こんにちはニコニコ

 

クリスマスも終わって、

とうとう、2017年もラスト周回へくるくる

皆さん、お変わりありませんか。

 

今日は、少し前から「声が出にくい〜」

とボヤいていたダンナちゃんの手術で

朝から、ムスメと付き添いをしてきました。

 

いつもは全員、やりたいようにしていながら

こうして、誰かの手術のたびに

少しだけ、3人の歩調が揃う

家族っていうのもね……アセアセ

 

 

ちなみに、病名は、声帯ポリープです。

声帯ポリープなんて

まるで歌手みたいですけど、

喉を使う仕事ってわけでもないんですよ。

 

 

たぶん、おしゃべりのせいだな……。

 

関西弁混じりの彼のおしゃべりは

興にのると、涙が出るほど可笑しいんですが

なにも、ポリープができるほど

しゃべらなくても……笑い泣き

 

 

さて、今朝、病院の日帰り手術センターに着くと

全身麻酔の準備に入った旦那ちゃんをそこに残して

ムスメとわたしは早々に、家族待ち合い室に

追い払われてしまいました。

 

そこは、カラオケボックスみたいな感じの小部屋。

終わったら、インターホンで

連絡してくれるそうです。

ここにマイクがあれば、

まんま、カラオケボックスですわねカラオケ

 

新入社員として忙しい1年をすごしたムスメも

取りそびれていた夏のリフレッシュ休暇が

残っていたようで

今日は一日、会社を休んでリラックスモード。

 

当然、わたしたちのトークも

あっちこっちに飛んだり跳ねたり音符

 

 

でもって、やっぱり、

病院は違えど、状況は酷似しているわけなので、

ムスメとしては前回

「もう一人の家族」の手術を待ってた時のことを

思い出しちゃったようで……

 

「もう一人の家族」って、わたしのことですが爆笑

 

 

昨年の10月5日、

肺がんを疑われたわたしが

手術室に入ってから、ほぼ2時間後。

 

家族待ち合い室でペチャクチャおしゃべりしていた

ムスメと旦那ちゃんのところに、

S先生がやってきて「説明室に来てください」と

いったのだそうです。

 

その部屋で、まさかの

「開けてビックリ胸膜播種」を告げられて、

ムスメはこの世の終わりを感じたのだそう汗

 

 

病状の説明が終わり、

最後に旦那ちゃんがわたしのステージを聞くと、

S先生は、口ごもりながら

「4の最初のほうです」と。

 

その後、ICUでの短い対面の後、

わたしを残して自宅に帰る電車の中で

ふたりは静かに涙を流したのだそう……

 

そんな話を、今日、はじめて聞きました。

 

 

ムスメの話は、まだ続き……

 

手術の翌日から初の北米(アメリカ〜メキシコ)への

旅行の予定が入っていたムスメは

(そのくらい、わたしも家族も

わたしの手術を楽観的にとらえていたわけですね)

今後の身の処し方がわからずに、

翌朝、S先生に電話を掛けたのだそうです。

 

彼女が、その朝の電話で、

「これから1ヵ月ほどアメリカにいっても、

大丈夫ですか?」と聞き、

先生が「大丈夫ですよ」

と答えてくれたことは知っていました。

 

 

でも、今日、彼女から聞かされたのは

少し、別のニュアンスの話でした。

 

実際は、ムスメは先生に

「母の余命はどのくらいですか?」

と聞いたのだそうです。

 

余命によっては

旅行の予定をとりやめなければと

考えたのでしょう。

 

「何もしなければ、半年から1年」

と、S先生が答えたことを

今日、はじめて知りました。

 

余命なんか、口にしない。

そこがS先生らしいところ

って、勝手に思いこんでいたわたしには

ちょっと意外な話でした。

 

つねに希望を感じさせてくれる

ふだんのS先生の姿勢からは、

あまり“ラベリング”をしたくない感じが

伝わってきていたからです。

 

わたしがそういうと、

ムスメは

「S先生は、わたしが聞いたから

答えてくれただけで、

聞かなければ、いわなかったと思うよ

ステージだって、パパが聞いたから答えたけど

聞かなければいわなかったと思う」

といいました。

 

そうかもしれませんね。

本当のことはわかりませんウインク

 

 

それにしても、

電話でわたしの余命を聞かなければならなかった

その時のムスメは、さぞかしキツかったでしょうね。

 

 

悲しみを抱えながらも

彼女は、明るくアメリカアメリカ〜メキシコ太陽での

すべての予定を全うして、1ヵ月後に日本に帰国。

 

すっかり弱っているに違いないと

想像していたわたしが

食生活の改善やウォーキングの実践を通して、

まるで別の人に変わり始めていたことに

心底、驚いたのだそうです。

 

 

いやぁ〜

このような話を聞かされると

それはたいへんだったわね〜

患者の家族と比べたら

患者本人の方がずっと楽よね〜

などと、つくづく思ってしまいましたキョロキョロ

 

 

ちなみに、

旦那ちゃんの声帯ポリープは

(組織検査には出されましたが)

明らかに良性ですね!というのが

執刀医の先生からの、家族への説明でした。

 

こんな明るい説明を聞くことができた

わたしのクジは当たりクジうずまき

 

ムスメと旦那ちゃんには、

思いっきりはずれクジを

引かせちゃいましたね〜もやもや

(ごめん!ムスメと旦那!)

 

そんなことを考えながら、

1年前の家族待ち合い室を

バーチャル体験した

ポリープ手術の1日でした。

 

 

その後、呼ばれて快復室にいってみると

麻酔が切れた旦那ちゃんは

まだしゃべっちゃダメだっていうのに

ナースさんと楽しいおしゃべりの真っ最中

 

こらこら、

またポリープ、できちゃうわよ〜おばけくん

 

 

 
{DAEBD7D8-9838-49B3-B087-FAE061901190}

 

 

どことなく気ぜわしい年末ですが、

皆さん、穏やかにおすごしくださいイエローハーツ

 

 

次はあの人のブログから、元気をもらっちゃおう

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村