ひとりっこは、いかにして育てられるのか。

私の、主人の弟の嫁さん~~弟嫁の話しをします。
私より、一つ年下のひとりっこです。

おとうさんは、建築業を経営して、お母さんは普通の主婦さんです。
建築業が軌道に乗るまで、大変苦労しているお父さんをみて育ちました。
ある意味、お父さん子です。

仕事の話をしながら、お父さんのがんばる気持ちやら生きていく信念のようなものを、聞いて育ったようです。

両親から『自分の意見は、堂々と言いなさい。』と教えられました。

よって、彼女は口がたちます!!

両親から『友達はたくさん作りなさい。ただし、経済的には同じレベルの人のほうが話しが速いよ。』と教わりました。

寂しがり屋さんで、友達をたくさん作って、グループで行動します。ただし、両親が言うとおり経済的にどうレベルという条件が揃った似たような家庭環境の友達です。

その中でも、口がたつので、どうでもいい程度の事は、あなたはどうしたい?と聞いてもらえるそうです。
「決定権は私なの」なんですって。一説によるとわがままなので、彼女にまかせると、トラブルすることが
ないそうです。みんなが従うからね。

両親から『親が亡くなった後、自分ひとりで生きていくのだからね。なにかできないとダメだ』と教わりました。
ひとりっこだから、親がなくなったら後、ひとりだけで残されるというので、料理教室も、調理師の免許が取れる学校へ
本格的に通ったそうです。手に職を持つということでしょうね。

両親から『どんな友達か連れていらっしゃい』と学校の友人を見せろといわれました。

友人を誘って、自宅に呼んで泊まってもらうことも大好き。

だけど、それも一日だけで、二日目にはさっさと帰ってもらいたいと、思うそうです。
それも、はっきりと、そろそろやりたいことがあるので、帰ってくれる?といって、帰ってもらいます。

にぎやかなのも好きだけど、絶対、自分だけの時間と空間がないと息が詰まりそうになる~~という話を聞きました。

その時、わたしもそうなんだ・・・・と思いました。

わたしも、絶対、ひとりになる時間と空間がないと、生きていけない!!やっぱり、一人っ子って、孤独の部分がないと
だめなんだわ~~と、納得しました。

彼女のおとうさんが、病気で倒れた時、看病をずっとやっていました。疲れても、私がしっかりしなくてはと、がんばっていました。看病をかわってくれる人がいても、やはり、おとうさんは、私を頼りにしていると思ってがんばったそうです。

おかあさんは、体の弱い人でしたので、彼女はそのおかあさんも、大事にしていました。
これが一人っ子の典型です。親を大事にする。

嫁いり先きでも、両親が恥じをかかないようにと、がんばっていました。

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さて、兄弟とは、なんぞや?であります。

子供時代は、ライバルというものでしょうか。(わが子を見て思います)
でも、よき友達~~かもしれません。

弟のほうは、後輩に慕われてると、自負しています。
兄弟がいると年齢の縦社会に強いかもしれません。

両親に対しては、兄弟同士けん制しあいます。特に『お手伝いして!』というと、あんたがやれば~~とお互い譲り合います。(譲るというものかな?)

一人っ子は、年齢の高い社会に強いと思います。

大人の中で育っていますから、両親やらおじいさんおばあさん~~の世界も理解できます。

自分と対他人との間柄にも気を配り、バランス感覚に優れています。
ただ、あまりその部分が強調されると、疲れます。
その分、警戒心が強くなります。

今の時代、一人っ子が増えているそうです。対人関係が苦手といいますが、それでも表向きは
がんばっています。

がんばりすぎて、疲れるとキレるので、ほどほどに・・・・・(笑)
一人だけの世界に浸って、自分を勇気付ける事でまたまた元気になって
活躍するものなのです。

そんな一人っ子政策の中国では団体行動が難しいお子さんが増えているといいます。
彼等がどんな中国を作っていくのでしょうか。

興味深々でもあります!