前へ | 幻妖かわら板

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お祖父様の葬儀も無事終了。
覚悟はできていたし取り乱すことも無くぼんやりしたままなのに、涙はどうしても出てきた。お祖父様はお祖母様や叔父上、叔母上達身内だけでなく何年も交流してなかった奴らまで泣かせていた。
けどお骨を拾い終わると同時に数珠が切れるという事態を起こすのはさすがです、お祖父様。

市の歌への執着はお祖母様(元演歌歌手)の遺伝が一番大きいが、密かにお祖父様の弟様(故人)もまた歌人という薄ーい血もあったり…。

帰り道に不気味な廃病院を見つけたのに、人通りの多い道沿いだから心霊スポットにはならんな…など早速煩悩にまみれていたのは内緒。


しかしお祖父様は市に置き土産をくださった。
亡くなられたその日は、市が以前初めて人のために作曲した曲を、採用していただけることが決まった日でもあったのじゃ!!
つまり仕事として…金が絡んで…(・・;)

はわわ…初めてなのに…完成して提出できたらそれで満足だったのに…((( ;゚Д゚)))市の作った曲を他の人が使ってくれるなんて嬉しくないはずがない。

人の曲カバーばかりしないで、テメーで作曲するようになって本当に良かった(;_;)こうして必要としてもらえる。

よし、やはりDTM教室行こう!
人に提供しても恥ずかしくない曲を作れるようにならなくては。
副業でも良いから作詞や作曲を仕事にして人に使って欲しくなった。

お祖父様が仏を討つために頑張っておられるのだから市とて負けていられぬ。