術後4日目

 

夜中にまた39.5度の発熱で

再び解熱剤の点滴をしてもらいました

寝汗もひどく2度着替えました

発熱は術後に出血した時に出来た血腫の影響らしく

退院は1.2週間は伸びるだろうとの話でした

まだまだ体もつらくて、家に帰って生活をすることは想像すらつきませんでした

 

この日の朝で、フェンタニルのお薬が終わりました

外したら痛みがどのくらい強く出るのか

とても怖かったですが

いい加減身軽になりたい気持ちもありました

 

ロキソニンを飲んで疼痛コントロールをしながら少しずつ動きましょうということで、痛みが引いたタイミングで洗濯をしてみました

 

歩いて25歩くらいのところへ、洗濯と乾燥の2往復と

部屋で洗濯物を片付ける

 

合間にトイレに行く

 

発熱もあり

もうそれだけで

ぐっったりな1日でした

 

 

 

術後5日目

 

また夜中に38.5度の発熱

寝汗もひどく体力が吸い取られたかのように朝から体がずっしりと重かった

ロキソニンを終日飲んでいたので

もしかしたら1日中発熱していたのかもしれません

 

術後の熱は

風邪のときとは違い

痛みさえ引いていれば意外と動ける不思議な発熱でした

 

今なら行けるかもという隙を狙い

病棟を10分歩きました

 

すれ違う看護師さん皆さんに励まされ

息が上がるまで頑張りました

 

同じ階にある自動販売機でお水を買いました

 

もうそれで100点満点

熱もあるし

疲れてしまってお夕飯は殆ど食べられませんでした

 

 

術後6日目

 

術後2日目の夜に出血した日から、

膣にドレーンが入っています

ドレーンが入っている間はシャワーは浴びれないと聞いて絶望していたのですが

なぜかこの日からシャワーの許可がおりました

ドレーンの先がバルーンになっているとか

言っていたかな?

思い出すだけで震えるほどの恐怖体験でしたので

詳しく理由は聞きませんでした。


とにかく、シャワーがうれしい!

 

 

シャワーの予約の1時間前にロキソニンを飲んで

諸々水よけのカバーを付けてもらって

準備は万全

 

やっと

やっと

シャワーを浴びることができました

温かいお湯に痛みが癒されます

 

ここまでこれたのだと

ホッとしました

 

案の定、シャワーの後はぐったりして

しばらく動けませんでした



ベッドに沈むように横になりながらも

微笑んでしまうくらい

シャワーが嬉しかったです



 

 

Twitterで自分と同じ日に開腹手術で子宮全摘した人は、2日後には退院らしいことを知り驚く

 

術後の出血がこれほど回復に差をつけるとは。。

比較しても仕方ないけれど

まだまだ退院の気配のない自分の状況に少し落ち込んだ日でもありました

 

ただ動くとお腹が空く

食べられる量が増えていることに気がつきました



 

 

術後7日目

 

出血の日から点滴は1日2回

1日のスケジュールが固定されてきて

顔馴染みの看護師さんも増えてきました

 

この日は病棟に余裕があったのか、おしゃべりに来てくれた看護師さんがいて30分くらい雑談をしてくれました

 

とてもかわいらしい方で

仕事に対して真面目で一生懸命で 

丁寧で優しい声かけは

仕事だからというよりはその方の人柄そのものを表すものでした

 

退院するまで何度もおしゃべりに来てくれた看護師さんたち

テレビのひとつも付けない無の私に

癒しの時間をくれました

 

この日は病棟内を20分歩きました

歩いている途中でパタパタと後ろから追いかけてきてくれたまた別の看護師さんが、膣から出ているドレーンに色のついたカバーをかけてくれました

看護師さん達は1日中本当に忙しそうにされていたにも関わらず

こんなところにも気と目を配れるのだと驚きました

ちょっとした配慮がとても嬉しいものです

ありがとうございます

 

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張り切って動いたので

シャワーは無理かなと思っていましたが

寝汗をかいていたので

夜に頑張ってシャワーを浴びました

 

この日も38度台の熱が上がったり、下がったりでした

 

 

術後8日目

 

この辺りから私の最大の敵は便秘に

自分なりに動いても 出ない

マグミットの力を借りても、出しきれない

お腹がぱんぱんで傷も痛む

もう悲しくて悲しくて

何が原因で痛いのか分かりませんと回診の先生に話したらレントゲンを撮ることに

 

中は便がたんまり、、だったそうです

 

恥ずかしいですが

術後フェンタニルを長く使ったこと

離床が遅れたことなどから仕方ないそうです

 

マグミットに追加して

大建中湯という漢方が処方されました

 

とにかく痛みのコントロールをしながら

少しずつ動きましょう

ガスを出して便を出すしかない!とのこと

 

それでもこの日は熱もあって

合計で20分しか歩けませんでした

 

なかなか思い通りにはいきません

 

でも、この日は

膣から入っていたドレーンからの出血量が落ち着いたとのことで抜いてもらえたのです

 

ついに点滴をしていない時は完全にフリーになりました