幸せな朝・・・
愛の背中にしがみついて
寝ている純は、
時々起きては
愛の顔を見つめたりする。

って

いきなり

このシーンは

びっくりです!!朝ドラってこんなだった?

そんなに夫が好きって・・・なに???
よくわからない、と、お見合いで結婚した私は
思いますが。

もし、愛君がいなくなったらどうしよう~~

そんな夢を見て、愛君のいない部屋を
探している純・・・

と、そこへ

純さん、純さん!

早く起きないと、遅れますよ~~~~~

と、やさしい、主夫愛君の声に飛び起きる純でした。

朝ごはんもしっかり作る愛君。

ご飯でしょ、みそ汁でしょ、厚焼き玉子に
お魚・・・・・日本の朝というメニュー。

ああ、しあわせ。
二人の胸にはあのペンダント。
そのうえ、お弁当まで作ってくれて。

「これから倹約しないといけないので
毎日作りますがいいですか?」

「もちろん~~うれしい。」

愛はかばんにいれますねといって
弁当を入れた。

「愛君、ずっと一緒にいようね。」

「はい、」

「いなくならないでね」

「どうしたんですか?」

「会社に行きたくないなって
離れたくないなって・・」

「ダメですよ。今日もたくさん食べて
たくさん働いてください」

そのうえでかけるときには

「はいハンカチ・・」

「あ、ありがとう~~
じゃ・・」

「待ってください」

と、

仕事用の靴を持ってきた。

しかも

ピカピカに磨いてある

純は幸せで幸せで
ラブストーリーの最終回みたいにしあわせ

と思う。

愛は、

「水を差すようで悪いけどドラマではないので
結婚したらハッピーエンドってわけには
行かないと思います。
これからのほうが大変なことがいっぱいあると思うし。」

「心の声が聞こえた?」

「あ、すみません・・・」

「いいけど、大変なことって?
愛君が浮気するってこと?」

「いいえ、それはありません。」

「じゃ、どちらかが病気とか事故とか」

愛は、「これからいろんなことがあるけど
純さんはそのままでいたら大丈夫だと思うし
そのためなら僕はなんでもします。」

という。
純は納得して
「ありがとう~~」

といって

やっとでかける。

アパートの通路ですが・・
誰も見てないのかね??

職場では「待田純です」といって
自己紹介を。
ブライダルは私の転職だわと
幸せな純。

今回お手伝いをするカップルは
仲もよさそうで、しあわせそう・・???

純は、新婦の携帯にメールが届いてから
様子がおかしいことに気が付いた。

新郎がいないのを見計らって
新婦に話しかけた。

「心配事があるとか?」

すると、元彼から「結婚式をめちゃめちゃにしてやる」という
メールが届いたという。

灰田という男。
写真ももらい、ブライダル部で検討した。
部長はとりあえず、守衛にも写真を配って
見張るしかない。結婚式場にいれないように、と。

彼は優しいけど最初だけ。嫉妬深くて、暴力をふるうという。
新婦は別れたけど、彼はつきまとっているらしい。

そんな話をお弁当を食べながら愛と携帯で話をする。

「愛君、お弁当おいしいよ~~

で、今何をしているの?」

愛は、内職の仕事をしている。
一個二円で一日目標二千個をつくるという。

苦労かけてごめんね~~
といいながら

ふと、みると

水野が恨めしそうに純を見ている。

携帯を切る純。

水野がそばの席に座り

純の名札を見て

「籍・・・入れたんだ・・・・・」と
つぶやく。

「あ、はい、いろいろご心配をおかけしました」

というと

「俺のどこがいけないんだよ~~~
愛より
身長も、収入も高いし
顔もスタイルも
俺のほうが勝っているし

社長になる夢だって、同じじゃないか。」

「あ、いや、水野さんがわるいってわけでは・・」

「なのになんで????
君は愛と一緒になっても
幸せになれないよ」

(いや、十分幸せです)

思い切り愚痴って水野は去って行った。

フロントを見ると
ここにも、元気のないやつが一名。

千香である。

知らないふりして、行こう~~としたが

ついつい

声をかけてしまった。

本当に、純は人の心を感じる人なんだと思うよ。
愛は人の心を読むけどね。

「ち~~かちゃん。

あ、タ、田辺さん。」

「千香でいいよ。友達でしょ。」

って、あんた、その割には結構、いけずをしてくれたではないか。

千香は水野とうまくいかないから
仕事をやめようかという。

「え?そんなやめるなんて!元気出してよ。」

「じゃ、今晩つきあってくれますか?」

純は、さっさと帰って愛に会いたいのだけど・・

「あ、いいよ、うん、いいよ」

と、

言ってしまう・・・。

そこへ

「予約した灰田ですが・・・。」

といってお客様が来る

千香は、「灰田様ですね。伺っています。
こちらへサインをお願いします。」

といった。

純は、びっくりした。

まさしく

彼だった。

おじい、来てしまったよ~~~どうしよう?

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さて、朝から

いちゃいちゃするな~~~~

といいたいくらい、甘ったるい
シーン満載で始まった43話です。

誠も剛もいない二人だけの生活。

結婚式があのようにドタバタだったので
やっと落ち着いたという感じもします。

そのうえ完璧な愛の主夫ぶり。
それをみて、がっくりする主婦のみなさま
も多いのでは?
私はあそこまでできない、嫌味か・・って・・

私もそうです。完璧な朝食などできません。

お弁当???子供のは作っても主人のは
つくりません。いらんし。

おまけに出かけるまでマンションの通路で
話し込む・・・・早よいけ。

水野の落ち込みぶり

身長も収入も俺のほうが上
顔もスタイルも俺のほう上

確かにそうです。
ここがこの脚本のわざと目指した要素だと
思います。見かけも社会的なステータスも
点数が高い男性と平均より下の男性。
その二人からあなたが好きだと言われたら
どっちを選びますか???

純の哲学、「この人となら不幸になってもいい」、という
結婚観でその人を選んだわけであって、
純にとって愛はなくてはならない人なのです。
それは水野にとって理解しにくく
愛と一緒だと純は幸せになれないといいます。

彼に守られるとは?
彼を守るとは?
この辺の考え方が新しい結婚観かも

思ったりします。