どういう意味ですか?
純が病院へ行こうといったので愛は聞いた。
純は愛が人の心が読めるだけに誤解されやすい。
だからこれ以上苦しまないためにも
精神科の医者に相談しようという。
愛は悩んだ。
そしてトイレに入った。
ぎくしゃくした空気が流れた。
今答えださなくていいから
考えてね
・・あるんです。
いちど精神科へ行ったことが。
先生の本性がみえてきて
それがあまりにもひどくて
がまんできなくて
やめました。
病院はかんべんしてほしい。今日みたいな
騒ぎは起こさないから
おねがいします
純はそれを聞いて理解しようと思った。
翌日・・
朝食を食べていても
なにかしら
会話がすべる・・・・
愛はこのままずっとここで家事をしたら
ダメかと聞いた。
が・・
愛は純の顔を見て
だめですよね
ひもみたいだし。仕事探しに行きます・・今日。
うん、ごめんね
行ってきます・・・
行ってらっしゃい
愛はじっと考えた。
純の前に千香が現れた。
「どうしたの千香ちゃん」
「田辺さんと呼んでください。」
といって千香は愛に言いがかりをつけられたことを
純に誤って欲しいと言う。
純は、愛が悪くはないけど、仕方なく謝ろうと
した。
その時水野の声がして、クレームレターを
書いたのは千香だという。
筆跡が同じだとクレームレターと
千香のメモ「今夜そっちの家に
いっていいですか?」をみせた。
確かに同じ筆跡である。ていうか仕事中に
何を書いているのだか・・・。
水野は純に謝る必要はないという。
千香は怒って水野さんがこんな人を好きになるのが
いけないんです。
と水野を攻めて去って行った。
水野は千佳を追いかけた。
誤解は解けたが状況に変化はない。
ホテルのロビーで純は多恵子に会った。
私の言った通りうまくいってないようすねと
勝ち誇ったように言った。
あなたには無理だから別れなさい。
あなたの住所を調べて乗り込むこともできるのよ
でも遠慮しているの。
だからさっさと病院へ連れて行きなさい
という。
純はお義母さんのような北風のようなことは
できないといった。
多恵子は純のやり方が愛の一生を台無しに
するかもしれない、もしそうなったら
どう責任を取るのとつめよった。
この重たい質問に純はたじろいだ。
多恵子は純は嫌になって逃げだすことはできても
自分は母親で逃げることもできない。
どんなに辛くてもずっと耐えていかないといけないという。
弱音を吐くわけにはいかないのよ
戦うしかないのよ、
でなければこんなに薬なんか飲むわけないじゃない
と、大量のくすりをぶちまけた。
「だから、精神科に愛を連れて行きなさい」
と、純に名刺をつきつけた。
純はたじろいだ。
帰り道悩みの中の純。
~~あかりをつけましょぼんぼりに・・・
うれしいひなまつりが聞こえてくる・・・
エンドレスに・・・。
母に電話をと思ったができなかった。
そのころ母も純に電話したかったができなかった。
正は母にどうしたのと話しかけた。
母は本当にお見合いの人と結婚するの?ときいた。
正はマリアのことはいいから、俺はもう婚約したから。
という。
へやにかえった純は夕食のテーブルを見て
「すごい~~ごちそうだ!!」
と驚いた。
どうしたのかと聞くと愛はいいことがあったという。
仕事が決まったの?と聞くと
麻雀でかったのだった。
以前そういったことがあるけど、
相手の待ちや考えがわかるので
楽勝という。
愛は純の顔を見なかった。
純はこんなの逃げているのと同じだという。
どうして戦わないのかと聞く。
純の顔を見て愛は
「母に会ったのですね」といった。
「心の声を聴くのはやめてくれる?」というと
トイレに行きますと愛は立ち上がった。
それを追いかけて純は
「そうやってトイレに逃げるのはやめてくれる?」
という。
そしてあんたがいつも先に入るから膀胱炎になりそうだわ
、といって先に入った。
別に今トイレをしたいわけはないのに。
「純さんは母と同じように病気と思っているのですか?」
トイレのドア越しに愛は聞いた。
「そうじゃないけど私はこのまま愛君が一生うつむいて
いたらどうしようと思うわけ。
つきあっているなら堂々と顔を挙げて歩きたい。
ダメかな・・・。」
・・「わかりました」
え?
「明日病院へ行きます」
純はトイレから出た
「本当?」
「ふたりのため、ですもんね・・・・」
「うん・・」
おじい、おねがい。この決断だけは
まちがいじゃないといって。。。
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純はいままで多くの決断をしてそれでも
大騒ぎになった苦い経験がある。
この決断、正しいのか?
いろんな意味で純の未熟さがでているけど
それは当然で純は神様ではない。普通の
女の子である。しかも、愛の人生という責任の
重さも伴っているので、間違いは許されないと思って
いる・・・。
千香の陰謀が明らかになった。
クレームレターを書いている千香をみて
愛は注意をしただけだった。千香は愛を
はめたのだった。
そのために会社も首になったわけで。
なんとも不幸なことだ。
もし、人の心が読めなかったら、気が付かなかった
はずだ。読めるが故の不幸である。
読めるが故の不幸はこれからどこまで
続くのだろうか?
純がまっすぐにぶれずに生きることを
覚悟したら人の心を読める愛と一緒に暮らして
いけれるはずだが。
愛と暮らすことは裏表のない人格になる必要がある。
大変な相手を選んだものだ。
感想が尻切れトンボになった・・・。
