マリアと結婚式場を脱出した正。
おじい ダメ兄貴が逃げました
好きな人をうばって
いや、うばわれて・・・か。
花嫁側はかんかんにおこった。
善行はあちこちに逃げ出した正の消息を聞いて
いるが誰も知らない
「うちの娘によくも恥をかかせて
くれましたね・・・
だいたいねなんでマリアと知り合いだったのですか
店で私のことを笑っていたのですか?」と花嫁の父。
「あなた・・・」
と花嫁の母。
「あの女をなぜしっていたの?」
「いやいや。。あの。。。
とにかく、サザンアイランドさんとは
今日限りのお付き合いということで
二度とうちの会社に表れないで
ください。」
そういって花嫁側は去って行った。
純は政略結婚なんかさせようとするからだわ
ざまあミソラソ(ミサラセでは?)
愛は「純さんそれはいいすぎでは?」
あ?しまった読まれたぁ~~
「すみません・・・」
那覇空港で正を探す善行。
連れ戻そうと探しているが
見当たらない。
そんなところに正から純の携帯へ
連絡があった。
誰だ?というので友人からと純はいった。
「いまどちらに?」
というと
「船だよ、マリアが船だとわからないだろうって。
これが俺たちの船出だ。
ありがとうな、純。
マリアも言ってたぞ、おまえのおかげで
勇気が出たって」
マリアもありがとう純ちゃんといった。
「じゃ、応援してくれよな」
うんうんと言ってたら善行が様子を察して
「正からだな、かせ!」
といって携帯を奪い取った。
「もしもし正?」というと
マリアが
「うるさい!!くそじじい!!!」
と大声で言って切った。
「あの女くそじじいと言いやがった」。
宮古島から那覇までどれほどかかるか
しりませんが
いわゆる客船というよりは漁船という
船に二人は強引に乗った様子だった。
正とマリアはお互い笑いながら
人生の海原へ船出した
・・・って感じ?
とりあえず
めでたしめでたし。
ホテルでは宴会がぱあになってそのかたづけを
していると
善行が純にいった。
「おまえはどれほど俺の人生の邪魔をしたら
きがすむんや」
マリアをたきつけたのは純だと分かっているといった。
「この披露宴の損害も慰謝料も・・・
お前このホテルをつぶす気か」
純は姑息な考えをするからだという。
マリアさんが子供を下してないことを
善行は知っていたはずだという。
母は驚いた。
愛君がみんな見ていたという純。
「お前はいったい何者や。スパイみたいことをして
挙動不審で人の顔もまともに見られないくせに
仕事もない、学歴もない。
純、こんな胡散臭いやつをひっぱりこんで
このホテルをのっとるつもりか?」
純は
「できたらそうしたい
おじいのホテルを守りたい」という。
純はホテルがどんどん変わって、居心地が
悪いホテルになっていることを言った。
「おじいに悪いと思わないの?お父さん」
善行は「おじいおじいというな、ここは
俺のホテルや。お前が口出しするな
身の程知らず、恩知らず 無知蒙昧
お前のような奴は出ていけ。二度と俺の前に
現れるな」・・・と。
純は怒りが込み上げてきた。
「昔動物園で迷子になったとき
お父ちゃんが探してくれて
二度と離れるなと手を引っ張られたこと
を愛君はお父さんの愛情というけど
あんたなんかに愛情なんかひとかけらもない」
善行は純につかつかとよっていき
「もう一遍言うてみい!」
と手を挙げた。
その手を愛がとめて
「僕のことは何を言っても構いませんが
純さんを傷つけるようなことは許しません。
覚えておいてください」
善行は抑えられた手を外した
その時
愛の薬の袋が落ちた。
「なんやこれは?」
善行は剛をよんで
「ほら、見てみぃ見てみぃ」といった
「飲み薬・・・精神科??
やっぱりおかしいんやこの男。」
ちょっと待ってと純は薬の袋をひったくって
「愛君は病気じゃないのよ。」
「なんで薬を持ってんのや?」
「愛君は・・・あの・・・
人の顔を見るとその人の本性というか
隠していることなどがわかるという能力が
あるの。」
善行は「だったら俺の本性を当ててみい」
という。
愛は純を見た。
意を決して
しばらくしていった。
「お父さんは悲痛な顔をして叫んでいます。
おれをもっと見ろ、大事にしろ、愛せと
特にお母さんに向かっていっています。」
「そうなの?」と純は善行に聞く。
「なにをいうてんねん」と善行は言葉に詰まった。
「じゃ、おれは?」と剛が言った
「剛君は飴を食べている子供みたいに、お母さんに甘えています
おかあさん、またこんなことをできるようになったよ
すごいでしょ、褒めてほめてと・・。」
「すげぇ・・・なんでわかるの?」
剛は悪のりして、「おかあちゃんは?」という。
「私はいいから、お願いだから止めて}というが
純は「きっと見たほうがいいんだよ、
お母ちゃんのためにも」
という。
両親のちぐはぐさが気になっていたのだろう。
「お母さんは目をぎらつかせて今にもとびかかりそうな
野獣みたいです。
それがいまにも破裂しそうでお父さんといるのはもう疲れた
お父さんと結婚したのは間違いだったかも
しれない・・。」
「わたしは・・・そんな・・」
善行は「やめ!!やめろ!!
お前と一緒にいると家族が不幸になる。
二度とこの家に近づくな。
お前のような奴はうまれてこーへんかったほうが
よかったんじゃい。」と怒鳴った。
純はだまって部屋から走って出て行った。
愛も一礼して純を追いかけた。
母は考え込んでしまった。
父も、同じくだった。
気まずい空気が流れた。
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崩壊は建設へつながるとこのドラマの
コンセプトがそうなって
いるらしく、狩野家も建設へ向かうためには
一度崩壊するのでしょうか。
善行は悲しくても、どことなくおかしいキャラ。
本当は人間味のある父親だと思いますね。
だけどそのヒューマンさを出せない。
出し方を知らないのか。
表現方法を間違っているのか?
よくわかりませんが
本当はきっといいおやじだと思うのだけどな・・・
もし愛がいうとおりだったら、さみしい人ですね。
一家の長としてがんばっているけど
家族は他人事に思っているとか。
で、この夫婦・・・しだいにもっとぎくしゃくして
行くのでしょうね。
特におじいのホテルのこれからがどうなる
のか心配ですが。
