９．１１選挙結果の感想

今回の選挙は歴史に残るよと、前もって聞いていた。
それがどんな結果を予想して言うのかわからなかった。

空けてみれば、自民党の一人がち？？
過半数を取ったわけだ。

しかし、３分の２には届かなかった。自公でそれを取った。

この議席数の与党であれば、恐いものなしである。参議院で否決されても衆議院で３分の２以上の賛成があれば
決まるのですから・・・・。

それが私達が不安を持つ原因になった。これほどまでに勝つとは思わなかったからだ。
自民党がなにをどうしようと、全く自由に法律を変えられる。
それを私達は、じっと監視していこうではないか、と声を掛け合いたい。

戦後６０年続いた議会制民主主義の中心をになってきた自民党である。
ながらくは、国民にとって権力の象徴であり、逆らうことが出来なかった。

野党ですら、表向きは反対をとなえ、裏では手を結んでいた。
それほど、自民党は独裁的な政党だった。

ところが、景気が傾き・・・・
バブルがはじけ・・・

細川政権下では、自民党は野党になった。

国民はいつまでも良い顔はしてない、という意思表示をした。
天上天下唯我独尊なんて許さなくなった。
痛いお灸をすえられ、過半数をとるためにキュウキュウとする時代が２０年間続いた。

政権与党に返り咲いたあと、連立与党の時代になった。
今回で歴史的大勝利で単独過半数といいながらも
議席の３分の２以上というのは公明あっての数である。

こうなると、自民党に１票を入れた人も、「勝ちすぎ＝不安」とか「いいのかなぁ？？？」という
疑問を持っている。

しばらくは、無派閥の議員が大半を占める新しい自民党のあり方をみていたい。