクからコメの研ぎ方から
ご飯の炊き方を教わる。

そして、おにぎりをにぎるときのこつ。

これは大変である。

大きいおにぎりのほうがおいしいだろうから
炊き立てのご飯を思いっきりつかんで
にぎるのである。あつあつでもがまんして。
食べて欲しい。喜んで欲しいとの思いをこめて。

中身は毎日変えるとめいこは決めた。
あなたを信じています。
と西門はめいこの食い意地を信じた。
どんなに機嫌が悪くても食べ物を
粗末に扱ってまずく作るようなことはしないと
信じたのだった。

だからある日、同じ中身が続いたとき
事件や・・・と驚いた。

めいこは恋わずらいだった。
それは、西門が自分をスキかもしれないと
思っていたけどある日現れた西門を訪ねてきた
女性、亜貴子。
女医を目指して勉強中と言う明るく
きれいで食べることが大好きという女性。
彼女を見ていると元気になると西門が言う。
以心伝心のひとはめいこではなく
この人だったんだ・・・穴があったら入りたいと
めいこは落ち込んだのだった。

しかし、亜貴子はいいなずけではなく
幼馴染で同じ火事で家族をなくした悲しみを
共有した間柄だ。

二人は恋人になってもいいような気が
しますが、西門はとんとそんな感情がないらしい。
が、のちにわかるけど西門は結婚を諦めて
いた現状があった。

幼馴染やというだけ。

でも元気になるというのは自分でなく
あの人を見てそう思ったのだと
めいこは気がついた。
それを誤解して自分だと思っていた。
はずかしい。

めいこは元気をなくしてふさぎこむ。

そんなめいこに縁談が来た。

大五は乗り気だった。老舗料亭の二男坊だから
それほど、苦労はしなくて済むと思ったらしい。

家事もお手伝いさんにまかせっぱなしでいいという
条件だ。

恋に疲れためいこはお見合いもいいかもと
やけ気味になった。
お見合いをすることは賛成?と西門に
あほな質問までして。

(西門があかんというわけないやろ。
いうんだったら、とっくに彼がめいこに
プロポーズをしているはず。)

親友の民子と桜子にお見合いをすると
いったら・・・・・・・・・・彼女たちは
めいこを非難した。

辛くなったら面倒くさくなったら
逃げる癖がアルと桜子はめいこ
をしかった。

「ちゃんと戦いなさいよ。負けてもちゃんと
戦いなさいよ。」

桜子は思っていた人と別れた。
父親が圧力をかけて彼を
遠ざけたのだった。

だからあんなことを言ったのだったが。
めいこにとって人を好きになるって
しんどいという。

民子はナットウのことやお弁当のことなど
をあげてめいこが恋をして素敵になって
いったことを話した。もう少し応援した
かったと残念にいった。

西門がボート部の助っ人で
試合に出る日がお見合いの日だった。
そんな大事な日にお弁当など
作ってくれとは言えないと断った西門だった。

お弁当を通じて人を幸せに出来る
めいこは幸せになれるでしょうと
西門は言った。

人の気持ちも自分の気持ちもわからないまま
お見合いにいくめいこ。

めいこさんは食べ物で何が苦手ですか?
そう、相手の二男さんがきいてきた。
めいこは、いわしかな?といった。

だったら、とびっきりうまいいわしを作って
食べさせてあげますと、彼は自信満々に
いった。

その言葉を聞いたとき、めいこはふと
西門に納豆をおいしく食べてもらいたくて
苦労したことを思い出した。

めいこが座敷をぬけて廊下にたったとき
塀の上から文士室井が「結婚とは、米だよ。
新米のうちは甘くておいしいけど、
時がたつと、古くなって水加減とか
火加減とか工夫しなくてはいけない。
そうしていい味が出るのではないのかな?

その手間を喜んでやる相手だと
うまくいくんじゃないかな?」

めいこは、座敷に帰ってお膳のご飯を見た。

結婚は米だよ・・・・・・。

あのひとの御馳走さんが聞きたくて
だから・・・ご飯を炊けたんだと
気がつくめいこ。

そして立ち上がって、行かなくてはと言って
出て行こうとしためいこにイクは西門の
弁当を持たせた。「行っといで」。

そしてめいこがさったあと、呆然としている
一同に土下座をして誤った。

めいこは、ボート部の試合会場へつき、西門
をみつけた。
西門さ~~~ん。がんばれ~~~。

叫びながら走って行く。

西門も近藤もそれに気が付いた。

すると、あろうことか
めいこは川に落ちてしまった。

近藤は止まれ!!!と
ボートを止めた。

西門はみんな、すまん!!と

いって、川に飛び込んで
めいこを助けにいった。

大五はかんかんに怒っていた。

一方めいこは西門に助けられて
そして「一生あなたを食べさせます。
朝も昼も夜もおいしいものを食べさせます。
だから、私を食べさせてください」と
求婚した。

西門の返事は、「お断りします」だった。

これって、あり????
++++++++++++++

晴れ着を着て・・・・川に落ちる???
私だったら、ああああああ・・・

着物が・・・・・・・ぁああああ

と、パニックになりますが。
本人の無事はどうでもいいわけでは
ないのですけどね。

しかし、めいこはやっと自分の気持ちが
わかったのですね。

求婚して、しかし
なんでこんなにあっさりと
断られるのか・・・・・???

唖然とします。

なぜだ???西門!!!!