ーおじい私たち三人が世界最強の兄弟になろうと誓って
初めての家族会議です。

「これから大変なことが起こると病院で聞いてきた」
と正は話をした。
「マリアと愛君にはいろいろ協力をしてもらうことになるけど
いいかな?」

「はい。」

「もちろんよ」

「ありがとう、」

ーなんだか、おにいちゃんは
長男らしくなってきたぞ

剛は
大変なことってどんなことかと聞く。

「夜中にお化けがいると言って騒いだり
急に俺たちを責めたりするらしいんだ」

「うそだろう~~
どうすればいいのさ」

正は純を見た。

愛は「純さんと話し合ったんです。」

お母さんが大事なものがなくなったと騒がないように
どこになにがあるのか、タンスにラベルを張る、
とか、一日のスケジュールをボードに書いておく

すると次に何をするのか、わかるという。
それからみんなの携帯の連絡先をかいた
メモ帳を肌身離さず持ってもらうこと。

愛が話をしている間・・・
純は晴海の善行を見た反応の意外さを思い出した。

晴海は善行が誰だかわからなくなった。
いつもの善行ではなく、やさしかったからだ。

善行はどこへいったのだろう?
「俺には無理や、ほっといてくれへんか」
といって出て行った。

そんなことを考えていた。
愛は純がボーっとしていうるので
声をかけた。

純は「みんなこれからどんなことがあっても
希望を失わずに家族みんなでがんばっていこうね

奇跡を信じて・・」といった。

「そうだ、それで・・・」
と正が言った。

「役割分担ね。」
純は、三人がいないときは
晴海の面倒をマリアに頼んだ。

「まかせて、わたし、がんばるね」

剛はおれは?といった

剛は夜は正がいないので晴海を見張っていて
といった。

正はしっかりしろよと、剛にいった。

わかっているよ…と剛は不服そうだった。

純は善行のことはどうするのかと聞いた。

離婚届にはもう晴海のサインはしてある。

それを剛がいうと、純はびっくりした。
剛はこれを純から善行に渡してほしいといった。

「ちょっと待ってよ、今お父ちゃんはどこに
いるのかわからないし」
といったら

扉があいて晴海が起きてきた。
食事の用意をしましょうねと言った。

そして、「お父さんは?」と聞く。

純はとっさに、仕事を探しに行っているといった。

晴海は納得して、お父さんの好きなだし巻き卵を作って
待っていようかねと言った。

そして台所に入ってだし巻き卵を作り始めた。

純は離婚届を預かった。

翌日善行は里やに表れてそっと中をうかがっていた。

里さんが声をかけて「入ったらいいのに」というと
「娘に会いにきただけですから」という。
すると途端に「あら、社長ならここにいるじゃない」

というと

善行は純のトレードマークになった青いダウンベストを
来ていた。

そして、酔った客が酒~~~と呼ぶので「はいはい」といって
つぎに行くとお酒をこぼしてしまった。

大騒ぎになった。

「そんなんで魔法の国なんか作れるわけないでしょ」

とセクシーはサングラスをかけて鞭で床をうった。

ーこれはなんなんだ?と善行は思った。
つまり善行は今、純になっているのだ。

従業員たちがみんなメガネかサングラスをかけている。

「下品、下品・・迷惑、迷惑」

といいつつ善行の周りにやってくる

客が善行を羽交い絞めにした。

「私は純と違いますから・・・」善行は言った。

「いつも自分が正しいと思ってえらそうなこと
いいやがってよぉ~~]

とセニョールが言った。

[あんたさぁ~~いつまで親に苦労を掛けたら
気が済むのさ」と里さん。

「いや、私は純と違いますから」善行。

「あんたみたいなやつのことを四文字熟語
でなんていうか知ってる?」と師匠。

「人間失格っていうんだよ」

うわぁ~~~~~~~

善行は気が付いた。

路上で寝ていた。

ついに善行はホームレスになった。

人間失格っていう本を読んでいたので
そんな夢を見たのだった。
善行はむしゃくしゃして
本を捨てた。

善行の両手のひらには「あ」と「い」
が書かれてあった跡があった。

それをじっと見た。

純はおとうちゃんにはこれがあふれているのだからと
いった。

善行は、とぼとぼと里やにいった。

「あら、おとうさん~~~」

と里さんが言った。

あの時の夢に似ている。

娘に会いに来ただけだというと
社長ならあそこにいるから
よんでくるから待っててと里さんはいった。

「なんだか今日は珍しく忙しくてね」

という。

「テレビのリモコンの位置が違うとクレームをつける客に
対応したり

掃除をし直したり

幽霊が出るという客のために一晩中そばにいてやったり

隣の部屋がうるさいという客同士のけんかを仲裁したり

あとはいつもどおり酔っぱらいの相手」

純は酔っぱらいあいてに
「いつかおじいのホテルのような魔法の国を作るのが
夢です」

と話をしたら・・・

「うるさい~~」

と言ってコップ酒をかけられた

「俺だって昔は・・・夢を・・・」

と泣きながらコップ酒を自分の頭から
かけた。

「そんなもんできるわけがないやん、あほ・・」

と酔っ払い。

「父にも同じことを言われました。でもわたしはあきらめません」

という。

善行はじっと見ていた。

セニョールがタオルを持ってきた

純は客の周りをふき始めた。

「社長、お父さんが来ているよ」

といって声をかけた。

里さんはよっぱらいの客に
「いいかげんにしな!」と怒った。

純は里さんと変わって外に出ると
善行はいなくなった。

探していると、晴海が来た。

善行はコインランドリーに隠れていたが。

晴海は純に家においてくれという。
大変なことになったと晴美は言う。

マリアさんが留守中に勇気にミルクをやろうとした。
晴海はミルク瓶を人肌にさますことを忘れてそのまま
勇気にやってしまいやけどをさせたという。

晴海は自分が恐ろしくなってこのままでは
みんなに迷惑をかけると思って家を出てきた。

それをマリアから純は聞いた。

「勇気は大丈夫だからと言ってね」とマリアは言った。

晴海はこれ以上勇気に近づくと何か悪いことをするのでは
とおびえているらしい。

愛は、「人生は難しい選択の繰り返し
かもしれませんね」という。
そして服を手にして、「毎日は洗濯の繰り
返しかもしれませんけど」

・・・・・・・・・・

「どうもありがとう、愛君」

寝静まった深夜、晴海はノートに
これ以上家族に迷惑をかけたくない

と書いた。

そして、台所へ向かってあるき。
包丁を手にした。

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イノッチはあれはいまから朝食を作ろうと
しているのではというが・・・。

わざとらしいボケである。

マリアさんはいい人ですね。

普通、赤ん坊がいて大変なのに、痴呆症の
ばあちゃんのために苦労するなんて、いやがり
ますけどね。

いい人です。

勇気にやけどまでさせられたのに、優しいです。

で、愛のチュート半端なでき過ぎのギャグ
あれは、なに???

といいたい。

人生は難しい選択の連続です。
毎日は大量の洗濯の連続です。

笑えない・・・・・。

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今日は朝からどうにもならない問題に
囚われていまして、アップが今になりました。
今日があと30分で終わります。

この時間は地球上の時間で宇宙では光を使って
距離と時間を図るそうです。NHK教育高校講座で
の話です。

光は真空は1秒に3億メートル走るそうです。

だから地球とほかの惑星の距離はキロメートルではなく
○○光年というのかなと思いました。

時間の話が出たので宇宙の時間の話もしてみました。