純と愛の毎日は順調のようである。
愛は強くなるために毎朝トレーニングを
している。
純はそれがうれしくて、たまには朝食を
自分が作ろうとした。
驚く愛だが。
目玉焼きはまっくろ、トーストも
まるこげ。台所はめちゃめちゃ。
で、
「純さんはいいですから、座っててください」
といって、愛の作ったおいしい朝ごはんの時間になる。
純は愛が入れてくれた牛乳を飲んで
しあわせ~~~と思うのだった。
そしておおさきプラザホテルを
魔法の国にするためにがんばるぞ!と
決意をする。
そんなときに結婚式の予約をした橋本が彼女と一緒
にやってくる。
二人は何か悩んでいるらしい。
純は池内と相談に乗る。
橋本の父親が経営する会社が倒産して
負債を抱えてしまった。
それを苦に父親は自殺未遂をしたという。
新婦の両親はそれで結婚に反対し始めた。
それで橋本の両親も結婚に反対し始めた。
もともと新婦は耳が聞こえないのでそれでも
反対されていたのだが。
そんな中でもふたり結婚はするという。
ただ、経済的に大変になったので、結婚式は
あげずに、婚姻届だけだすというのだった。
何とかしてあげられないものかと純は考える。
「残念ですが、こちらのキャンセルシートに
署名をしてくださいますか?」と池内は言った。
その署名をしようとした瞬間純は「ちょっとまって
下さい。たとえば・・写真だけでもいかがですか?」
新婦が母親が来たドレスで結婚式をしたいと
記述しているのをみて、純はそう提案したのだった。
池内と純は部長に報告した。
写真撮影だけということで結論したが。
純は「どうにか結婚式を挙げさせて上げられない
ものでしょうか?」というと
部長は「ホテルはボランティアではない。だれが
経費を出すのだ。」
と怒った。
オオサキプラザホテル創立60周年記念のイベントも
考えろといわれているのに・・・という。
「しかも、変なうわさまであって・・・。」
と、つぶやく。
純はうわさ???
と疑問に思うが、部長はそんなことも知らないのかと
言っただけだった。
なんだろうと考えながらロビーに行くと
水野を見た。
もしかしたら、知っているかもと思って聞くと
「気を使って話してくれなくても良いよ・・」
といって、席をはずした。
そこは千香が「水野さん~~ランチ一緒にしませんか?」
という。
水野が先約があるからと去っていく。
純をにらむ千香・・。
ああ、私のせいにされたか。
ふと見ると、大先社長が哀愁を漂わしながら
歩いている。
「みんな落ち着きがないみたいなんですが
何かあったのですか?」
と、純はうわさの話を聞いた。
業界紙に「オオサキプラザホテルが外資に吸収合併
か?」という記事が出たという。
「大丈夫だよ、対等な合併だからいままでと変わらない
から、安心して。」
「あの、うちのホテルはそんなに経営がきびしかった
のですか?」
「リーマンショックいらい、やたらと銀行が返済を
せまるのですね・・」
といって、またまた、哀愁を漂わせてさっていった。
その夜、純は愛にマッサージをしてもらいながら
合併の話をした。
愛は、「大丈夫でしょうか、その新聞を見た限り完全は
吸収合併みたいですね。」
という。
「私は社長を信じる…ことにする…ことにきめたの。
いい加減ぽいけど部下を裏切るような人ではないと
思うしさ。」
「そうですか。」
「それよりさっきの結婚式をキャンセルした二人の話
どう思う?」
純は自分たちと同じでこれから大変だと思うから
なにか応援してあげたいという。
「何か良いアイデアないかな~~~」
愛は、考えながら
ぽんぽんと純の肩をたたき
頭をたたき
いきなり頭を強くたたいたときだった。
「あ、痛ッ」
愛は、純の横にすわって
「明日、お弁当を忘れてください」という。
「えええ??おなかすいて死んじゃうよ」
「大丈夫です。撮影のときまでに届けます。
いいアイディアがあります。
純さんは知らないほうが良いです。
知っていたら変な芝居をしそうだし・・」
そういった。
気になる純。
さて、撮影のときだった。
花婿さんは花嫁さんに
ごめんな、式あげられなくてと
手話ではなした。
花嫁さんは、頭を振った。
「じゃ、撮影をハジメさせていただき
ます。」
花嫁さんと花婿さんは
カメラの前に立っていた。
ー愛君、まだかな?ー
「では、カメラを見てください~~」
カメラマンが撮影しようとした。
ー愛君~
はじまってしまうよー
するとドアをノックする音がして
愛が、「すみません~~」と
入ってきた。
「は??」
みんなあっけに取られたが。
愛は
「妻がお弁当を忘れちゃって。
うっかりもの。だめだぞ!」
と、コツンと純の頭をたたいた。
-だってあんたがそうしろって-
「あ、きれいな花嫁さんと花婿さんですね
ひとことお祝いを言わせてもらって良いですか?」
「こまります。」
といわれても
愛はずげずげと二人の前にいって
「おめでとうございます」
といって
手話で話をした。
ーしゅ、手話も出来るのかよ!!ー
すると、「すみません
ありがとうございます。」
と、花婿さんが言った。
「すぐ準備しますね。」
「なにいったの?」
と聞くと
「お二人のためにジュースを作ってきたので
ぜひ飲んでくださいって
これね、特せいのジュースです。」
といってグラスにジュースを注いだ。
「純さん・・・・」
といって、なにか合図をしたが
純はわからない。
グラスについたジュースをもって二人の前に
いった愛はつまづいて
もっていたジュースを
花嫁のドレスにぶっかけてしまった。
純白のドレスが
オレンジ色に染まった。
ーど、どうするのよ、愛君ー
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さて・・・
すぐあさいちのオープニング。
あれは、わざとでしょうか?
明日のお楽しみですね
って、しらじらしい会話。
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撮影シーンに現れた愛。
芝居上手といわれている風間(愛役)
が、素人っぽい芝居をする。
それって難しかった?
本当に素人っぽい芝居をそのようにうまく?やっていた。
やはり風間は芝居がうまいんだ。
最初のシーン。
トレーニングから帰った愛が
驚くシーンがある。
それに・・
寝坊する純がしっかり起きて
朝食をつくるから、と言うシーン。
純が料理が下手であきれるシーン。
風間はコミカルな演技が苦手なのかな
と思った。夏菜はうまいんだけどね。
ホテルの経営危機を暗示するかのような
結婚式を取りやめる二人の事情。
経済的な破綻がいかに悲しいことか
を語り始めるストーリー。
宮古のサザンアイランドホテルも
経営危機だし。
これがどんな方向に発展するのか
心配ですね。
