2015/9/29
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僕は、正直に本当の事を言うしかないんだけど、
あいつには、たくさんの嘘がある。
嘘でも裁判官が信じれば嘘ではなくなるし、
嘘が少しでも認められれば、それでいいと思っているのか。
もし、裁判官も嘘を信じたなら、
僕だけでなく、裁判官も騙した事にもなる。
あいつは、不貞行為を認めなかった理由を、
妻を守るためだと言っていたけど、
今は妻も不貞を認めているし、もう嘘を言う必要はない。
もう、完全に自分を守るために嘘だ。
嘘をついた。
この嘘を正当化する為に、また嘘をつく。
この繰り返し。
裁判という、嘘をやめる機会もあったのに、その機会も捨てた。
ここでの嘘は裁判が終われば、
嘘を正す機会は無くなり、一生、直す事は出来ない嘘になる。
一生、嘘つきのままだ。