ヨンムン商団では反物の山を前にイノクは配達先を復唱していました。
「えっと3反はソ大臣の家に・・」

「おまえは全部覚えて配達できるか?」とヨンムンの家来が聞きました。

「しらないの・わたしがいかに賢いかって?」
「だから私は心配しているのだ」

「これはソ大臣のところへでしょそしてこれは・・・んんん・・・??まずソ大臣の所へ行きますわ~ほほほほ」

イノクは布3反をもって出かけました。
が、階段で一反を落としてしまいました。

その布がコロコロ転がっていきます。あろうことに、その布のうえを歩いて追いかけるので・・・台無しではないですか!!!!間抜け!!!

しかもその布が転がっていくのを止めたのはなんとチャンフィーでした。あちらから来て転がっている布を脚で止めたのです。

イノクはチャンフィーを見て笑顔になりました。「ありがとう若君」「何をしているのだ?布の上を歩いて」「ああ、大変、すぐ巻きますね、誰も見てなかったかしら。大丈夫だわ誰も見ていないわ~~~」
「お前は私が見えないのか?」
「誰かに言いますか?若君」「ほこりをすべてとってきれいにしておいてくれ」「見てますか?ほこりをすべてとりますから」チャンフィーはこれはダメだと思って布の端を持って巻くぞといいました。「ありがとう若君」「ギルドンとうまくいっているようだな」
「うまくいってるって本当ではないのですよ。でも大丈夫だって確信したから」
「彼は大丈夫だといったのか?」
「いいえ。でも大抵の場合、私は大丈夫だから」
チャンフィーはなぜか沈んでいます。あれほど楽しそうだったのに・・・・
やはりギルドンにイノクを捕らえたと思っているのですね。
哀しいです。

イノクは布を巻き上げて3反もって「ありがとう若君」といって礼をしました。

「私は再び彼女の心が破れるかもしれないと思う・・・・・」
心配なのですね・・

ウネの部屋に布を持って上がったイノクです。
結婚式に使う布ですね・・なんていっています。
ウネはご機嫌悪くって、「いいわ、おまえはもうおさがり」といいました。

それを無視してイノクは「ところで私はあなたがギルドンと会っている事を聞きました」・・なんていうではありませんか。
「おまえは彼に会ったのか?」

「ギルドンの秘密を守ってくださってありがとうございます。」

「昨日あったのか?」

うなずくイノクにウネはショックでした。
自分の約束を破ってもあっていたのはイノクだったなんて・・・ウネは哀しくなりました。

「将来の旦那様の弟だから助けのですか?」

またまたウネにとって癇に障ることを言います。

「まだしばらくは秘密にして置いてくださいね」

ウネがおこっているのがわからないのかしら???

「意味のないおしゃべりだわ。お前はお下がり」

イノクはやっとウネが機嫌が悪いことに気がついて去っていきました。
ウネは渡せなかった巾着を見て悲しみました。

宮殿です。
王様はホン大臣に話をしています。

そなたの息子は余の弟とうまくいっているのか?

私は友達と息子を王様を守るために裏切りました。王様

必要ならばもう一度やります。ですからどうぞあなたと国家への私の忠誠をご理解ください

王様は考えました。
ホン大臣はだんだん私に似てくる

彼は彼が知らないものまで守っている。わが国がどんな状況になるのかもわからずそれを守っている。

もし彼が面とむかって皆殺しにしたこれらの目を見るならば彼がいかに行動するか。

あの時チャンフィーはじっと兄の眼を見ていました。

弟は面と向って彼の息子と一緒に立っていたあのとき、弟は私をすきではなかったことはありえただろうか?
そういって王はきちがいのように笑いました。
(この王様の台詞はよくわかりません)

さて、ホン大臣はイニョンとその部下とともにホンギルドンを捕らえる作戦を話し合っていました。

「都にやってくる役人の行列を盗賊に略奪させるのだ。」

同時に根城ではスグンが

「俺たちの次の目的は3年ぶりに都に来る行政区の金をいただくことだ。」

役人達は

「しかしながら強奪の報告は受けていません」
「それは彼らは民から奪ったものを持っているから通報すれば不正がばれるからだ」とホン大臣。

ヨンシが
「俺たちの次の標的はそうとう巻き上げたのか大きな行列だな。私兵のかず、武器の数、馬の数・・・・そこまで調べたぞ」

マルニョは
「私達もルートを見つけたわ、彼がはなしたの
よ。ここで襲ったら良いわ」

役人達
奴らは用意周到で身軽だ。動きを予想し襲っている様子です」

ホン大臣は
「我々はさくにはまったフリをすれば、奴らを捕まえられるぞ」

ギルドンは
「さぁ行こうか」

盗賊団たちは出発しました。

大きな行列がやってきます。
ギルドンは笛を吹いて合図をしました。
はじまりました。

スグンやヨンシたちがやってきます。
ギルドンの放った矢が馬に当たり役人はころびました。

しかしあっという間に連中はさっていきました。
分かっていたかのように、逃げていくのです。

ギルドンは変だと思いました。

すると・・・

道の向こうから官軍がやってきました。

驚いたギルドンたちです。わなでした。「ここから逃げろ!!」とギルドンは叫びました。

しかし、官軍も面子をかけて捕まえようとします。
バランスを失った盗賊団は逃げるのに必死です。戦っても相手はとんでもなく大勢です。

逃げろと再度ギルドンが言いましたが、逃げるうちに、わなにはまってコムがつかまりました。片足を綱にひきずられていきます。「助けて」と叫びます。

ヨンシが追いかけますが、おいつきません。やがて大きな落とし穴に落ちて捕まってしまいました。

ギルドンは助けようとしましたが、マルニョに止められ逃げるしかありませんでした。

こうして、ホン大臣の作戦は大成功となったのです。
大臣はギルドンを仲間を使っておびき寄せようと思いました。

イノクは和尚に根城への道を聞きました。しかし和尚はギルドンに聞けといいます。教えてもらえないならそれなりの意味があるといいます。
そこへワンさんから活貧党が捕まったという話を聞き、見に行きました。

コムやヨンシや仲間たちが罪人として檻に入れられて街中を見世物のようにされていました。

イノクはなぜかしらといいました。
和尚は「これがギルドンの生きている世界だよ。泥棒が捕まるのはあたり前だ。」
人々の中にギルドンがいました。仲間を見ていました。
「もし、ギルドンと一緒に居たいと思うならおまえはあの檻の中に入るかもしれない、またああしてギルドンのように仲間が捕まっているのを何もいえずに見守るだけかもしれない・・・
どうだ?それでもギルドンの隣に立つ覚悟はあるか?」
見ていたギルドンがそこを離れました。イノクは追いかけようとしました。

「何を話すのだ?仲間を助けて死ねというのか、それともそ知らぬ顔をして逃げろというのか?」イノクは考え込みました。

役所の留置所にホン大臣が見に来ました。「お前達がギルドンの一味か」そういって去っていきました。
コムの様子がおかしいのです。おびえています。

「拷問は必要ない。リーダーが現れるのを待つだけだ」するとイニョンが「リーダーを捕まえましょうか?」と聞きました。ホン大臣は黙っていました。「リーダーは誰ですか?」「それはいずれわかる・・・」

根城です。スグンは
「わなだったんだ。奴らは仕掛けやがった。」
マルニョは
「やつらは隠れ家を知っているかもしれない。ここを引き払う?」
するとスグンは
「俺たちの仲間は簡単に話すことは無い。話すより死を選ぶやつらだ。われわれは命に代えても彼らを救い出さねば、行こう」

ギルドンです
「むやみに動くな。だれしも救出するために死ぬ事があってはならない。生きて救い出す方法を考えるんだ。」

ホン大臣は
「あのときのようにギルドンはここに来るだろう・・・今私は奴らの命をこの手ににぎっている。彼は私に全てを話さなければならないだろう」

ヨンムン団のノ尚宮は
「もし彼がホン大臣に交渉しようとすれば我々も危うくなります。捕まったものを見殺しにすれば助かります」

チャンフィーは
「もしギルドンが自首しなければ我々は彼らを殺すだろう。しかし戦う覚悟があれば我々はホンギルドンを我々側に迎え入れるだろう」チャンフィーはギルドンが戦う事を望んでいるのですが・・・

ウネです。
「なんとおっしゃいました父上」
「彼の仲間が捕まった。そのうち彼も捕まるだろう」「誰が?」「ホンギルドンが捕まることを話しているのだよ」
ウネは驚いて立ち上がりました。
「ウネや!!もし私が彼の首を持って帰ったらお前はあるべき立場に戻るかな?」
ウネはぽろぽろと涙をこぼしました。
「私が何をするか考えるな」
「いいえ父上、どうぞ彼を助けてください」
「それはできない。彼は死ぬほうがいい」
ウネはゆっくり座り泣き続けました。

先ほどの道でイノクは立ち止まっていました。
あの時ギルドンが言ったことを思い出しました。「(一緒にいて)大丈夫ではないよイノク、大丈夫ではないのだ」

イノクは「大丈夫ではないのね。どうすればいいの?」

あの空き家でギルドンはチャンフィーと会っていました。

「助けてくれ。俺たちが捕まればお前達もただではすまないだろ」「お前が捕まればお前と一緒に絆を切るだろう」ここではさほど困りはしないと訳しています。

「もし捕まったものがしゃべるなら、我々は奴らを殺す」

「われわれは彼らを救う、お前は役所のことを教えてくれ。どうか彼らを救う俺たちを助けてくれ」

「おまえの仲間を捕まえたのは誰だと思う?」
「・・・」
「そのものは彼らを使ってお前を捕まえようとしている」
「誰だ?知っているものか」
「そうだ。おまえの父親ホン大臣だ」
「・・・」
「もしお前が戦うのならお前を助ける」
「・・・」
「お前は仲間を助けるために父親と戦わねばならない。おまえは父親と戦うか?ホンギルドン」

さぁギルドン・・・どうする??どうする??
チャンフィーは戦うなら手を貸すといっているのですね・・

大きな敵です。ギルドンの気持ちは?

第13話終わり