二月がそこまで来ている。如月である。ガソリンの高騰で(笑)車を利用するのを最低に抑えた人が多いためかなんなのかこの時期にあって、冬らしくなってきた。つまり寒いのだ。日本列島~~寒くて寒くてたまらんという季節にあった気候になっている。

寒いのはお天気ばかりではなく、庶民の懐も寒いのだ。あまりにも物価が高くなると財布の紐を締めてしまう。守りに入るのだ。出ることは多くて入ることが少ない。

にもかかわらず、バレンタインのチョコ商戦は、ホットである。
今年はやけにチョコのパティシェがもてはやされている。義理チョコをたくさん買うより、高価であってもちょっと変わったチョコが人気を呼んでいるらしい。

何が変わっているのかわからないが、マイセルフチョコであったとしても、この時期のチョコをみていると夢がつまっているかのようである。売上が年間の4分の一がバレンタインの一時期に集中している。不況の不安も物価の高騰も女性のバレンタインにかけるホットな気持ちからみるとたいした事ではないのであろう。

ところでバレンタインに女性が男性にチョコを送って告白するなんて文化を仕掛けたのは誰か?お菓子業界の回し者か?と思っていたけど。やはりそうだった。

29日付けの毎日新聞にその仕掛け人が載っていた。

原邦夫さん、メリーチョコの2代目の社長である。50年前に考えて、新宿の百貨店で最初にバレンタインフェアをやった。一年目、そば一杯15円の時代に、一枚50円のチョコは3枚売れただけだった。

それが今では季節の行事、コミュニケーションづくりのきっかけともなっている。
ただ、誰からもチョコをもらえない男性にとってはいやなものかもしれない。
義理チョコの習慣はなくしたくないと、我が家の男性陣を見てそう思う。