終わっちゃったぁ…
明日からは劇場入りだよ
いつにも増して不安だよ~
お稽古最後の日は、前日にやった通し稽古のおおまかなダメ出しと、見過ごせない仕上がりの悪い役者&場面を重点的に抜きで稽古したんだけど、それの所為で最終日だというのに殆ど自主稽古な方が多数出てしまいました…。
みんな真剣です。
みんなお芝居に真摯に取り組んでいます。
お客様が来るから。
それが例えお友達であったとしても。
だから【遊び】ではなくて、役者という職業だという自覚を持ってお稽古しないと絶対絶対ダメだと思う。
だからお稽古中に怒声も飛ぶし、役者が出来ないシーンはカットされたりセリフを削られたりします。
でも、それは役者として情けない事で、演出家の生んだ作品の一部を壊した事になっちゃうのです。
出来ない部分は切られて仕方ないという姿勢で居るのは…良くないし、嫌…だ。
お客様にも、演出家の描いた世界を少しでも忠実に観て貰いたい。
それがやっぱり役者の仕事だと思うから。
それが作品への敬意であり、役者としてのマナーだと思うのです。自分が「こうやりたいから」「こういうのが良いから」で出るモノは芝居でも演技でも何でもないんだよね。
「役」の事は「台本」に書いてあります。自分で勝手に想像するものは、内容や範囲にもよるけどただの二次創作です。そりゃパロディの同人誌だ。
……今回のお話も、手前味噌ですが凄く良いです。
いつも素敵なお話を創って演じさせてくれる主宰には感謝してもし足りないし、現実でも主宰には幸せになって欲しいです。
私たちは芝居の完成度を上げる事でしか恩を返せません。
そしてそれがお客様の満足度にも繋がると思うのです。
私は、どれだけ今年の最後にお芝居でみんなに恩返しが出来るだろう…
帰りに劇団員の神流武流ちゃんと主宰と客演の野尻恵多くんの4人で稽古場近くのラーメン屋でご飯を食べて帰りました。
なんか…おいしかったんだけど、気分的なことであんまり味しなかったよー(苦笑)
家へ帰って、役者って、芝居って…いろいろ考えてたら涙がとまんなくて、この芝居をちゃんと成功させないと、絶対だめだと誓いなおしました。
私まだ、役者としての覚悟が甘いみたいです…。
ヒトの事、言ってられんなぁ…。
今日の稽古でセリフ切られたりした訳じゃないけどね。人のフリみて何とやらです。
もっともっと、シビアなものなんだよね芝居って。
だからこそ、観に来てくれた人の心が動いてくれるんだって思うから。
帰りが遅いとゴキゲンナナメの姫です。芝居中は許してね
頑張るよ…だってあたし、頑張るしかないから…
ちょーごーきん江戸日記
の役者紹介16で、櫻井と櫻井の役が紹介されてますぜひぜひ合わせてご覧になってみて下さい