マリアさんからも拒絶され
愛に文句の電話をしても留守電。

「どういうことよ、これは。
あんたはどこにいるのよ。
兄貴の結婚式に出ろと言ったけど
私もう大阪に帰るから。」

と留守電メッセージをいれた。

が・・

純は宮古に来てしまった。

家には剛がいてあしたの
披露宴で歌う歌の練習をしていた。

兄貴は?と聞くと
ホテルの宴会場で明日の準備をしているとのこと。

純はホテルへ向かう。
宴会場で父と母と正が準備をしていた。

父がそこから出て行ったのを見て
純はいきなり正に詰め寄った。
「マリアさんは子供を下してないわよ。
まだ、兄貴のことが好きなのよ。」

驚く正だが、ホテルのためにも結婚しないと
いけないという。
政略結婚である。

「その人を愛せるの?」
と聞くが、正は「借金ペイできなければうちのホテルは
バーストするんだよ。
これは俺のミッションだ」、と

わけのわからないことを言う。

これでは一生後悔すると純は思った

父が帰ってきて、じろりと純を見て行った。
「明日はおとなしくしろ」と。

純は結婚に反対というが
結婚は正の意志でそうなったんだと
父はいう。

「いったいいくら借金があるのよ。
おじいのホテルをつぶしたら承知しないからね。

おとうちゃんに振り回されて
みんな嫌な思いをしているんだし
わたしはお父ちゃんをゆるさない、そんな人間になりたくない」

とまくし立てたら

じっと聞いていた善行は純に向かうと
「なんやとう(なんだとう)!!」と怒鳴った。

すると母が善行をつき飛ばして
純の前に立ち、平手打ちをした。

あっけにとられていると
母は娘にそんなこと言われて
親がどれほど傷つくかわかっているのと
いった。

純は我に帰って、
「こんな式絶対でないから・・
出ないから!!」
といって去っていく。

母は泣いていた。

海を見にきた純。

愛に電話をするがやはり留守電。

「結局、宮古にいます
宮古の海はきれいです
愛君にみせたいくらいです

私はメールとかでいろいろ言ったけど
愛君に言わなければならないことを忘れていた」

その時携帯がピーとなって
留守電が切れた

純はそれでも続けた。

「ごめんね
信じてあげられなくて、ごめん!

ホテルではルールを守れと言われて自分が
なんなのかわからなくなってきて
家族の前では自分が嫌な子になったし・・・」

純は泣き続けた。

「やっぱあんたがいないとダメなんかな~~~。

会いたいよ
会いたいよ
愛どこにいるの?」

「ここに
ここにいます・・・」

と声がした。

振り向くと愛がいた。

純は驚いて

「ちょっとなんでここにいるの?」
と愛に詰め寄った

「落ち着いて、落ち着いてください。

前に純さんから宮古の海を聞いてから
見たくなって・・」

「それだけ?」

愛は宮古は純の故郷なので
なぜ自分が純を好きになったのか
本当に好きなのかと
考えていたという。
たまたま顔を見れる人が純でそれで好きに
なったと勘違い
したのか、どうなのかと疑問に思ったらしい。

これは大事な要素だと思う。
顔を見れたイコール好きってわけではないはず。

そのことを考えていたのでメールの返事ができなかったという。

純はマリアの住所とか結婚式のことなど、なんで
知っててメールしてきたのと
聞くと純のホテルに泊まっているという。
それで狩野家の家族にも会い、
父善行のキャバクラ行きも
みとどけ、マリアの住所も調べ、
結婚式の件も知ったというし
さっきの宴会場での件も見ていたという。

うそでしょ・・・と純は呆れたが
「で?結論はどうなったの?」
「実はまだ・・・」

「は?なにそれ。」

「すみません・・・」

「わるいけどね、私はあんたが出て
行ってから何にも考えてないからね
ただ、愛君のことを思い出して
会いたくて会いたくて、でも
会えなかったらどうしようと不安で不安で。

二人で歩いた道は一人だと長く感じるし
クリームシチューも愛君のほうが断然おいしいし
夜中にへやがミシリというと怖くなるし
それだけじゃだめなの?
それで胸がきゅっと痛くなって
それだけじゃだめなの?」

愛は黙っていた。

「ねぇ!それだけじゃだめなのと
聞いてんのよ!!!」

と純は愛の胸をつかんで揺さぶりながら言った。

愛は、
純と別れたくない、ひとりになりたくないといった。

「あなたと一緒にいたい。離れたくないです
それだけでもいいですか?」

そういってハート形のサンゴを純に渡した。

純は笑った。

おじい、私、久しぶりに笑った気がする・・・。

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泣いたり笑ったり怒ったり・・今回も
純は大忙しでした。

よかったこと・・・やっと会えました。
私も純もやっと愛に・・
よっ!久しぶりって思いました。

宮古はきれいなところなんですね。
行きたいかって言われると
行きたいですね。
おそらく観光ブームになるのではと思います。

純にとって宮古島は故郷で、自分の原点。
おじいのホテルを見て魔法の国を作ろうと思った
きっかけとなった場所。
自分を見失っていた純はやっと取り戻した
と思います。
愛君もその心をみてやっと狩野純に会えたと
思ったことでしょう。

しかし、宮古でも愛は狩野家を目撃をしているの
ですね。
これで話をしなくても狩野家のことは理解でき
たわけで何とも合理的なストーリー展開です。