ギルドンは門のところで待っているスグンたちに合流しました。

あとは王子の軍隊だけで十分だ。明日には撤退しよう。

コム:
即位式を見ないの?

スグンがコムにいうなと言う合図を送りました。

ギルドン:
王子はおまえ達も民も即位式を見られるようすると約束した

そういってギルドンは先に行ってしまいました。

コムはどうして?とスグンに聞くと

ヨンシはどうしておまえはギルドンなしでみるのだい?それは即位式ではなくイノクの結婚式になるのだ

そうだ・・・
スグンです

イノクは王妃になるのか。まったくタメイキだよな

全くだね

もちろんだわ
彼女は新しい世の中のをつくる王様のためにはぴったりの王妃様よ

ソ大臣はさっそく政治家としての権力争いの裏工作を始めました。

リュウ大監を巻き込んで権力の中枢にはいりこもうと画策を始めました

チャンフィーは即位式をリュウ大監に命じました。

そしてこの度功績のあったヤンバンの名前を書いたリストをチャンフィーに見せました

この中から大臣を選んで欲しいとのことです

しかし、チャンフィーは勝ち馬に乗ろうと知るものがいると叱責しました。皆ソ大臣を見ました。
命を賭けて戦ったものを高く評価したいとの思いでした。

そして即位式は民衆もみれるようにして欲しいといいました。

しかしリュウ大監は威厳が損なわれますと反対しました。
チャンフィーの思いはヤンバンに通じないのでしょうか。

しかしリュウ大監も困ったものだと思いました。

その対策としてチェ大臣を使うことにしました。
王様はヤンバンを彼のもとから締め出しました。活貧党を使うおつもりでしょうか

まず彼は宮殿に活貧党をすまわせて兵士を送ることはありません。宮殿に身分の低い者達を抜擢する事は出来ません。

リュウ大監は、

王子はまだ即位していません
彼は慣習に習うべきです

よくよく考えればこのリュウ大監も決していいひとではないのです。自分の身をかばうあまり息子夫婦を犠牲にしたのですから。

チャンフィーはギルドンにいいました。
おまえは私と一緒に働く気はないのか?

すでに答えております。
王様になられることにお祝いを申し上げます。あなたはそばで助けてくれる人をたくさんいるのではないのですか

おまえは即位式も見ないで行ってしまうのか

われわれがいたら活貧党が宮殿を占拠したというでしょう。われわれが去るのがあなたにとって一番いいのです

民衆は恐らく一般人のおまえを大臣にすることを望んでいるだろう。新しい世を築くために考えてくれないか

一度には変えることは無理です
少しづつ変えていくのです
常に抑圧された人や弱い人を思ってください
皆が幸せになるようにと。そうすれば世の中を変えることは可能です
私は弱くて抑圧された人間として生まれました。そして私は彼らのために戦い続けます

私は民衆からわたしを見ているおまえを私の恐れとするならよい王様にならねばならない

私は彼らの中にいます。目を凝らしてあなたを見ています

ギルドンは去ろうとしました

ほかに何か警告か要望は無いか

ただひとつ兄(イニョン)の命はどうなりますか

彼は殺すほど危険ではない
だから彼を亡命させるつもりだ

ギルドンははっとして王子を見て頭を下げました。

そして背を向けて去ろうとしたら
イノクのことは聞かないのか?
と王子が聞きました。

ギルドンは背を向けたままですが。
彼女は誰にも彼女の世話は必要ありません
彼女は私が知っている限り強い女性です
そして私は彼女はいつも大丈夫だと信じています・・・

そういって去っていきました

チャンフィーはその姿をじっと見ていました

そのイノクはノ尚宮に宮殿での生活を学んでいます
ノ尚宮は
歩き方、話し方を教えます
といいました

イノクは、
あなたは本当に私が王妃になると思いますか?と聞きました
私はがんばって学びましたが王妃さまになれるとは思いません

ノ尚宮は思わずひざをつき、土下座をしました。

なぜそんなことするの?

お願いです。どうぞ・・・どうぞ王子のそばにいてください

ノ尚宮様・・・

王子は寂しくしかも難しい人生を過ごしてきました

知っています

王子は反乱のための人生を送ってきました
その痛みは今もそれを忘れません

・・・

どうぞ・・・そばにいてください
王子は将来もより難しいことにであるでしょう・・

ベストをつくします
そうあなたにお応えします
ベストを尽くします

イノクはもう・・・その道しかないと覚悟したのでしょうか

根城です

イノクが王妃ってどう思う?
とスグンがマルニョに聞きました

ギルドンの乾いた心を静めることが出来るのはイノクだけだ

あんたはここにいて話をしているのはイノクを心配しているからなの?

もちろん、俺は心配だ、彼女は彼女の人生を無意味なものにしようとしているぞ

・・・・・
ところで俺たちの目的は・・・マルニョ・・
一緒に交わした約束はわすれていないよな
俺は俺たちの間で不思議なものを感じている
約束を果たすのだ・・そうだ・・ちぇ
俺はなんてつまらないことをいっているのだ、俺ものどが渇いてきたぜ
酒をくれ

マルニョはたちあがって御酒のびんをもってスグンのそばに行くとスグンを腕で抱えて倒してからキスをしながら御酒を口にうつしたのです・・・

まだのどが渇いているの?

ううん・・・

マルニョはスグンを腕から落としました

スグンは起き上がってマルニョにいいました

もっと必要だ

そういってマルニョにキスをしました・・

こうして二人は結ばれました

翌日
ギルドンたちの集まりです。
コムは俺はみんなが平和で幸せに暮らせるような新しい世界を望むといいました。

そして活貧党を必要としないのさ

それで俺たちはどうやって生きていくのだ?

種を植えて土地を耕してここを拡げていくのだ

マルニョはどうだ?
おまえついにマルニョの心に火をつけたな

ああ、本当に・・よかった・・

子供のくせに

楽しそうに未来を語り合いました
でもスグンはイノクを手放したギルドンがかわいそうで、なぜおまえはイノクと清国へ駆け落ちをしないのかと聞きます

ギルドンは笑って答えません

スグン:子供が3~4人生まれてから一緒に帰って来いよ。

ヨンシ:ああ、だったら王様はおそらく12人の妾に30人の子供を生ましているな

彼は40人だ

ああ、40人

するとコムがいいました。

俺たちあんたの子供たちの学校をここに立てて待っているからね。
スグン:おまえは彼らに全部おまえのあとの名前をつけるんだ。その名前はギルナム、ギルセオ、ギルバック・・・あんたが彼らを全部連れてここに帰ってくるんだ
彼らは全員活貧党だ

俺は活貧党のギルドンで十分だ

そういって出て行きました。

マルニョはあの二人は一緒になる道はないのと思うわ特に彼らの両親は敵同士だしといいました。

ギルドンは父の墓にいました

おまえの王が新しい世の中を作ることになったら私の息子として墓に来い。それまでは来るな・・・

父さん・・・・

ギルドンはそうつぶやきました

リュウ大監は王子に言いました。
現実的になってください。

私は不可能だとは思わない

身分を問わずに人材を登用するということは不可能です

特別な能力を必要とする役所から人材を登用する

ではあなたは兵曹判書にホンギルドンを登用するとお考えですか?

できればそうしたかった

彼は臣下になるのを拒んだのです

民としていきたいと・・

民ですか。それもいいですね。彼は本当の民の王です

王子はきっと大監をみました

民はあなたの即位式を見に来てホンギルドンと活貧党を讃えるでしょう

王子は気にしている事を言われてぐさっときます

彼らにとって王であるあなたは操り人形にすぎないのです

臣下なるものが口にする言葉ではない

私はあなたは王様ですがそれはホンギルドンによって作られいつの日か倒される思います

チャンフィーは怒りました

リュウ大監 何を言うのだ

あなたの王座の正当性は四寅剣にあります。そしてそれはヤンバンに認められ密文に示されています

剣がおまえにとって重要であるなら、父の遺言にしたがいそしておまえの君主である私に従ってください

リュウ大監は困った顔をしました

さてイニョンは捕らえられていました。

そこにウネが面会にきました。

助けれくれてありがとう・・といいました

しかしイニョンとはもう縁も切れているのです。ウネの心は彼にはありません

あなたは本当に馬鹿ね

好きになれないって言ったのになぜ?

ウネさん

ウネはイニョンの手を触ってごめんなさいねといいました

そしてありがとう

・・ウネは泣きました

さてノ尚宮とチャンフィーです

あなたは彼から王座を譲り受けたらあとくされの無いように殺すべきです

彼の王座放棄の書面を受け取るとすぐに殺すべきです

それはしたくない
もししたところで私に取って大きな痛手になろう
王様・・・

兄は王座を取るために彼の血筋を殺したから狂ったんだ
両親を殺し私を殺した報いだ
私はそれだけは最後まで避けたい

ところが、そのチャンフィーの思いが逆に災いとなります。

ソ大臣が王様・・・といって兄のところにいってどうやったら権力を回復できますかと相談するのです。

王様は、あることをいいます。
自分を王子の元に連れて行けと。
それができたらおまえを元に戻してやると。

ソ大臣はそれをまともにうけました。
実はその理由を監禁している鍛冶屋が知っているというのです

ソ大臣は鍛冶屋から驚くことを聞きます

つまり四寅剣は偽ものということです

そして密文も偽ものだということです
王子の王としての正統性はないということです。

王様は偽の王様だということです

それをウネにいうとウネはそれを切り札に出来ますねといいました

ホンギルドンは知っていて握りつぶそうとしているのなら、それを覆してやる、これで私も権力の核心に戻れるぞ

それは取って置きの切り札ですね。

ウネはギルドンに会いに行きます

最後よ

と・・・

ギルドンは危険を知らせてくれてありがとうといいました。

私はあなたにふられて道化を演じたわ
最後のもう一度だけ確かめたいの

そして手を差し出しました

受け入れて・・・

ギルドンはウネを見ました。

お願い

いままで 欲しいものは手に入れてきたわ。拒まれた事もないし、立ち直るすべも知らない

受け入れて
やけを起こさないように私を捕まえて
ギルドンはゆっくりと歩いてウネのそばにいってすれ違うように

であった時は気の毒な女だと思ったが今はもっと気の毒に思うといいました

そしてウネの肩をたたいて去っていきました

ウネは心の中から怒りがこみ上げてきました。
昔から手に入らないものは壊すということも私の習性よ・・
これで終わりよ

ウネは父親に言った。
ホンギルドンを殺して

ウネややっと正気に戻ったな
よし、私はあの四寅剣の秘密を使って権力を取り戻そう、そしてホンギルドンを殺そう。

もっといい事を考えたわ。彼は彼が信頼している王子の手によって殺されるのがいいわ。

ついにウネは自分の苦痛の種であるギルドンを倒すことにしました。

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続く