この作品をもういちどDVDをみて確かめようと、ツタヤにいった。
驚いた。
もはや・・・・・レンタルしようにもそれ自体
ないのである。
え???
古いからではないはず。もっと古いDVDもある。
人気がないのかな????
しかし、京都ではKBS京都が放映しはじめたので
DVDで見たいと思う人は多いと思うが。
なぜ店頭から撤去したのだろう??
お近くのつたやさんにあったら、ぜひ見てください。
テレビ放映では削除シーンが多すぎて
よくわかりませんし、面白さも減ります。
だから・・・DVDで
ぜひ!!(笑)
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韓国ドラマ:ベートーベンウイルス
第5話:栄光の序曲
ゴヌは練習にでるわけにもいかず(公演に出ないので必要ないし)家で考え事をして
いた
するとルミがやってきた。
バーベキューの差し入れを持ってきたという。
ゴヌは食べる気がおこらない。
しかもルミはトランペットの代役は5人もいるとうそをつく。
自分は要らないといわれているようなものだ。
もう指揮の勉強はしないの?
ゴヌは、ルミの持っていたバーベキューをとって食べると
生臭いな、下焼きをして焼酎をかけなくちゃダメだ
という。
なかなかよく分かっている
せっかく買ってきたのよ。
それでもうまくないものはうまくない。
何年か前俺はこれを売っていた
兵役が終わってやる事が無かったからだ
何でも来いと思ってたけどお金が無くて、考えが甘いことを知らされた
やっと警官になったのに、停職になるし。
署長を待っている間、これは間違いだ、普通に生きなくては、公演なんて夢だと思っ
た。
指揮は好きだ。気持ちが晴れやかになる
いまさら音大も出ていない俺が指揮者になれるわけがない・・かなわぬ夢だ
俺はただ、家族を持って小さなマンションで暮らせたらそれでよかった。それが簡単
なこととは思わない。しかし俺には難しい事だ。
もう帰れよ
ゴヌは明日着ていく制服を出した。
ルミは続けてトランペット奏者を探していた。
しかしパク先輩も公演に出演の壁にあった。
中間管理職である彼はあさって会社の引越しを手伝わなければならない。
家族をやしなう責任と音楽をする人生とてんびんにかけるなどとは馬鹿なことなので
ある。
ルミはそんな事にも気がつかずパク先輩に、頭痛がするわ・・・薬持っていませんか
と聞く。
そしてやっと気がつく・・・
あさって??
公演の日?
出演できないからコントラバスも探せ。
先輩はそういった。
ルミには納得のいかないことだった。
ゴヌとパク先輩は屋台で飲んでいた。
パク:最初はしかたなく手伝うつもりだった。
しかし事情が出来てでれなくなった。
彼は続けた
国を裏切ったわけではない
生活がある。公演より生活だと先輩は言う。
いや自分に言い聞かせているかのようだった。
ゴヌ:御酒おかわりは?
いや明日の仕事があるからいい。しかし全然酔えないな・・・・
ゴヌもそんな気持ちが分かるようだった。
アートホールは公演に向けて準備が進めれられていた。
その日だった。
朝・・ルミはゴヌにあった。
ゴヌは制服で出勤だった。
かっこいいわ・・・がんばってきてね。
トランペットは?
アンタよりすごい人が見つかったわ
靴が右と左が違うぞ
朝からバタバタしてたから(笑)
じゃね・・・
トランペットは本当に見つかったのか?
・・・・・・
ヨンギさん(キャバレー)も頑張っているしソロをしなければいいのよ。あんたこそ
後悔するんじゃないの?
警察は今日から忙しいんだ。
そういうとゴヌは急いであるいた。
ルミは後姿を見送った。
かみ合わない会話にどうしようもなかった。
パク先輩は・・・いらついていた。
奥様は公演にいけばいいと礼服まで新調した。
しかしパク先輩は・・・それがよけいだという。
思わず奥様にあたってしまった。すると子供が悲しんで泣いた。
やるせなかった。
ヒョン夫人の旦那様は八百屋で奥様が公演に出ることを知った。
彼は思わず怒りで走り出した。
妻が勝手なことをするからだった。
公演ではチケットの売れ行きが悪くて子供たちを招待することになった。
小学生は面白くなかったら騒ぎ出す。
これは出演者にも心配なことだった。
ヨンギは子供たちにたくさん質問して、静かに聞くようにお願いした。
演奏中の拍手は??
ダメ~~~
よく出来ました!!
ところでカンマニはというと大通りにいた。
ゴヌが交通整理をしている。
近づいた。
かっこいいな。指揮者の勉強が役に立っているのか?間抜けなおまえのために言うが
、開演は6時。ソロは二部の最初の曲だ。
確かに皆自分の価値観で生きているからな。カンゴヌの価値観ではこれが幸せという
ものなのか?
ゴヌは交通整理を始めた。
指揮の勉強はどうする?
夢です。
行動もせずに夢といえるのか?それは星と同じだ。見つめる事だけしか出来ないもの
だ。
行動するべきだ。
少しでも努力して行動することでそれでこそ夢といえるのだ
何もせずに夢を語る資格はない
吼えろとはいわない。夢ぐらい見ろ
私には関係ないが後悔するのはお前だ
”おれは努力もせずに夢をあきらめた”そう思いながら一生暮らせばいい
”指揮がしたかったと死に際に叫ぶのも良いだろう”
言うだけ言ってカンマニは去っていった。
ゴヌはその後姿を見送っていた。
さて会場には多くの人たちが詰め掛けた。市長も着席し、ミョンファンもいた。
楽屋ではカンマニがタクトをもって廊下に出たが・・・チェロの音がした。
みるとヒョン夫人が最後まで練習をしていた。
ゴヌは考え事をしていて、運転手達に怒られた。
会場はオーケストラを待っていた。
楽屋では緊張しているメンバー達がいた。
3分まえです・・・
ヒョン夫人がいません・・・
そのころヒョン夫人はあまりの緊張にトイレでおちついてと自分に言い聞かせていた
のです。ところが携帯の時間を見て驚き、あわてて廊下を走りました。
が・・・旦那様に見つかった。家族を捨てて何が公演だ!!さっさと帰れと夫人をひ
っぱっていった。
ヨンギさんは、なにをするのですか?と追いかけましたがだめだった。
とりあえずチェロを持って会場へ入った。
つぎに問題があるのはルミだった。
あまりの緊張に、頭痛が極度に高まった。その痛さに・・・うずくまった・・・今の
は何????と不安になった。
そして舞台では、カンマニがさっそうと登場した。
大きな拍手で迎えられコンマスを見たときルミは耳に手を当てて目に涙をためていた。
ルミはその拍手が聞こえなかった。
彼女は混乱しながら演奏をはじめたが不安だった。
ふと団員達を見た。
するとカンマニがこっちをみろとルミに気持ちを送ってくれた。
そうだそこはスラーだ。うまくできているぞ。私を見ろ・・・
気持ちが落ち着いた。
偉大なるマエストロの魔法だ。
一方ゴヌは交通整理で、てんてこ舞だった。
しかし空から音楽が聞こえてきた。
まさしくあの曲だ・・・・
団員とカンマエの気持ちがゴヌの気持ちにとどいた。
確かにそこはスクランブル交差点で車が大渋滞をしているはずなのに、小川が流れて
小鳥の声がした。
朝・・さわやかな朝。
手に持っている交通整理の誘導灯をおとして走り始めた。
一曲目が終わったとき、拍手の中カンマニはコンマスのルミに握手をした。
ああ。。マイクのテスト中、サムタク、ばか間抜け・・・
と、小さく言った。
今は聞こえます。
ルミは笑顔になった。
二曲目ウイリアムテル序曲
それが走っているゴヌにも聞こえた。
二曲目が終わって楽屋に帰った。
ゴヌから連絡は無いのかとルミはカンマニにいわれた
ありません
ゴヌのソロはどうするか・・・
カンマニは一同を見て回った。
ヒョン夫人のチェロのケースを見て
思い出した。
「どうしてわたしだけガマンしなくてはいけないの?どうして?これでは一生オケが
できないわ」
カンマニは電話・・・とルミに言った
ヒョン夫人は旦那様の車に乗っていた。
公演の話はするなといわれた。
悲しみのヒョン夫人である。
そこにカンマニから電話があった。
まだ近くですね。
ソロはあなただ。
戻ってくるように・・・
素敵な名前だ チョンヒョン・・
ヒョン夫人は驚いた
どうしたものかと考えた
旦那様は許さないという。
しかし、神は見捨てない。
車の前に人が飛び出した。
あなた人が!!
というと、車は止まった。
あぶないじゃないか!!
歩行者は怒った。
そのすきにヒョン夫人は車から逃げ出し、スカートのすそをまくって走り出した。
執念だ
三曲目・・・ハンガリー舞踊曲第五がはじまった
客席の市長と議員とみょンファンが話をした。
曲の順序が変更されている・・・
ソロの曲を飛ばしているみたいです。
あのリタルタンゴのソロを後回しにいていると議員はいった
どうしてでしょう?
さあね。
ミョンファンはソリストに問題がありますといった
会社の引越しの最中にコンサートのテレビ中継を見ていたパク先輩。
なんでソロの曲をやらないといった
ゴヌが来なければほかにやらせばいいのに
引越しは終わった。
パクの奥様が子供さんと一緒に来た。
会場で見ればいい、といった。
こうしてパクは家族と一緒に会場へ来た。
次の問題は・・・子供たちにあった。
騒ぎ出したのである。
さて・・
会場は騒然とした。
ミョンファンは面白がった。
演奏が終わった。
どうでるカンマニ・・・
議員はけちをつけた
子供は泣くし、演奏順序はバラバラだし
叔母さんはもうすぐ来ます。
とルミがいった。
カンマニは指揮台を降りてすたすたとピアノの所へ行った
きらきら星をひいた。
大騒ぎをしていた子供たちは気がついて自分の席についた。
そしてマイクを持ってこの曲はなんていうのかな?と話しかけた
会場からきらきら星と答えが来た
ここはどこかな?
アートホール
ここはクラシックの国です・・・
言ってみて
クラシックの国!!
ひとりだけ
アートホールといった
大人の話を聞かないと地獄に落ちますよ
熱い火の地獄です
カンマニは笑いながら言った
君だけ答えて
ここはどこですか?
クラシックの国
カンマニはニッコリと笑った
そして
ここで騒ぐと妖精が一人ずつ死にます
ピーターパンを知ってますか?
あの妖精です
死んでもいいですか?
死なないほうがいいです~~~
ミョンファンは笑いをこらえていた
ブラボーは男性に
女性もいますから
ブラビーでも良いよ
子供たち:ブラビー~~~~
はいクラシックの伝統は複雑だけど
ルールは覚えてくださいね
そこにヒョン夫人が間に合った。
パクもイドウンもそして旦那様も・・・
驚いた
旦那様はステージの近くまでいった
文句を言おうと思ったのだろうか
家では
この女は!!!
とよく怒られた。
以前
自分の名前を呼べというのは責任を持つ事だ
とカンマニはいった
私はチョンヒョンよ・・
フンの塊ではないわ!!
演奏がはじまった
ヒョン夫人のソロは見事な演奏だった
団員達は笑顔になった
そしてゴヌが到着した。
リタルタンゴに大きな拍手をいただいた
オジキをするヒョン夫人
皆笑顔だった
カンマニのもとに駆けつけたゴヌ
早かったな
おくれました
指揮者より後に入るつもりか
ゴヌは大急ぎで席に着いた。
みんな喜んだ
そしてカンマニが入った
最後の曲のウイリアムテル序曲の説明をした。
弾圧されていた農民の反乱を描いた作品だといった
私達も同じです
力の無いものでもやればできる
それをお見せします
必ずお見せできると
私は・・
そういいながら
団員一人一人を見た
信じています
・・・・・心を合わせた演奏だった
そしてあのレターQの最後の勝利の大砲を撃つシーン
皆、ここだと気を集中した
一小節休んで
スフォルツデント・・・そして
ここだ!!!
カンマニは大きくタクトを振った
団員の心がひとつになって勝利の大砲がなった。
勝利の勝どきが響いた
そして大拍手に公演の成功を皆は感じた
スタンディングオーベーション
大拍手だった
大成功で終わった。
廊下ではみんなで勝利を喜び合っていた
記念写真をとる
ジュヨン、ジュヒと家族とヨンギ
嬉しそうな友人達
ゴヌも写真に納まった
ロッカーの前ルミはゴヌをつかまえた
キム係長が二人で写真を撮れといってカメラをかまえた
二人並んた
終わってから来たの?
俺は無職だ、責任取れよ
そういってゴヌはルミの手をにぎった
じっとゴヌの顔を見ていたけど
カメラ!
とゴヌが言ったので
そっちを見て写真に納まった
こうしていると夫婦みたいじゃないか?
ええ??
楽屋のにぎやかな音にまぎれてキム老人はオーボエをケースに収めた
家族で嬉しそうに写真を取っている団員の顔を見てヒョン夫人はうらやましそうだっ
た
帰ろうと楽屋を出たところで旦那様に会った。
すぐご飯の支度をします
というと
さっさと飯を作れ
子供の面倒も見ろ
みんなひとりでやれ
俺は手伝わない(無職のくせに)
それで時間が余れば
好きなことをすればいい
何で何も言わないのだ
俺は馬鹿みたいではないか
夫人は、じっと彼の顔をみていった。
あなた!!!記念写真を撮りましょう
ほらほらここをみて
あなた笑っていませんよもう一度
~~
幸せそうなヒョン夫人と旦那様だった
パパはなぜでなかったの?とパク先輩は子供に質問攻めにあっていた
そして舞台の楽譜を集めるルミ。舞台から客席を改めてみていた
“おいサムタク
どこを見ている私を見ろ
私についてくればいい
上手く弾けているぞサムタク”
思い出していた
そこへ
私の楽譜はどこだ?とカンマニがきた
こちらに・・と持っていった。
荷物になる
ウィーンに送ってくれ
すぐお発ちになるのですか?
車を呼んだ見送りはいらない
そういってカンマニは握手の手を出した
ルミは唐突にもう少しいてくださいませんかと聞いた
ゴヌはルミを探していた
キム係長はカンマニをさがしていた
カンマニを見つけたらVIP室に来るように言ってくれ、ビッグニュースがあるのだ
ゴヌは二人を探す事に成った。
その二人は舞台にいた。
なぜだ?とカンマ二は言った。
何故残らなければいけないのだ?
久しぶりの韓国だしご家族に会ったり・・とルミ。
家族には電話した
行っていいな
いいえ・・
ジャ理由を12個挙げてみろ
ルミがなにもいわないのでカンマ二は去ろうとしたら
先生を知りたいのです
といった
二つ目は?とカンマニ。
先生を知りたいのです。。とルミ。
三つ目は・・・
先生を知りたいのです。
カンマニはルミを見た。
ゴヌが来た
二人が舞台にいるので柱をこんこんと叩いて合図をした。
係長がVIPルームに来て下さいとのことです。
カンマニはすっとあるいていき、ゴヌを通り越したとき
どういうことだ?私のことを知りたいなんて・・
ゴヌはえ?という顔をした
ルミはうつむいていた
ゴヌはルミを好きなんですけどね。
闘鶏のあだ名をもらった限りはルミはきっと戦う女なんでしょうね。ちょっと間抜け
ですが。
何があった?
ゴヌがルミに聞いた
さぁ・・・
そうだ打ち上げに行こう!!
ルミはごまかして行った
ゴヌは怪訝そうな顔をした
思いはそれぞれに届かなかったか。
市長はカンマニの実力に感動し、失礼なことをしたと謝罪した
市響の話が持ち上がったのだ
もちろん常任指揮者はカンマニ。
団員達は驚き喜んだ
団員になれば公務員だ
断るといったカンマニだった
ミョンファンは受けてみろといった
自分のオケだぞ。
カラヤンみたいにベルリンフィルと生涯の終身契約をしろよ。ここではあちらから来
た。
目配せだけで通じるオケ欲しくないのか?
カンマニは悩んだ。
打ち上げの席で皆待っていた
市響の話をカンマニは受けるかどうかということだった。
彼らは大きな誤解をしていた
もしできるものなら市饗にはいれると。
カンマエは市響を引き受けることになった
団員は喜んだ
そしてカンマエはこういった
これからもクラシックファンとして会場で拍手をお願いしたい・・
団員達は
え??
と思った。
メンバーは相応のレベルを選ぶ。では皆さん会場でお会いしましょう。
そういってカンマエは去っていった。
みんなあっけにとられた。
そう、うまく行かないものだ
第5話おわり
