結婚指輪を見に行った二人。
店員さんに「どういったものをお探しですか?」
と聞かれて
「結婚指輪です。」

と純が答えたら・・
横で愛は顔を伏せた。
かなりひどい本性が見えたのか・・・と純は
思った。

「あ、あのこれはおいくらですか?」

「8万円です。」

「はちまんえん??」

新居も見に行った。

「ここでいいんじゃない?」

と純は言うが愛は2,3気になるところが
という。

疲れ切った純はここにしようとというが。
「すみません、純さんはお仕事で疲れているのに。」
と愛がいった。
純はそれってやめようという。
純さんというのは他人行儀だからなにか
考えて、というと「僕的には宮古で言った
ベイベがいいのですが。」と愛。
純はここは日本だしね、といって
呼び捨てでいいからという。

「じゃ、純」
「なに、愛」

といってうふふと笑ったものの
不自然に感じてしまうのは・・・なぜ?(純)

ところでホテルのお客さん、かわった新郎新婦の件に
純は疑問を感じていた。

なにか、おかしい。
すると、一度は打ち合わせが終わって
帰ったはずの新婦がつかつかと
戻ってきて、「あなたこの間から私に何か気に入らない
ことでもあるの?」と血相を変えて純にいう。

あ、あの・・・
とそのとき、
「なにしてるんだ美鈴!!」

と、年配の男性がやってきた。

新婦の父親という。
好きでもない男と結婚式を挙げようと
しているので探していた。さっさと
式をキャンセルしろと言う。

新婦は私はお父さんの言うことは利かない。
バージンロードは家族代行サービスで
やるからといってさっていく。

父親はかんかんに怒った。

よくよく事情を聞くと、新婦の家は父1人娘1人で暮らしていて
事業をしている。
ゆくゆくは娘に婿をとらせて
家業を継いでほしいと父親は願っていた。
しかし、娘は好きになった人がいてその人は
小説家志望、そのうえ病弱、フリーター。
とてもじゃないけど結婚して娘を幸せにでき
そうもない。
それで父親は反対し手切れ金を渡して分かれ
させてしまった。
娘はそのはらいせに知り合ったばかりの人と強引
に結婚しようとしているという。

それを桐野が知っていて、お客様のプライバシーに
口出しはするなといわれた。
迷惑はかけませんから、やはり自分の信じたようにやりたいと
言う純に、桐野は私は直属の上司ではないから
好きにしなさいといった。

おじい、ああいわれると寂しいと思うのは
なぜ?

純は婚姻届の証人になってもらおうと思ったが
そんな雰囲気ではなかったので悩んだ。

そこへ社長とエレベータで一緒になる。
純が婚姻届を持っているので

「あれ?社長、結婚するの?」
と聞く。

「はい、そうなんです。」

というと

社長は大笑いをした。
純も一緒に笑った(なんでや?)

「じゃお祝いしなきゃ、なにがいい?」

社長に証人のお願いをした。

社長室はホテルの客室を使っていた。
純は先代の社長の写真、創業当時の
大先プラザホテルの写真を見た。
そのホテルの写真はなぜか純にとって
心を打つものがあったらしく、泊まりたかった
な、といった。

「で、式はいつ?」
と社長が聞くので純は
あげる予定はない、二人とも両親から
勘当されているしというと

「仲直りのためにもあげたほうがいいよ」
といわれた。

純は証人だけでもありがたく思い、礼を言った。

宮古の狩野家はあれいらい、夫婦の仲が
ぎくしゃくしている。
善行は愛が言った、お母さんの本性について
気になって仕方がない。晴海は善行と結婚したことを
後悔しているという話である。
ホテルの経営もうまく言っていない上に
そのこともあり、お酒を飲む。

「正と言い純といい、お前はろくな子供を
生まへんかったな」、というと
晴海は思わずテーブルをバン!!とたたいた。
そしてはっとわれに返った。

それでも剛が帰ってきておかあちゃん、飯!というと
場が和む。

善行は正がでていったからホテルを継ぐのはお前だと
剛にいう。

俺も出て行こうかなと晴海に言うと晴海は
それだけは止めてといった。

さて証人二人をゲットした純と愛。
もうひとつ、お互いの苗字について
考えた。

「待田でいいのではないの?」
と言う純

愛は「それだと・・・・」といいよどんだ。

弟と同じになるのが気になっている。

その夜、ブライダルのプランを検討している
純に、愛が話しかける。
好きでもない人と結婚するひとのことを愛は
知っていた。

純は元彼となぜ分かれたのか、彼女が好きでもない人と結婚
しようとしていることを元彼は知っているのかなと思う。

「結婚てなんだろう?もっとシンプルでロマンチックなもの
ではないのだろうか?」

そんな純に愛は
「じゅん、おまえには、おまえにしかできない
さーびすをすればいいさぁ~」
とおじいのまねをしていった。
「は??」
愛はおじいだったらそういうのではないかなと思ったという。

翌日、新婦との打ち合わせでずっと純は考えていた。

新婦が「あなたもこのプランでいいとおもうでしょ?」と
聞いたので「すてきなプランです。とてもすてきな式になると
思います・・・・相手が・・本当に好きな人なら」

「え?」
「こんなすてきな式は本当に好きな人とやるべきです。
だからいますぐ式をキャンセルしてください」

あああ・・・
おじい、いっちゃったよ~~~。

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ついに、言ってしまった。
純の思いが炸裂した。

このお客様は結構気がきついので
純はどうなるのか?

宮古の狩野家も大変な状況である。
ホテルの経営に悩む善行。

そのうえ愛がいった晴海の本性について
それが気になるということは、自分の本性を
愛がいったことがあたっているということだと
いうことですね。

つーことはこの夫婦・・・そうとうな危機???

待田家は相変わらずの多恵子の独裁的天下だが。
おそらくさみしいと思うのですね。
せっかく育てた子が親よりほかの女性を選んだの
ですから。どんどん独裁が強くなって、誠が家出を
したわけで。謙次パパもママと二人はつらいという
のだから、ここの夫婦も危機的状況です。

では純と愛は?

新居には誠がいて、しかもワンルームに三人!!

これは辛いと思います。
でも、結婚の証人ができてよかったです。

次なる壁はなんだろう?やっぱり新居か?

こんな風にすこしづつストーリーは進みますね。