エレベータに乗るとき社長とあった

「なに?」と社長が聞いた。

「夜間研修です」

「そ、がんばってね。

このホテルをどうしたいか、教えてね
また聞くね。」

そういって降りて行った

純は気合をいれてフロントについた。

「くれぐれも指示されたことだけをやり
よけいなことはしないように。」

と桐野さんのことば。

そこで・・・

客の立場よりホテル優先の姿勢
に驚く純。

12時に5分だけ過ぎたのに
コーヒーをルームサービスでもっていったことで
お客様には
感謝されたけど

厨房に呼ばれて

ルールをしっかり守るようにと
叱られる。

純は客の都合よりホテルの都合優先に

おかしいと反発した。

「勝手なことをするとか
スタンドプレーとか

わかってくれないなら
こんなホテルやめてやる」と

大声でいうタイミングと同時に

厨房からお皿がおもいっきり
割れる音がした。

その音にびっくりして
辞めるという言葉は流れてしまった。

そのお皿を割ったのは

あの

青年だった・・・・・。
驚く純。

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いました。

王子様が・・・
(人は見かけではないです、たぶん)

純の先走った自殺的な言葉を
お皿を割って救ったのですね。

ああ・・なんてすてき!!

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