愛が出て行って
久しぶりの晴海と二人の朝食を食べる純。
ーおとうちゃん、いろいろあって今日は久しぶりに
お母ちゃんと二人でご飯を食べています
「お父ちゃん好きだったよ、出し巻き卵。
夫婦喧嘩してしばらく口も利かなかったとき
そっと出し巻き卵作ってくれヘンかって
いうの。それで仲直りしたりしてね。」
「へえ~~そうなんだ」
「デモ今日の出し巻き卵おいしくないね」
「ごめん、私が作ったの。」
「愛さんはどこへいったの?」
「あの、お母さんが体調が悪くて
今、里帰りしているの」
「そう・・・・」
なんて事言うんだ私は・・・・・
「で、あなたはどなた?」
「え?わたし純だよ」
「あなたは純じゃないわ。」
純はあわてて、私が純なのよというが・・
晴海にはわからない。
そのとき誰かが来た。
誠だった。
「お邪魔します・・・」
誠はくんくんとにおいをかいで
マスクをはめた。
晴海は寝てしまった。
「なんか、純さんのことわからなかったみたい
やけど」
「そっちこそどうしたの?」
「愛ちゃんのことに決っているやないの」
「やっぱり、実家に帰っているんだ。」
「昨日、愛ちゃんの作ったご飯
三人で食べたけど、おいしかったわ~~
これから毎日食べれると思うとママよろこんでた
わ。」
「そうなんだ・・・・・よかったね。」
「何なさけないこというてんの。
聞いたで、もうホテルではたらかへんのんやて?」
純は自分はホテルクラッシャーだから
ホテル業界のことも思えば、ホテルで働かない
ほうがいいという。
「あ、そ・・・
わかった。
それやったら・・・これ。」
といって、離婚届を出した。
「何これ???」
純は驚いた。
「はようちに来て、帰ってきてくれって
たのんだら?」
「なんでそんなこと私がしなくてはいけないの?
勝手に出て行ったのはあっちでしょ。」
「つまらん意地張ってないで。
早く仲直りしたら?」
純は自分はもう別のお店に働くようになったので
よかったら来てねといって名刺をだした。
そして、後は剛にたのむように言って店に行った。
お店では、お客さんと服を選んでいたが
「本当に似合う?」
と聞かれて、
「・・・・・・」
どう答えて言いのかわからず
黙っていると
商品を置いて客は出て行った。
似合わないときはなんていえばいいのかな?
今度聞いておこう・・・
階段で座って買ってきた食事をしていた。
「離婚届・・・どうしよう・・・」
といいながら、携帯を出した。
「なんて打てばいいんだ?」
こちらは、待田家。
掃除をしている愛だったが。携帯がなったので
うれしそうに出た。
離婚なんて馬鹿なこと言ってないで
帰ってきたら?
というメールだった。
以下メール合戦である。
そっちが反省してあやまるンなら帰ってやっても
誰がそんなことするか。
私は日本一のカリスマ店員になっるんじゃい
そんなものなれるわけないだろ。バーカ。
ーんんん
お父ちゃん、何やっているんだろ、私・・・
ずっとお家でママに甘えてろ、がき
なにお~~~と愛が返信しようとしたら
多恵子がじっとみていた。
「なにかっかしているのよ。」
「あ。。いや・・・別に・・・」
「早く帰れば?
ああ、どうしよう
まさか離婚届を出してないよね
少しはこっちの面子を考えてそっちから
謝れよ・・・」
と多恵子が言ったので愛は前髪を下ろして
顔を隠した。
「。。。。って子供みたいにおたおたしているくせに。」
愛は、びっくりして
「やっぱり・・・見えているんですね・・」
といった。
「あああ
くさいし、耳鳴りもひどいわ
あなたがしゃべると・・」
そういって多恵子は向こうへ行った。
どうしようもない愛。
純は家に帰ったが剛も晴海もいない。
誠から電話があって、剛も晴海も
待田家にいるという。
迎えに来た純。
晴海に、一緒に帰ろうというと
あなたは誰?
と言われた。
純は、「おかあちゃん何言っているの?
純だよ、私は純だよ」という。
晴海は愛に聞いた。
純はどこに言ったのかと。
愛は、「え・・・あの・・」
というが。
純はここにいるというが
多恵子はとまっていけばいいという。
純は里やの借金も肩代わりしてもらった
うえにこれ以上ご迷惑はかけたくないと言うが
多恵子は、里さんから借金は全額返してもらったと言う。
驚く純だった。
火災保険が降りたし、土地も売れたからと言う。
「それより、あんたの顔。みっともない
本性まるだしで、みてられないから
向こうへ行って頂戴。
もう1人おなじようなのがいるから
そいつも連れて行って。」
愛の部屋に行った純。
愛は椅子に座って向こうを向いていた。
「失礼します・・・」
そういって、純は床に座った。
「あの・・・・・
愛君、お願いだから帰ってきてくれないかな
びっくりするじゃない。
あんな離婚届とかさ」
「じゃ、ホテルで働く気になったのですか?」
純は、ブティックで
働き始めたばかりだしという。
「じゃ、僕も帰りません。」
「そんなこと言わないでよ
わたし、愛君がいないと困るんだよ」
「そりゃ、困りますよね
何が困りますかね
あ、ご飯が食べられないんだ
それからなんですか?
そうじ、アイロンもかけられないんだ
僕がいなくては何もできないですよね~~」
と、愛は椅子の上からふんぞり返って言った。
「なんでそんなこというのよ
ジャ、私も言わせてもらうけどさ
心の中では本当は人の言葉かにしているくせに
善人づらしていい子ぶるのはやめてくれないかな」
「善人面?」
愛は立ち上がって、純を見下ろして言った。
「すみませんね、僕はもともとこういう
顔なんですよ。目じりが下がった・・・
ジャ僕も言わせれもらいますけど。
自分が正しいみたいにいって、うまくいかなくなったら
アピールみたいに落ち込むのはやめてくれませんか
こっちはつかれるんです。」
純は立ち上がっていった。
「アピールだなんて、こっちが落ち込んでいるときに
こっちはちゃんとやっています。なんてこと
いって人にプレッシャーをかけるのはやめてよ
大体さ文句があるなら自分が働けばいいじゃない。
もう、ひとの顔が見れるんだし。」
「いわれなくてもそうしますよ
それだけではない。
ネット上にあなたの夢かなえます。
なんて書いて、人権活動家とか
アーチストとかすてきでしょうね。」
「勝手にしてよ
こっちは普通の男といっしょになって
普通の結婚をして
普通の・・・
あ、そうだ、子供作ろう。」
「普通と言いましたね
地雷を踏みました。
じゃ、僕なんかとさっさと別れたら
どうですか?」
「あーーーそうしますよ。
そっちこそ愛となんとかという
かわいい子を見つけてさっさと
結婚したら?」
純はそういって離婚届を出して
「これ書かせて頂きます。」という。
お父ちゃん何やっているんだろう
わたし、こんなこと
しに来たのではないのに・・・
そう思いながら
純は、愛の机の前に座って
サインをした。
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夫婦喧嘩は犬も食わない。
そのうえに、離婚届をマリアとか
善行とかが出したとき
反対してとめたのは純だったのに。
こんどは自分のみに降りかかったわけで
自分だと正当化してサインをするとは
簡単に離婚届など
だすんじゃないのよ。
こじれた原因はお互いなんだから。
純の落ち度?
たいして落ち度とは思わないけど
職業を変えただけなんだけど。
結婚するとき相手の職業とか
みるでしょ。気になるでしょ。
結婚して。。もし、旦那がさっさと
仕事を変えたとして・・・・
やっぱり離婚の原因になるのかな???
愛の言動は自分勝手な、がきの理論だと思います。
愛と多恵子の普通っぽい親子関係が
面白かったです。
多恵子は人の心を読めるとは・・・・・
弁護士としては最強ではないですか。
そりゃ~勝つわな。
やる気さえあれば・・。
離婚・・・好きにすればぁ~~~~
と思いますが・・・ね。
後悔しないならそれでいいのでは?
このドラマは離婚届けがバリバリ出てきますね。
マリアと正、善行と晴海、多恵子と謙次・・
離婚届は直接出なかったけど大崎とその奥さん・・・
むかついたら「死ね」と怒鳴るのと同じくらい
むかついたら「離婚」なんですね・・・・覚悟のないやつら。
