国民年金の事務が、とんでもないという話は参議院選挙の最中、社保庁からリークされた。社保庁解体を安倍政権が、打ち出したことによる抵抗である。
公務員の身分のうまみというのは、想像だけでも安定と高給というイメージで、羨ましいものがある。
だが・・・
羨ましいというのとちょっと違うが、普通の常識がなぜか通用しない体質が浮かび上がった。
年金の横領である。犯罪への後ろめたさがないのか。恥もないのか。
払った人の年金を払った事にしないで、自分の懐に入れたり、架空の年金受取人を作って、その人に入る年金をもともと架空なのでこれまた自分の懐に入れたり、・・・
などなど似たような横領や、詐欺まがいがたくさん見つかっている。
社保庁と市町村あわせて約3億5千万円という金額を、不正に扱われたわけだ。
おそらくこれは全部ではないはずである。払ったのに、領収書を改ざんしたり、払った事になってないので、年金を受け取れないという事態が多数発覚。発覚するのが遅いのが、年金の業務上横領(公務員は業務上ではないのだろうか)の特徴である。
桝添厚労大臣は、これを解りやすい表現で言った。「泥棒は、牢屋です」。
この事件は、公務員の特殊な立場を象徴している。
まず、行政は横領した公務員を訴えない。なぜだろう?何か隠しているのだろうか?
こんな簡単な完全犯罪はない。
お金が欲しければ、このような公金を扱う、立場になって、横領をしたとしても発覚するのは数年後である。その前に退職して退職金をもらって、また大きなお金をもらうことが出来るわけだ。
公金横領のやり得である。
全国で、データの改ざんも、領収書の改ざんも、年金を払っても受け取る時に未納になっていることに気付いてあわてても、その時の応対した職員はいまいづこになっていたり、やっと発覚した犯人を見つけても、受け取る資格のあるべき人はこの世に居なかったりなど、庶民が損ばかりする社会体制を変えるべきである。なんていうと、小泉前総理ができなかった公務員改正法を安倍総理がするというと、なぜか反対した民主党。
特に、社保庁は腐っているので、解体するといったら、一連の年金の事務処理の問題を出してきて、払ったのに払ってない事になっている人がたくさん居る事で選挙前の与党の年金体制への責任にすりかえた。
もはや、年金問題は、制度云々より、年金を運営している社保庁の組織の問題である。
業務上横領が適応される民間企業にしたほうが、こんな軽がると簡単に、年金を横領するなんて出来にくいと思うものである。年金定期便というメールも発行して、払った年金と受け取る年金の説明をつどつどきちんとしてもらえば、安心である。
ともかく、公務員の腐った品位には、呆れるものである。泥棒をしたら牢屋に入るのは、常識なのに、その常識が公務員は甘いし、逃れられるという特別待遇に、民間の国民はもっと怒りをぶつけるべきである。
腐った魂を持った、汚い豚は、綺麗になれない。横領は犯罪であり、顔を名前を公表して、犯人を上げていくべきであり、警察も同じ公務員だからといって、摘発をしないのは、同じく魂の腐った、豚である。
参考サイト:年金横領の調査やり直し
