アイ・アム・レジェンド | ありすごとΦ(ふぁい)

ありすごとΦ(ふぁい)

声優・櫻井ありすのぶろぐ。

日曜洋画劇場見ました。

この映画は「地球最後の男」という小説の3度目のリメイクだそうです。


【あらすじ】

2009年、女性科学者アリス・クルピン博士がはしかウィルスを元にガンの治療薬を開発した。治療薬はガン患者に試験投与され全員が助かったかに見えた。だが治療薬のウィルスが人間を死に至らしめる危険なウィルスであるK.V(クルピン・ウィルス)に突然変異していることがわかる。

K.Vに感染し発症しながらも生き延びた者は、太陽光(紫外線)への耐性を失い、凶暴化して他の人間を襲って捕食する“ダーク・シーカーズ”に変貌してしまった。

ニューヨークがK.Vの感染源になったことで大統領は軍を出動させ、ニューヨークを封鎖したが、K.Vは空気感染によって世界中へと拡散していった。

それから3年後の2012年、K.Vに免疫のあったネビルは、廃墟と化したニューヨークで生き残っていた。 ネビルの娘が死の直前にネビルを護るよう言いつけた子犬のサムも成長し、ネビルとともに昼間は野生動物を狩り、夜になると活動をはじめるダーク・シーカーズを警戒しながら寄り添って暮らしていた。

一方でネビルは自宅地下の研究室でK.Vの研究を続け、ダーク・シーカーズを人間に戻す血清のテストのために実験を繰り返していた。

ある日、臨床実験のためにダーク・シーカーズの群れから一匹の雌を生け捕りにした事で、ネビルは群れを率いるダーク・シーカーのボスから執拗に狙われるようになる。

ダーク・シーカーズとの戦いでサムを失い、自身も窮地に陥ったネビルだったが、3年間無線で送り続けたメッセージを聞いてアルゼンチンからやって来たアナとイーサンの親子によって救われる。

ネビルは彼女から“生存者達が暮らしている北部の村”という荒唐無稽な夢の話を聞かされて、ついに感情を爆発させながら自分はあくまでK.Vの感染源であるニューヨークで戦うと宣言して、アナの北部への旅立ちの誘いを拒絶する。

しかしネビルの家はダーク・シーカーズの群れに突き止められてしまい、夜を待ってダーク・シーカーズの群れがネビルの家へ襲撃を開始する。

アナとイーサンを連れて地下の研究室に逃れたネビルが見たものは、血清をテスト投与した雌のダーク・シーカーが人間へ戻りつつある姿だった。

ネビルは回復中のダーク・シーカーから血液を採取すると、それをアナに託す。雌を奪い返そうと攻撃を続ける群れのボスと対峙して死を覚悟したネビルは、そこに現れた“あるサイン”を見て、自らが辿った過酷な運命の意味を理解する...


…よく出来てるなぁと思いながら見ていたのですが…ラストには超がっかり。

サム(わんわん)がダーク・シーカーになった犬に噛まれウィルスに感染してしまった時、ワクチンを打つも甲斐なく凶暴(ダーク・シーカー)化。孤独な3年間を唯一の友人サムと共に過ごした博士は泣きながらサムを殺すシーンではもう見ていられなくて私大号泣号泣

…までだった。この映画が良かったのは。 それからアナとイーサンとゆうお姉ちゃんと子供が登場してからの展開がどうもこうもない…。


まず、捕獲したメスのダーク・シーカーを明らかに追ってリーダー的なダーク・シーカーが襲って来るのに…ネビル博士の使った罠と同じ仕掛けでネビル博士を罠にかけたり、ちょっと知能があるっぽい所も見せたりしているのに、そこは一切複線張りっぱなしのまま。んでもって最後にはメスのダーク・シーカーが回復しかかるとかいう設定もあるのに、それを取り返しに来たであろう只の凶暴なままのダーク・シーカーのリーダーと頭突きしながらネビル博士無駄に爆死とか。何でそうなった!?って感じだった…汗汗


何より一番、「おいっむかっ」って思ったのはやっぱりラストですよね。なにあのコロニーはてなマーク

ネビル博士が全世界に向けてAMラジオで発信し続けてたメッセージとか3年間丸無視!?軍の関係者が居るというのに!?ネビル博士は陸軍大佐でしょ!?どうゆうことはてなマークはてなマーク

しかもやっぱり女の人と子供…みたいな存在が普通に出てきちゃったら、原作の「地球最後の男」っていうシチュエーション大ナシじゃん。それにあの女の言ってる事よくわかんない。「神様が…」とか頭おかしすぎる…orz


私は原作を読んだことがないのですが、逆にどういう原作なのかを調べてみた所、ちょっとちゃんと読んでみようかなって逆に思いました。こんなんじゃない筈だと…。

どうやらラストは差し替えられたようなのですが、何でもかんでもハッピーエンドが良いとは限らないです。どうかしてる。

DVDには差し替えられる前の「もうひとつのエンディング」が収録されているようなので、是非それを見てみたいです。

原作のラストは深いですよ…なんかさ、試写して文句つけた人って本当に表面的なものしか見ない人ばっかりだったんじゃないの…はてなマーク


あんなね、チープなラストで「そして博士は伝説になった」みたいな〆をされてもちっとも納得できません汗じゃあわんわんも殺さなきゃいいじゃないかーーー号泣(そう…あのくだりも全然生かされてなかったんだよな…結果的に。残念すぎる)


なんかちょっと…残念な感じだったなー…凄く名作になりそうな予感だっただけに…。