「ナイショで猫飼ってます」というエッセイマンガを読みました。
ペット禁止の賃貸物件に住んでいる著者が、友達に頼まれて二匹の猫を預かったところから物語は始まります。
友達が約束を破り引き取りに来てくれず、そのまま飼い続けることになった著者の猫との生活。
最終的には、ペット可物件に引っ越すことを決め、猫のいた形跡をけすために消臭剤を部屋に置いたり、傷を補修したりして、ナイショで猫を飼っていたことを不動産屋さんにバレずに引っ越しが成功していました。
これ……ダメでしょう!
確かに、猫との生活はほのぼのしていて、楽しそうだなということは伝わってきました。
でも、ペット禁止物件で猫を飼うというルール違反を、こんなに堂々とネタにして商業出版するなんて、不道徳にもほどがあると思いました。
著者のブログには、「決して内緒で飼う事を推奨している訳ではありません」と書いてありましたが、
「こっそり飼ったけど、なんとかバレずに飼えたし、引っ越し時もバレずに引っ越せた」
という内容では、「うちもペット禁止だけど、ナイショで飼えるかも!」と思ってしまう人が出てくる可能性があると思います。
せめて、「ナイショで飼えていたけど、引っ越し時にはニオイや傷でバレて、高額のクリーニング費用をとられた。やっぱりナイショで飼うなんてダメですね!」という結論になっていたら、ここまで嫌悪感は抱かなかったのですけど。
ペット禁止物件でペットを飼う。
そういうルール違反はやめましょうよ。